YouTubeをネットサーフィンしていたら、かつて憧れたアイドルたちに遭遇。
およそ半世紀以上も前の話。
当時もビートルズの人気は凄まじいものがあったけれど、そのかげで女性のアイドルシンガーも何人かいたと思うが、その中で特に私の記憶に残っていた数人。
実は人数をはっきりさせないのは記憶をたぐってまだ他にも発見できる可能性があると思ったので。
最初に見つけたのはヴィッキー。
それは、若い頃の歌唱と還暦を過ぎてからの歌唱が全く変わらなかったことに驚愕したから。
そこから調べて行ってたどり着いたのがジリオーラチンクエティー。
そういえばこの頃はカンツォーネとシャンソンが大流行りだった。
目次
ヴィッキーレアンドロス
このプロフィール写真はどうやら還暦を過ぎた頃のもののようだ。
彼女を初めて知ったのは私が18歳になる直前くらいだったから1971年頃 。
あの時彼女はポール・モーリアの恋は水色をシャンソンで歌ったと思う。
Vicky - L'amour Est Bleu - ESC 1967
実はこの映像に関してリアルタイムでは見ていない。
最近YouTubeで発見したもの。18歳の彼女。
実は彼女はギリシャ生まれなので、フランス語は母国語ではないが、聞くところによると6カ国語を自在に操るらしい。
驚愕なのは次の映像を見て欲しいのだ。
Vicky Leandros - L'amour est bleu - Fernsehgarten 15-5-2016
日付にある通りこれは4年前の映像。
およそ半世紀前のものと比べて欲しい。
18歳と67歳の彼女。
私はほとんど変わらないと感じた。
わざわざ記憶をたぐってブログにアップしようと思ったのがこちらの音源。
そのぐらい感動した。
長く歌手として活躍した後、母国ギリシャで政治家としても活躍したようだ。
文化とか芸術関係の振興に尽くしたと聞いている。
そういえばギリシャではメリナメルクール女史が長く文化大臣を務めていた。
そういえばこの国は経済の悪化で長く苦しい時期が続いていたんだよね。
今はどうなっているのだろうか。
コロナ禍で大変な目に合っているとも聞いているが。
ヴィッキーは私の時代では間違いなくアイドルだった。
ほとんどはフランス語中心に歌っていたがドイツ語のものもあるようだ。
今ではYouTubeで簡単に検索できるので、時代が経ったなと納得することしきり。
ジリオーラチンクエティー
彼女を初めて知ったのも高校生の頃。
まだ10代とおぼしきイタリアの少女が音楽祭で優勝をさらったと聞いてどんな人なんだろうと、見たところが大変な美人。
ヨーロッパのお嬢様ってこんな感じなんだと勝手に妄想を膨らませた記憶が (汗)
彼女の歌声を聞いたときに真っ先に感じたのはとても聞きやすい声だったこと。
決してテクニックを駆使して歌っているわけではないが、この美貌と相まって説得力は大変なものだったなと。
ジリオラ・チンクエッティ Non ho l'eta 夢みる想い 1964
こちら17歳の彼女。
歌っている衣装が普通にセーターなところがなんとも時代を感じる。
彼女はヨーロッパのみならず日本で大人気になった歌手。
私もレコードを1枚買った記憶がある。
それがこちら。
「愛は限りなく Dio come ti amo 」ジリオラ・チンクエッティGiliola Cinquetti
実はこの映像はリアルタイムでは見ていない。
今、わかったことだがどうやらこの中の映像は今で言うところのプロモーションビデオ。
歌に合わせて撮影されたもののようだ。
彼女が映画とかに出演した話は聞かないので、わざわざプロモーションとして撮影するぐらいで、当時の人気ぶりがうかがえると言うもの。
90年代に入ってからも日本に来て歌声を披露している。
どれか1つピックアップしてアップしようかとも思ったが、YouTubeを検索してもらったほうがはるかに分かりやすいと思ったので、おそらく最も古いと思われるものをピックアップ。
今振り返ってみると、チンクエティーもヴィッキーも多分その姿かたちで人気を博したのではと勝手に想像する。
あの当時はこういった女性のパフォーマンスをより新鮮に受け入れたと思う。
メリーホプキン
彼女の歌と言えば代名詞になっているのが悲しき天使
この歌は大勢の人にリメイクされて知らない人がいないくらい有名な曲。
実はこのメリーホプキンはビートルズのアップルレーベルからデビューしているのだ。
そしてあのポールマッカートニーがプロデュースしたことでも有名。
彼女の音源も簡単に探すことができる。
当時の歌っている様子も出ているので、こちらの映像が1番わかりやすいのかも。
日本語訳もついているので、あの当時意味もわからず聞いていた歌が納得できると言うもの。
ちなみにこの曲のオリジナルは古い民謡だと聞いている。
ビートルズは結構古い曲何かをイメージに演奏したりしていたので、ポールマッカートニーの目のつけどころがさすがだなと感心もする。
メロディーもさることながら歌詞の内容を聞いてみるとちょっと切ないものが。
今の私が聞くのに最も適した曲ではと勝手に想像する。
あの頃は怖いものなんてなかった。
この歌のテーマはそういった内容になる。
今、老齢期に入った私は、正直なことを言えば周りは怖いものだらけ。
ジタバタしてもしょうがないので、とりあえずはタカを括ってはいるが、いつ死んだっておかしくはない年齢になった。
こういった昔を懐かしむ行為は自分の年齢を思い知らされる。
つい10年くらい前までは、過去を振り返る自分が嫌でたまらない時期があった。
自分が常に前を向いて前のめりに生きるんだとイキがってはいたが、もうこの年になるとなんとなくのんびりぼんやりが性にあってくる。
変わらないなと思うのは、半世紀以上も前に聞いたものをもう一度聞き直して見ても感動だけは変わらないんだなってこと。
なるほど、人生はそう捨てたもんじゃない。