千代ちゃんと一平君は家庭劇の解散をめぐって大喧嘩。
絶対にやめたくない千代ちゃん。
この辺が潮時だとやめざるを得ないことを受け入れようとする一平君。
お互い意地と意地とのぶつかり合い。
結局家庭劇はそのまま解散せざるをえない状況に。
1人残った千代ちゃんは何のあてもないまま稽古場を雑巾がけして、次にやるべきことを考えていた。
目次
鶴亀家庭劇 捨てたもんやあらへん
1人稽古場でたたずんでいる千代ちゃんの元に戻ってきたのは寛治君。
僕もここに残ることにする!
なんとも頼もしい限りで、千代ちゃんと2人だけの稽古が始まったところ。
最初に帰ってきてくれたのはルリ子さん。
彼女の登場の仕方はあのえもいわれぬカメラ目線。
いかにも大阪らしい喜劇タッチの描き方。
彼女は父親に感動されたとお断りを入れてこちらに戻ってくると表明。
そうしているうちに次々とメンバーが集まりだして、結局最後にやってきたのが千之助兄貴。
みんなが集まったところで、これからどうするかを思案。
芝居をやるためにはまず場所が必要とのことで。
どうやら男子のメンバーたちは場所探しで道頓堀界隈をあちこちめぐってみたようだが。
さすがに鶴亀の縄張りらしく全てが抑えられていてとても入り込める余地はなかったようだ。
場所を見つけなければ芝居のやりようもないので、みんなが考え込み始めたところ、一平君が遅れてやってくる。
芝居好き😅みんなほんまにアホやな🤣
実は寛治君が一平君と千代ちゃんが大喧嘩をしてかなり険悪な様子なことをみんなにばらしてしまう。
すかさず否定をして、
余計なことを言わんでもよろしいがな😤
そうしている中に一平君がふらりと現れる。
一同をぐるりと見ましたところ、結局元のメンバーが全員集まっているではないか。
みんな、ほんまにアホやな
わしもやけど🤣
実は一平君は芝居ができる場所を探してあちこち走り回っていた。
そして見つけたのが京都の朱雀劇場(すざくげきじょう)
ここを1日だけ抑えることができたらしい。
これで無事公演場所もできて、鶴亀家庭劇の再出発となったのだ。
千之助兄貴の発案で皆で祝杯をあげることに。
物語の中ではこの辺のやりとりもいかにも大阪の喜劇らしく随所で笑いが取れるように配慮されていたね。
千代ちゃんの挨拶が長いことにかこつけて、
あんまり長いと小山田のおっちゃんの寿命が来てまうで🤣
こういったギャグは大阪ならではだね。
記念すべき日はこうして講演の日を迎えることに。
菊とシズ
道頓堀の岡安で福富のお菊さんとおシズさんが何の気なしに2人揃っている
お菊さんはどうしても伝えたいことがあったようだ。
もう一度岡安を復活させたいのなら、絶対に生き延びなあかん。
その一言だけを伝えるためにわざわざやってきた。
実はこの物語の3月10日には東京大空襲があっておよそ10万人にも及ぶ人たちが亡くなっている。
街の噂では、次は大阪の番だとみんな戦々恐々。
そしてその噂は正夢となってしまう。
おシズさんはカメさんにすぐに家族を連れて疎開するように命令を出す。
きたるべき事態に備えてみんな生き抜く必要があるのだ。
次の運命を暗示するかのような物語の設定。
おちょやんの核心となる部分が今週来週で描かれていく。
そして大阪大空襲
こちらの写真はおそらく明日の予告編で少し紹介される可能性が。
失礼を承知でNHKのサイトから拝借させていただいた。
ある意味ネタバレ情報かもしれない。
大阪大空襲のすぐ後のことが描かれる。
今日の放送の最後の方で大阪大空襲があって道頓堀も焼け野原になったと報告されていた。
実は、来週になればどんな状況かはつぶさにわかるのだが、とりあえず厳しい現実が待っていることが何となく想像されるよね。
この時代はなんとしても生き延びることこそが至上命令だった。
生きていればこその人生。
そして生き残った者たちは自分たちが感得した使命を全力で果たそうとする。
おちょやんはそんな先輩たちの生き様の物語でもある。