傑作なナレーションが今週から。
御手洗清太郎(古川雄大)
彼のキャラクターは本編の物語の中でも強烈だったけれど、そのイメージをそのまま副音声で解説すると、さらにまた物語は深掘りできるのかも。
今日からはいよいよ祐一君と音ちゃんの出会いが本格的に語られるように。
ストーリーはいちど見て知っているので、最初の感動ほどではないが副音声が加わることによってまた別なものとして感じられる。
目次
古川雄大の役作り
御手洗清太郎を演じている古川雄大は佐藤久志を演じている山崎育三郎と同じ事務所で先輩後輩の関係とのこと。
山崎育三郎が先輩で古川雄大は後輩になる。
古河が、あさイチに出演していたときのことが思い出されるが、先輩をずいぶん立てていた。
さて今回のエールでは音楽関係の舞台で活躍している俳優たちが多数出演。
エールの主題歌を出演者たちで歌っているYouTube画像がある。
[みんなでエール] みんなで星影のエール | 出演者が歌い継ぐ | NHK
登場人物たちがそのままの姿で歌っている。
この試みはとても素晴らしいなと。
エールに登場している出演者たちは普段テレビではあまり見かけない顔。
主に舞台で活躍しているミュージカル俳優や、歌手たちなので。
しかし歌のうまさはそれぞれ定評がある。
聞いてみたら一目瞭然なので、全く疑う余地もない。
主役たちはもともとが俳優なので、歌唱の特訓をして撮影に臨んでいるようだ。
特に柴崎コウと二階堂ふみはかなり頑張っていると聞いた。
本編の物語ってどうなってたかな?
今ならばLINEかメールってことになるだろうが、この時代は文通華やかなりし頃。
モデルとなった古関裕而さんと金子さんもかなりの数の手紙のやりとりをしたらしいのだ。
こういった手紙がそのまま残っているところが、歴史を感じる。
手紙の中に赤いインクで描かれた♡がなんともほのぼの。
権藤家と喜多一と
祐一君のお父さんが茂兵衛叔父さんに話をして何とか留学を許可してもらえるようにお願いはしてみたが。
全く取り付くシマなし
確かにそんな雰囲気ではなさそう。
まだ、養子が本格的に決まったわけではないので、これからきちんと縁組の手続きを済ませてお披露目をするとの事。
なるほどそういったレベルなのかと。
しかし、祐一君は思いのほか冷めてるよね。
もともと音楽家になろうとして今回のコンクールに出展したわけではないので。
彼にしてみれば音楽ときちんと決別するためのケジメをつけようとした。
そういった気持ちのこともあって、留学へ自分の気持ちが傾いたとしても、それが叶えられるとは考えていないみたい。
物語の中では三郎お父さんが自分自身の責任だと感じてずいぶん悩んでいる様子が描かれていた。
そして、弟の浩二君。
もうこの頃から兄祐一君を見下すような雰囲気が。
もし祐一君が留学するようなことになってしまえば、喜多一は倒産の憂き目に。
祐一と音
音楽と決別すると言っておきながら祐一君は音ちゃんが自分の音楽に興味を持ってくれたこと、また、自分と同じ音楽を志す音ちゃんのことが好きになってしまったようだ。
モデルの古関さん夫婦もわずかな時間で意気投合して結婚しているのだ。
エールではモデルと同じような描かれ方にはならないね。
祐一君にとってはこれから音楽家として立っていくだけの厳しい試練が待ち構える。
しかしミュージックティーチャー御手洗のナレーションは絶妙としか言いようがない。
わざわざ役を作って演じて見せるのだが、この解説を聞くだけでも再放送の値打ちがあると言うもの。