再放送のエールも今週はすでに4週目になる。
楽しみなのは解説の副音声だが、そろそろ今日あたりから2人も本格的に出会って心の内側とかもきちんと表現しなければならないと。
そこで俳優たちの演技力などに注目してみようかなと改めて考えてみる。
今日の注目はなんといっても二階堂ふみ扮する音ちゃん。
演技のほどやいかに。
目次
祐一君 豊橋に突然押し掛ける
ものぐさで優柔不断な祐一が何故かこの時ばかりは素早い行動に。
音ちゃんを訪ねてわざわざ福島から豊橋までやってきたのだ。
しかし、はじめてのご対面がこんなはちゃめちゃな状況とはね。
音ちゃんと姉の吟ちゃんがアジフライの取り合いをしている最中。
これは小学生レベルの喧嘩なんだけど。
突然の出会いを演出するには最適だったかなと。
だってね、祐一君も音ちゃんも恋愛に関してはほとんど初心者に少し毛が生えた程度。
祐一君は例のダンスホールでの手痛い経験が終わったばかりなもので。
アポも何もなしで突然訪れたなら、関内家も戸惑うばかり。
何を突然言い出すのかと思ったら、自分の音楽活動にどうしても音ちゃんの存在が必要とのことでしばらく居させてくださいと。
単刀直入!
だけど、傍若無人!
音楽が絡むとここまで直球勝負を挑めるんだね。
普段の生活から気持ちが一変音ちゃん
最後の手紙で音ちゃんは別れを切り出していた。
自分は祐一君にはふさわしくない、足かせになる存在なんだと。
でもいざ会ってみると、一途に自分に思いを寄せる祐一君をいとおしく、また頼もしくさえ感じている。
心の中では断らなければいけないと言い聞かせつつも、
会って一緒の時間を過ごすうちに、自分の大好きを抑え切れない。
結論から言えば、2人とも運命の人なので、彼らの気持ちとは全く別なところで引きつけ合うように出来上がっているんだよね。
それにしてもね、二階堂ふみが心の中に葛藤を抱きつつ、自分の好きな気持ちを必死で押し殺しながら感情表現をする。
今日の注目のイチオシは二階堂ふみのはにかんだ表情。
なるほど実力派女優の面目躍如。
確か彼女はまだ25歳位だったよね。
この若さでこれだけの表現が可能だなんて、みんなが主役として使いたがるのも納得。
今回は演技のほかに歌の特別レッスンも加わっていたので大変だったことには違いなさそうだ。
福島では大変なことに
福島では祐一君が行方不明になったことで一騒動持ち上がっていた。
喜多一に怒鳴り込んでくる茂兵衛叔父さん。
そしてなんとお父さん三郎を言葉でけなしてしまう。
ついかっとなるお父さんだが、つかみかかってみたところが茂兵衛叔父さんに返り討ちに。
しかし、こういった緊急事態の中で三郎お父さんはハタと思いつく。
祐一はあそこだ!
それはかつて見せてもらったラブレターの中にあった文通相手の住所。
祐一君が今1番信頼を置いていて、情熱を傾けられる交際相手。
音ちゃんのところに行ったに違いない。
こうして物語は明日へ続くとなるのだが、なんといってもミュージックティーチャー御手洗の絶妙なナレーションが物語にテンポを醸し出す。
関内家では突然のお客さんで、みんなドキドキしていて足元が定まらない。
しかしその都度セリフで自分たちの気持ちをいちいち述べていたのでは物語的にめんどくさいだけ。
そこでミュージックティーチャー御手洗の絶妙なナレーションが状況説明をする。
こうするとね、再放送と言いながらも結構楽しめたりするので。
祐一と音
豊橋市内を思い出をたどりながら案内する音ちゃん。
こうして2人だけの時間を過ごせばお互いより親密になっていく。
何よりも祐一君が自分を必要としてくれていること。
そして面裏のない正直な気持ちを素直に伝えてくれる。
音ちゃんは別れなければと思う気持ちはいつの間にかどこかへ。
結局この2人はこのときの時間がより結びつきを強くして、やがては一緒になるのだ。
モデルとなった古関さん夫婦はもっと簡単に一緒になったみたいだけれど。
いかにも大正時代のロマンあふれるいでたち。
かなり若いなとは思うけれど、2人の表情から確固たる意志が感じられませんか?
歴史に残る2人なので、記念すべき出発点なのかもね。
さてエールはモデルの2人とは裏腹に少し紆余曲折を織り交ぜてエピソードが作られている。