くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

虎に翼 大切なのは歩み寄り

昨日からの流れを受けて、ハイキングの後日談が描かれることに。

崖から転落した花岡はおよそ1週間の入院。

右腕を骨折、そして体中のねん挫と打撲。

大事をとっての事だったらしい。

入院した当初花岡は寅子を恨む気持ちがピークに。

訴訟も辞さないほどの怒り様だったが同級生轟の厳しい指摘で我に帰る。

物語の展開は、登場人物たちそれぞれの思惑を絶妙に絡ませながら次々と新しい展開に崩れ込む作り。

話題になっていた大庭梅子は家庭の裏事情が明らかになった後も普段と変わらず、むしろ逆に明るくなったような雰囲気。

梅子曰く、事実なんだから繕っても仕方がないんだそうな。

そして丁寧に時間をかけて描かれたのは花岡が梅子に謝罪するシーン。

実はそこには影にこっそり隠れて轟と寅子が柱の影に。

物語展開のてきぱき感は流れからそれぞれのメンバーたちの気持ちの推移を描いて見ているものに納得させる作り。

画面を見ることで登場人物たちの心にどんな変化があるのかを察する必要があって、よそ見する事は許されない。

さらに、物語の中で匂わせたのは寅子と花岡の恋バナ。

成就するかどうかは別として、花岡は寅子に恋心を抱いているようななんとも微笑ましいエピソード。

そして、物語の最後で描かれたのは寅子の父親直言が贈賄容疑で逮捕されると言う衝撃の展開。

今週の主な展開が結論を迎える前に、次々と新たなエピソードが書き加わる。

ハイキングオフショット みんな楽しそう😍

目次

花岡と轟

轟って本当はいいやつだね😭

病院に見舞いに行った轟と花岡の会話。

轟は新しく入ってきた女性たちが好きになってしまったと告白。

これは誰かに恋愛感情を抱いたと言うことではなさそう。

女性たちの漢らしさ。

漢と書いてオトコと読ませていたところが何とも心にくい演出。

轟は花岡が入学以来徐々に男っぷりが下がっていることを指摘。

花岡は本来男気のある青年だったのかもしれない。

轟は花岡のそんなところを友達として気に入っていたんだろう。

オフショット 退院の時、花岡にビンタを見舞った轟

花岡は他の仲間たちに合わせて女性を蔑視するような発言も仕方なくしていたと語っていたね。

本当は物事をきちんと受け止められる真面目な青年だったんだろう。

大庭梅子と花岡

優しいね 梅子さん

轟に諭されて考え方を改めた花岡は、梅子に謝罪。

ここでのやりとりも見応え充分

梅子は夫や長男から厳しい仕打ちを受けているにもかかわらず優しさの塊のような。

謝罪する花岡に対して、逆に慰め褒めていた。

うちの息子(長男)よりずっと立派ですと。

涙ぐむ花岡がとても好印象。

役者とは言え、うまいなと思う。

花岡がどんなふうに思っているか胸の内が手に取るように伝わってくるではないか。

梅子の三男光三郎 典型的なお母さんっ子

セリフとして映像には上がっていないけど、物語の流れから登場人物それぞれがどんなふうに感じているのかが手に取るようにわかるような作り。

注意深く画面を見ていないと見落とし厳禁なのは言うまでもない。

花岡と寅子

花岡君って寅子のことが好きなのかな?😅🤣

花岡が怪我をしたことで、どうしても気まずい寅子は謝罪のチャンスを伺っていた。

しかし、もともと男性と直接関わることがあまり得意ではない彼女は何度も試みては引き下がることが続いていたようだ。

入院していたのが1週間だけだからおそらく数回は訪ねたような。

初めて退院後の花岡と会話することで、まず謝罪を。

花岡は思いがけず感情を高ぶらせる。

謝られたら勉強に集中できない。

ますます寅子のことが気になってしまう。

遠回しな言い方だけど、これはある意味恋愛の告白とも受け取れる。

鈍感な寅子でも少し考えて事情を飲み込むことができたようだ。

嬉しさが隠しきれない。

歩いていてもスキップしてしまう。

ハイキング直前 この時初めて洋装になったような気がする

物語は展開が意外と入り組んでいるように見えて、実はベタな作り。

誰が誰をどんなふうに好きになるかってことなので、ひねりはいささかも必要がない。

思いがけない展開

真面目なお父さんのはず ありえない展開😱

物語の最後の方で描かれたのはまさかの家宅捜査令状の提示。

なんとお父さんは贈賄で収監されていると言う。

あのお父さんに限ってありえないことだと思いつつ、これはどんなことなんだろうかと考えあぐねてしまう。

寅子は専門家だから令状の意味を理解しているだろうね

裁判所が発行しているので、確か逆らえないと思ったな。

逮捕令状などと意味は同じなので効力は絶対なはず。

これは歴史的にも残っている帝人事件を描いているような。

もちろん名前その他一切変えてきてるとは思うけど。

この時代このような汚職事件があった事は歴史的事実で政治家に至るまでたくさんの逮捕者が出たことで知られる。

銀行員の1部もお金の出し入れに関わる様々な業務に携わっていたことで逮捕者が出たと聞いた。

寅子の父直言は確か銀行の課長ぐらいだったと思ったね。

物語の中で最近食欲がないような描かれ方をしていたから命令されて何かきわどい仕事をやらされていたような可能性もある。

物語の中ではそれなりの時間をかけて丁寧に描かないと、短い時間で素通りするだけではあまりに唐突すぎて事件の様子が伝わってこない可能性も。

明日が今週のエピソードの最終話になるので、どんなことなのか全容がはっきりしてくると思う。