沖縄から上京して無事料理人になることができた暢子。
しかし、物語はそんなにたやすく済むことではなかった。
持ち前の好奇心行動力を総動員して料理人修行に励む暢子だったが、やがてオーナー房子のやり方に不満をぶつけるように。
そしてこともあろうに挑んだペペロンチーノ対決で見事に敗北。
オーナーには条件付きで雇ってもらえることに。
その条件はオーナーの命令には絶対服従することなど、暢子が今後フォンターナで働くためにはどうしても学ばなければならない重大なことばかり。
暢子は料理のセンス、熱意、そしてやる気。
どれをとっても申し分ないところは良かったが、残念な欠点が1つ。
それはあまりにも品格がないこと。
沖縄にいる時は料理当番で勉強などそっちのけで家族の料理を作ることに勤しんでいた。
もちろん新聞など読むこともなかったわけで、常識的なこともまるで苦手。
フォンターナは東京でも有数のイタリアンレストラン。
お客さんも著名人が多く、スタッフにも相応の教養や知識が必要と思われた。
フォンターナのオーナーは暢子に対して一旦はレストランをクビにして新聞社勤務を命じた。
物語は新聞社での暢子の奮闘ぶり、そして沖縄でも様々なことが。
ほとんど2元中継のような形で、ストーリー展開。
目次
オーナー房子の指令
例えばお客さんから食べ物についての詳しい説明を求められても暢子は“とてもおいしい”くらいしか言葉にならない。
お客さんとのやりとりを見守る房子にとって、暢子の無教養さは頭の痛いところ。
このままでは店の格式に大いに関わってくる。
そこで出た指令がフォンターナを一旦クビにする。
そしてオーナーの知り合いの新聞社に雑用係りとしてアルバイトをしてくること。
別名ボーヤさん修行。
そこで周りからしっかりと認められるような仕事ができるようになれば、レストランに復帰することを許すと言うもの。
ものにならなければクビ。
一見普通に思えた指令だが、暢子には何もかもが畑違い。
そして言葉遣いから電話の取り方からあらゆる面で学ぶことがてんこ盛り。
少なくとも1週間2週間頑張った程度ではとても追いつくレベルじゃない。
ここから厳しい日々が続くことになる。
暢子のボーヤさん修行
一口に雑用係といってもやる事は広範囲。
様々な書類の整理から、お弁当の手配や、お茶くみその他際限なく言いつけられる。
そんな中、編集長の田良島から様々な仕事を依頼されつつ、新聞の読み方など、社会人として身に付けるべき基本的な部分をしっかりと指導される。
実はこちらの編集長とフォンターナのオーナーは懇意な仲。
特に外国イタリアなどの世情にはフォンターナの房子の豊富な知識はブレーンと呼ぶにふさわしいもの。
東洋新聞にとってもなくてはならない存在の房子。
実はその彼女がたってのお願いとのことで暢子の教育係にこちらの編集長を選んだような。
再会 青柳和彦
東洋新聞で10年ぶりに再会を果たす暢子と和彦。
学芸部の新聞記者として、世の中で働き始めている。
彼の近況報告では、お父さんはすでに亡くなったとのこと。
大学で民族学の教授をしていた史彦さんだよね。
和彦は暢子とは沖縄時代に一緒に過ごしたことのある幼なじみみたいなもの。
その彼と一緒に新しく仕事をすることになった。
しかし、駆け出しの新聞記者、そうそううまく仕事がはかどるわけではない。
せっかくの取材記事も編集長やフォンターナのオーナーの計らいで何とかこなせるレベル。
しかも最初の取材に見事に失敗して、取材をし直すときには条件付きの仕事も。
この物語では大勢の人たちが力を合わせるのが1つのポリシーになっている。
みんなの協力で何とか目的を達成できる和彦。
実は、このときの暢子の頑張りが編集長にも認められていた。
物語はペペロンチーノやピザマルゲリータなどイタリア料理が大事なアイテムとして取り扱われる。
料理人の物語なのでその辺はかなりユニークかも。
沖縄では良子ねーねーや歌子に‼️
今週の沖縄のエピソードでとても大きく扱われたのは良子ねーねーの出産。
女の赤ちゃんを産むことになる
晴海ちゃん。
この子が生まれたことで暢子も歌子もおばさんになった。
さらには歌子のエピソードも詳しく。
高校卒業後の進路に悩んでいた歌子は歌手デビューを夢見てオーディションに参加。
最終選考まで頑張れたが、残念ながらいつもの持病でオーディションの最中に卒倒。
歌の実力は申し分ないものとされたが、結果は残念ながら失格。
しかし、歌子は未来に向けて頑張ることをみんなに誓う。
物語の中で1週間の所々に登場していたのが賢秀。
千葉の養豚場で無事に働いていると思ったが、相変わらずの一攫千金狙い。
せっかくの職場を放棄して、またふらりと旅に出てしまう。
ちむどんどんでは唯一のダメ男枠。
演じる竜星涼の名演技が光る。
彼が上手に演技するからネットでは彼に対する非難が相当な盛り上がり。
別の見方をすれば役者冥利に尽きると言うもの。
いずれまた物語の中で賑わいを見せるはず。
彼がいるからこそ成り立つ物語でもあるわけで。
フォンターナへ復帰
無事新聞社でボーヤさん修行を終えることができた。
再びフォンターナに戻った暢子は今までとは違った存在。
相当な勉強したであろう彼女の知識は料理人としても申し分のないもの。
暢子は来週の予告編ではまたさらなる試練にさらされそう。