バナナマン日村くんの1週間の振り返りを見て、あの音楽大好きな祐一君が音楽をあきらめるとどうなるのか?
もともと、音楽以外にはほぼ取り柄のなかった彼。
いろんなエピソードがあって思ったよりはずっと盛りだくさんな1週間。
ちなみに後半から描かれた銀行員のときの設定は昭和3年。
実は、私の両親の生まれた頃の時代だね。
目次
喜多一から養子に出される
実家の喜多一のお父さんは息子にはとっても理解のある良いお父さんなんだけれど、商売の実力はと言うとイマイチかも。
自分でも認めているようだけど簡単に人を信じてしまう。
人としてはそんなに悪い資質ではないと思うけれど、商売をやる人にはちょっと欠点だろうな。
この時代、かなりの不況だったのでこんなお粗末なことではとても商売なんか続かないと思うけど、喜多一には有力な支援者だ。
それがお母さんの実家権藤家。
ここのおじさんの茂兵衛さんは気難しいけれど、最後には手を差し伸べてくれる。
ただし条件がつくんだよね。
2人いる息子のうちのどちらかを養子として差し出してくれと。
後のなくなったお父さんは、なくなく祐一君に因果を含めて権藤家に養子に出すのだ。
祐一君も家族の為を思って音楽を諦める決心をして養子に出向く。
最後のコンサート
この頃大流行りだったハーモニカ。
地元の有名なハーモニカクラブに所属していた祐一君。
定期的に演奏会を開催できるほどの実力。
そこで、このときの演奏会でオリジナルの曲を披露したいとの事になった。
その時に作曲してみないかと声をかけられるのだ。
苦労をして書き上げた最初の作曲。
しかし演奏会で曲を披露するときにはすでに養子の話は終わっていた。
演奏会が終わると同時に、自分はこのハーモニカクラブを辞めることを皆に告げて去っていくしかなかったのだ。
ほんのわずかな時間だけれど、断腸の思いで音楽をあきらめる祐一君の様子が描かれていたね。
お父さんが何とか元気付けようとあきらめるな!と声をかけるものの、全く聞く耳を持たない祐一君。
そんないきさつがあった後でついに川俣銀行、つまり近藤家に養子に。
やっぱり権藤家に養子に
いざ養子に行って川俣銀行に就職してみたところ、仕事は思いのほかヒマ。
毎日さしたる仕事をすることもなく時々は居眠り何かをしつつ、日がな一日椅子に座って、時間が過ぎるのをやり過ごす。
たまに子供のお使い程度の用事を言いつけられる。
そんな中で降ってわいたのが同じ銀行職員の仲間から、男女の出会いについての手ほどきを受けることに。
ダンスホールに行って新しい出会いを見つける。
思いがけないきっかけでダンスホールナンバーワンの踊り子と出会うことに。
その彼女と親しくなるために様々なことを行員仲間から伝授されるのだが。
筋書きを作ったってそんなにうまくいくわけないのにね。
それに教えてくれる人たちもはっきり言って、面白がってる方が先だっているし。
作戦はうまくいかなかったようで。
初恋大作戦から来週へ続く
実はナンバーワン踊り子の志津ちゃんは小学校の頃の幼なじみとめちゃん!
彼女曰く、私はすぐに祐一君と気がついたのにあなたは私を見ても全く気がつかなかったね。
私は今、実家が倒産したので踊り子で日銭を稼いで必死で暮らしているの。
それに比べればあなたはかつては作曲家、
今は銀行家。
そんな偉そうな身分など絶対に許さない。
いっつもヘラヘラしてるけど、周りの事なんかまるで気がついていない!
あんたのような奴は大嫌い!
わざとあんたに近づいて仕返しをしてやろうと思った!
さて、こうして祐一君の初恋ははかなく残念賞。
しかし、かつての友達にもまた会うことになったよね。
彼は子供の頃祐一君に励まされた言葉を信じて今でもがんばって詩を書いている。
今のふがいない祐一君を激しく叱責する。
俺が詩を書いて、お前が曲を作る。
その歌をみんなが歌ってくれる。
そんな夢を語ってくれてはみたが、祐一君は虚しく苦笑いするだけ。
さて今週はこんな感じで終わったけれど、来週からはいよいよ音ちゃんが物語に本格的に登場してくる。
祐一君とのエピソードも準備されているようだ。
音ちゃんは、例の双浦環に影響を受けて歌手になる夢を持っていたよね。
さて、エールの物語はここから始まると思った方が良いのかも。
今までのはあくまでも物語全体の予告編。
音楽を通してこれから2人は出会うことが描かれる。
そして意気投合して2人で音楽の道を目指すのだ。
最後の形はなんとなく見えるけれど、途中経過は様々な紆余曲折がありそうだ。
それから、音楽家としての活動を始めてからは様々な人との出会いも描かれる。
ネタバレになるけれど、この間亡くなった志村けんも登場する。
役どころは日本を代表する著名な作曲家として。
いずれ顔を見せると思うので今から楽しみ。