くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

おかえりモネ1週間振り返り 若者たちが向かう未来

 

9月に入ったので「おかえりモネ」は残すところ2ヶ月分の放送となる。

物語はいよいよ核心部分に入っていく感が強くなった。

東京で気象予報士として活躍するモネの下には、故郷気仙沼から幼なじみたちが集まることになる。

そのきっかけとなった事件が幼なじみ亮ちんの家の問題。

彼の家は、母親が行方不明になり新造船を失った父親が自暴自棄になって立ち直れないでいた。

そんな家のために一肌脱いで頑張っていたのが亮ちんだったが、ここへきてついに疲労困憊。

モネを頼って単身上京することに。

お互いせつない胸の内を抱えながら再会したが、物語はその時のそれぞれの心が緻密に丁寧に詳しく語られる。

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モネと菅波先生 やっぱりこの2人は恋仲に😍

目次

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亮ちんとみーちゃんとモネ

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みんなモネを頼って東京へ

それぞれが上京した理由は別々。

みーちゃんは母親からの指令で姉の彼氏をしっかりと見定めてこいと。

ここまではまだほのぼのムード。

しかし、気仙沼では亮ちんの家で思いがけない事態が進んでいた。

それは父新次が妻であり、亮ちんの母親美波さんの死亡届に押印するようにせかされていた。

事件はここから始まっていた。

大荒れに荒れた父親を見て、頑張ってきた亮ちんはついに辛抱の糸が切れる。

何もかも投げ出したいと、そしてモネにだけはこの気持ちをわかってほしいとそのために単身上京した。

実はこのやりとりに激しく反応したのがみーちゃん。

姉は思った以上に冷静で、それでいて周りみんなが持ち上げる。

みーちゃんは亮ちんに恋している切ない裏事情がある。

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モネをライバル視するみーちゃん

物語はこの辺の事情が驚くほど丁寧に切なく描かれる。

とにかく、セリフだけではない、表情とかさりげない仕草とかで心を表現する。

これは脚本家がそのように設定しているのだろう。

何よりも感じるのは役者たちのハイレベルな演技。

主役のみならず出演者たち全員が驚くほど違和感なく複雑な心情をあからさまに表現できている。

朝ドラは、おかえりモネの前にあぐりが放送されているが、どうしても比較しちゃうよね。

物語の面白さはどちらも共通だと感じるが、奥行きの点で、(それは当然脚本家の持ち味でもあるわけだが)、全く違ったものを感じる。

大震災から立ち直るためには

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苦しみは親子で共通

大震災で心に傷を負った人たちは若者たちにとどまらない。

被災した人全てがなにがしかの影響を受ける。

この物語では亮ちんの家が1番つらく苦しい経験をさせられているような。

亮ちんは昔からモネにだけは心を許していて大切な連絡等は全てモネにだけするようなクセが。

亮ちんに恋しているみーちゃんはそのことがしゃくにさわって仕方がない。

なんでお姉ちゃんなの?

お姉ちゃんばっかり…ずるい😭

亮ちんと姉とのやりとりを見ていても、姉に対してはどうしてもライバル心がふつふつ。

亮ちんはモネに1時でいいからこの苦しみを受け止めてくれと。

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わかってんでしょ😓

しかし、モネが応える事はなかった。

激情に駆られて行動しても、それはお互いのためにならないことを本能的に察知したから。

亮ちんの力になってあげたい

でも、それで救われる?

やんわりと、でもきっぱりと拒絶するのだ。

物語ではそのことをみーちゃんが影でしっかりと聞いているという。

その先ではみーちゃんがモネに言う。

お姉ちゃんは正しいけど冷たいよ😔

このセリフを言ったときのみーちゃんの演技は格別。

蒔田彩珠が脇役でいながら、驚くほどの実力者であることをまざまざと見せつけたような気がする。

彼女のせつない胸の内がセリフ外でひしひしと伝わってきたもの。

みーちゃんの決意

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姉に嫉妬しながらも自分なりに頑張っていくことを決意

自分自身の恋心と、嫉妬心に駆られてつい菅波先生に八つ当たりしてしまう。

姉を不当に陥れようとするみーちゃんにすーちゃんがたしなめる。

物語では描かれないけれど、モネの幼なじみたちのつながりについて先生に詳しく語ることになるのだ。

ここでもうまい設定だなと思ったのは、

みーちゃんの話しかけたことに菅波先生が決してうろたえたりしなかったこと。

思い詰めたみーちゃんの裏事情や、表情から仕草から読み取ったに違いないのだ。

みーちゃんは姉に対してライバル心を持ち続けることになる。

自分が進むべき道をきっちりと歩むこと

亮ちんへの恋心を抱きつつ彼を守ると。

告げられたモネは妹の気持ちをしっかりと受け止める。

菅波先生のとった行動

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モネの痛みをわかるようになりたい

菅波先生はモネに恋している自分にとうとう正直になれそう。

わざわざそのために告白しに来てくれる。

彼にとってかけがえのない存在のモネが心に痛みを感じていることを承知している。

あなたの心の痛みを僕は理解できない

でも、その痛みをわかるようになりたい

偽らざる気持ちで告白する。

そして自分自身が大学病院を辞めて、登米の診療所の仕事に専念することを告げるのだ。

2人は、東京と登米で遠距離恋愛の形になってしまう。

モネはそのことに思わず反応。

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先生と離れたくない😭

お互いが控えめに告白しあった瞬間。

ネットではおめでとうの書き込みがあちこちに。

 

私も、この朝ドラの大ファンだけど、私以上の人たちが山ほどいることを改めて知らされた。

でも、それはそれで嬉しいよね。

来週の予告編では‼️

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登米の先生の住居の合鍵を預かるみたい

来週はいよいよ2人が接近する物語が描かれる。

どうやら、合鍵を渡されるよね。

と同時にウェザーエクスパーツでは莉子ちゃんに何か重要なことが起こるような雰囲気も。

テレビの報道の事だから、様々な裏事情があるから。

そういったことも含めて、物語はいよいよ佳境に。