くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

麒麟がくるまで 心配ご無用 今日の振り返りは秀吉😅

 

大河ドラマ秀吉が放送されていたのは1996年。

主役を竹中直人

信長が渡哲也

明智光秀を村上弘明

他にも著名な役者たちがたくさん出演。

振り返りでご本人の竹中直人が出演していたが、そのコメントは驚くべき内容だったね。

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流行語大賞にもノミネートされたくらい有名なセリフだった

目次

ご本人が語る撮影裏話

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撮影中はとにかくハイテンションで通す

主役の竹中直人は撮影スタッフやディレクター等とも綿密な打ち合わせをしたのだが、今までの歴史に基づいた大河ドラマではなく、とにかく見て面白いもの、かつてないくらい破天荒なものを作ろうと。

史実に基づけば、もっと控えめなストーリー展開もあったらしいが、その都度現れるシーンは、物語として面白いかどうかが優先されるとのことで。

とにかく秀吉は主君織田信長ラブで、全編通そうと言うことになったらしい。

それに対して相手役の明智光秀は、謀反人のイメージを払拭して、もっとヒューマンな人間的な真面目な一面を前面に出していこうと話し合われたらしい。

今放送中の麒麟がくるでも明智光秀はどちらかと言えば、常識的な義理人情等を持ち合わせた思慮深い人間として描かれている。

これは俳優本人が今日の放送の中で裏話として語っていたこと。

秀吉のハイテンションに対してライバル光秀が対照的に描かれるように、配慮していたようだ。

はっきり言って史実に反しても物語重視

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当時の撮影中のひとこま

物語で紹介されていたシーンではいたるところで秀吉のことを猿、猿!と呼んでいたが、

実際はそうではなかったようだ。

信長は秀吉のことをはげネズミと呼んでいたし、周りの友人たちは下の名前で読んでいたはず。

このときの放送は、すでに25年も経っているので、記憶の中にも少し薄いのだが、テレビで何度か見た感想では、実際にはこんな事はありえないよな、と思うシーンも多々あったような気が。

全体としては、登場人物それぞれの感情をあらわにした絡みのシーンが印象的だったような気がする。

特に秀吉の弟豊臣秀長を演じていた、高島政伸などが印象に残る

またおねを演じていた沢口靖子はちょうど30歳の頃で美しさに磨きがかかっていたなと。

ちなみに竹中直人も村上弘明とも、39歳だった。

描かれた世界観

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本能寺の変での織田信長

物語は立身出世物語と言って良いだろう。

泥のついた大根を丸かじりするようなシーンから始まったこの物語は後に大閤秀吉と呼ばれる天下人になるまでを描く。

後で有名になったゴシップとしては、ふんどし1つで出演していた竹中直人は撮影した出来上がった映像をチェックしてみたところ、陰部がうっかり映ってしまったとのことだが、演技の出来上がりを大切にしたNHKは一切隠すことなくそのまま放送したと聞いている。

確かにそんな際どいシーンは思い出すとあったかも。

ここだとは断定できないが、ほとんどヌードに等しいようなシーンがずいぶんあったような気がする。

まとめ

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晩年は天下人になるのだが、出発はふんどし1丁の農民

竹中直人は最初に撮影に入るときの打ち合わせで、みんなで確認しあったのだそう。

とにかくでたらめな大河にしようと。

そういったことがまかり通るような時代だったのかも。

今は思いのほか歴史的な考察がしっかりしていて最新の研究結果がきちんと反映されることも多い。

現在もまだ新しい事実が発見されつつあるので。

ドラマとして、どれだけアピールできるかをこれほどまで追求した大河も他にはなかったかも。

面白さを優先するとの事だが、俳優たちの自由自在な演技が光る内容のドラマだったと。

今日の放送の最後で竹中直人曰く

もう一度晩年の秀吉を演じてみたいなと。

確かに、もう一度見てみたい気がする。