今週のエールは今日で一旦終了。
今期の朝ドラから毎週の放送は月曜から金曜まで。
明日と明後日の放送が休みになる。
さて祐一君の才能がどうやら周りみんなにも賞賛されることに。
この春から担任になった藤堂先生の果たすところがとても大きい。
そんな中、実家の呉服屋喜多一はかつてない不況の影響を受けて経営の危機に瀕する。
ちょうど第一次世界大戦の後の不景気の頃。
確か世界恐慌とか起こった頃だよね。
しかしそういった世の中の事情とは裏腹に祐一君の音楽家としての才能は開花し始める。
目次
藤堂先生の指摘


藤堂先生と言うよりは森山直太郎。
音楽に関係したキャラがぴったりはまっているね。
黒板に書きとめた北原白秋の詩に付けた曲が、なんとも祐一君の類まれなる才能の証明になった。
そのことをどうしても両親に報告したくてわざわざ喜多一までやってきたのだ。
そしてお父さんお母さんの前で蓄音機を発見。
このアイテムで音楽に接したことが何よりも才能の開花につながったのだとお父さんたちを絶賛する。
すばらしい買い物でした😍
褒められて悪い気はしないお父さんとお母さん。
しかし、この後経営する呉服屋は資金繰りの悪化に伴って四苦八苦することに。
喜多一は借金しなければいけない
老舗呉服屋喜多一の4代目お父さん。
はっきり言って経営者として有能には見えない。
今まで培ってきた様々な業績によって、たまたま今 店を継続しているに過ぎないようだ。
今、店が存続できるかどうかの瀬戸際になった時にあちこちに借金をしようと頑張ってはみるが。
残念ながらどこも相手にはしてくれない。
仕方なくお母さんの実家に資金援助を頼もうとするのだが。
その時にお母さんから厳しい現実を聞かされてしまう。
息子2人のうちのどちらかを養子に差し出せと
寝耳に水のお父さんにとって、とても受け入れられる話では無いのだが、お母さんにしてみれば以前から言われ続けてきたことを、やっと告白することができて胸を撫で下ろしたに違いない。
さてこの呉服屋さん 存続できるかどうかと瀬戸際にいるのだが。
来週その結果が語られるはず。
学校では人気者


学校では作曲の才能が花開いて一躍人気者になった祐一君。
みんなからちやほやされ始めて、今までとは全く違った待遇に本人も知らず知らず有頂天になりつつある。
友達の佐藤君がこっそりと忠告してくれる。
急に人気者になったから、ひがみやっかみでいじめがあるかも。
その心配はまさに現実となったのだ。
実はちょうどお父さんから当時人気の妹尾楽譜から大切な楽譜を買ってもらった。
その楽譜を追いかけ回された挙句に破られようとしたのだ。
必死で抵抗する祐一君。
いじめっ子2人相手なので力では到底叶うはずもないのだが、自分の1番大切に思っているものを目の前で怪我されるのだけはどうしても認められない。
初めて自分の腹から声を出してやめろ!と叫ぶ
その時に助け舟が現れるのだ。
それはガキ大将の村木鉄男君。
以前に祐一君に学校でふにゃふにゃしていたらぶっとばすと言った彼。
今回助けてくれたのは、初めて腹から本気で声を出していたから。
実は、このあと彼は作詞家としてデビューするのだ。
子供の頃、ガキ大将でしかも家の手伝いで魚の行商をやっていたとは到底思えない変身ぶり。
また、時々ひょっこり顔を出す佐藤君も後に歌手としてデビューする。
この幼なじみ3人が後に福島3人組と呼ばれる音楽家トリオに。
妹尾楽譜


竹久夢二の絵を表紙に掲げていたこちらの楽譜は当時でも高級品として知られていた。
音楽家にとってはとても当たり前のことなのだがなににもまして大切なのは楽譜。
もちろん演奏家は自分の演奏する楽器を大切にするわけだし、声楽家は自分自身の喉をいたわる。
なかなか世の中には知れていないことだが、これらの商売道具と全く同等に大切なものが楽譜になる。
以前特集番組で見たのだが当時のソ連から亡命したピアニストブーニン。
彼は西側に移住してから最初に行ったのは楽譜屋さんに行って楽譜を買うことだった。
身1つで亡命したので楽器も楽譜も何もないのだ。
彼らが大切にするのは、そういった音楽のもとになる記録をしてある媒体。
今でも音楽の専門店に行けば必ず楽譜の専門コーナーが設けられているはず。
私も修学旅行で東京まで来たときに友達と銀座の山野楽器に訪れて吹奏楽用の楽譜を何点か購入したことが。
あの時はアルフレッドリードの作品を(題名サスカチュワンの山々)購入したと思った。
確かあの当時で3000円から5000円位で買えたと思ったのだが。
他にも、楽譜のコーナーには楽器の教則本のようなものも置いてあったと思う。
大正時代のこの時期もちょうどこういったアイテムが売り出され始めた頃だと思う。
後の福島3人組


実はこの当時の幼なじみ3人組は物語の設定は多少脚色してはあるが、後に日本の音楽会にその名を知られることになる。



作曲家 古関裕而
作詞家 野村俊夫
歌手 伊藤久雄
この3人がモデルとなっている。
それぞれに有名な業績があって、私など特にイヨマンテの夜を歌った伊藤久男がかなり有名だと認識。
私が子供の頃は周りの大人たちがみんなこの曲を歌った気がする。
実はこの曲かなりの難曲でシロートが付け焼き刃で挑んでも簡単に歌えるシロモノではない。
ちなみに作曲が古関裕而。
かなりかっこいい曲なので、やってみたい気持ちがよくわかる。
しかしエールの中ではエピソードがまだ始まったばかり。
物語の中で重要な役割を果たす後に奥さんとなる関内音の話も来週から。
どんなふうに展開していくのか。