さて、いよいよ作曲家としての古山祐一君が生まれるためのエピソードが。
小学校5年生になって、クラス替えもあって、
幸運なことに担任になったのはあの藤堂先生。
そして、同級生の佐藤久志君も。
さらにいじめっ子たちも同じクラスになってしまったが。
この藤堂先生が音楽教育にとても熱心。
この当時、童謡が初めて世の中に出始めた頃。
授業にも取り入れてみんなで歌うことに。
そんな中で藤堂先生から宿題が。
北原白秋の詩に作曲してみよう
目次
作曲への挑戦
エールの主人公祐一君にとっては真っ先に描かれなければならないのはやっぱり藤堂先生。
この先生が音楽への道筋をつけてくれたわけだから。
そして家では新し物好きのお父さんが用意していた蓄音機。
この存在も音楽の道を選ぶためには必須のアイテムだったかも。
音楽の道を選ぶためには必須のアイテムだったかも。
そんな中小学校5年生になった祐一君に最初の課題としていきなり作曲が言い渡された。
全く未経験の者にとっては謎だらけの世界。
しかし藤堂先生は言うのだ。
誰だって鼻歌ぐらい歌うだろう?
そんな感覚でやってみれば必ずできるはず
そして後で親友となる久志君のコメントも大変な後押しになる。
西洋音楽に触れる機会があるんだから君なら作曲ぐらい訳なくできるよと。
なかなか気持ちがまとまらないまま時間が過ぎていく。
第二ナレーションの大人になった久志君が絶妙で説明を入れてくる。
子供の祐一君と大人の久志君のやりとりすら演出されていたね。
福島とお母さんの実家川俣
この頃の祐一君の実家は呉服屋さんで商売をやっていてそれなりに繁盛していたようだ。
お母さんの実家が福島から汽車で1時間ほどの距離にある川端。
どうやらここへもちょくちょく行くような設定になっている。
実家は権藤家と言って銀行業を始めとしてたくさんの事業を展開している資産家。
さりげなくだが、こちらの権藤家は跡取りのいないことが問題になっているようだ。
今日の放送で既に祐一君のお母さんマサさんに2人の息子のうち1人を養子に差し出せと。
この辺の内情が祐一君の未来に重い足かせとなってかぶさってくる。
そして、大人同士の会話の中では結構えぐい内容が飛び交っていたね。
祐一君は後で作曲家になるために自分の家や故郷を全て捨てなければいけなかったのだが、それだけ覚悟を必要とする厳しい事情が最初の頃から描かれていたわけだ。
川俣の教会で音ちゃんと出会う
愛知県の豊橋出身の未来の奥さん関内音ちゃんが川俣まで来ていたのだ。
そして教会で、讃美歌を歌っていたんだよね。
ここで運命の出会いを果たすのだが、しかしこの後のエピソードをよく知っているので、祐一君がん運命の人としっかり自覚していたわけではない。
彼は後になってから、結構別な恋をしていたりしたので。
しかし、きれいなもの、美しいものには素早く反応するあたり、まだ少年のうちから結構お盛ん。
初作曲
祐一君の作曲方法は最初から才能あふれるものに見て取れた。
この年で誰かに作曲法を習ったわけではない。
小山田耕三の作曲法入門の本を読んで独学で勉強していた。
そしてある程度道筋をつけた後、さらに思いを巡らせてイメージを膨らませる。
それは自分が美しいと感じたり、いとおしいと感じたものが対象になるようだ
すると突然、曲が降ってくる。
その降ってきた曲を楽譜に書きとめていくのだ。
彼の作曲方法はこの最初の作曲からそのようなことが行われていたようだ。
天才的なひらめきと言える。
とりあえず、第1週の放送となるのは明日で終わりになるだろう。
第5話になると思うので。
しかし、再放送で一体何度この物語を見ていることになるのかな。
多分1話あたり3回以上5回未満ぐらいは見ている可能性が。