物語は、ストーリーのほぼ全てがなにわバードマンのメンバーについて。
いよいよ記録を目指すための「スワン号」の製作が佳境に入る。
居酒屋で親睦のための飲み会が開かれていたが、パイロットの由良冬子は全く食事をとっていないばかりか飲み物もどうやら水。
聞けば、記録のための飛行に合わせて体をさらに引き絞り減量中とのこと。
なにわバードマンが描かれる頃から、彼女のストイックさは特筆された。
大学のサークルとは言え、それぞれ気心の知れた仲間たち。
人力飛行機「スワン号」の制作過程も物語の中で丁寧に描かれる。
機体の外側を被っているのは、発泡スチロールから切り出したかなり華奢なもの。
厚さ30センチほどの巨大な発泡スチロールの塊から人力で削り出して作る。
手作業なので、当然のことながら上手い下手があるような。
舞は手先が器用なこともあって、周りから褒められるほどの腕前。
子供の頃から絵を描いたり、何かを作ることにかけて秀でた才能が。
今日の物語の中で、由良冬子が自分が人力飛行機にかける夢を語っていた。
それは、アメリカ人女性パイロット『アメリア・イアハート』の伝記に触発されたものだった。
舞も今まで友達とは飛行機談義に花を咲かせることがなかったが、ここへきてどうやら友達と楽しく会話することも出来るように。
目次
なにわバードマン
若い男女が集まるグループなので、ありがちな恋バナも物語の中で若干は紹介されていたが、現在進行形と言うことではなかったみたい。
居酒屋で数人のグループでまとまって酒を酌み交わす。
舞は未成年とのことでアルコールは禁止。
オレンジジュースで乾杯していたね。
こういった集まりでは、今はどうだかわからないが、昔は結構パワハラとかモラハラみたいなことがあったんだよね。
それは酒の飲めない後輩が先輩に無理矢理飲まされるみたいな。
酒の席でのことなので、割と大目に見られていたかもしれないが、酒癖の悪い人は、その後周りから白い目で見られることも。
無礼講と言いながらも、そんな掛け声を鵜呑みにして好き勝手なことをやっていると、後でひどい目にあったりもする。
物語の中で描かれた部員たちの様子は、朝ドラらしく健全なものだったと思う。
由良冬子とアメリアイアハート
舞が気になる存在として描かれているのが女性パイロット由良冬子。
彼女がなぜ、人力飛行機に関わるようになったかが紹介されていた。
彼女の話によると、最初は野球をやっていたが、周りの男の子たちが体が大きくなって、体力的にパワーアップするようになると、小柄な自分の渾身のボールも簡単に打ち返されてしまうように。
そんな時、女性パイロットの伝記を読んだんだそう。
それから憧れて飛行機に関わるようになったらしい。
こちらの女性は、調べてみると、かなりの有名人で映画にもなった。
ヒラリー・スワンク主演で作られた映画だが、私もかつて見たことがある
由良は将来的には飛行機のパイロットを目指しているような。
女性なので、体格は男子よりは明らかに軽い。
人力飛行となれば、軽量なことが最も求められるので、その点ではうってつけかもしれない。
由良冬子は自分が果たすべき役割をしっかりと理解している。
さらに、舞の飛行機へのスタンスも聞いて、納得していた様子。
楽しさを追求していることに対して、何よりもそれが1番だと。
何かをやるにあたって、辛く苦しいことを長期間続けようとしても、どうしても無理がある。
楽しくときめくことが真っ先に来ないと何をやるにしてもうまくいかないんだろうと思う。
スワン号
テレビで、人力飛行機の飛ぶ姿は何度も見たことがあるけど、とにかく弱い機体なんだよね。
何かの衝撃で簡単に壊れてしまう。
琵琶湖で大会が開かれるけど、水面に落ちた機体はほとんどの場合粉々に壊れていたと思う。
スワン号を作る様子も描かれていた。
すべては、手作業で発泡スチロールから掘り出していく。
発泡スチロールを使った型作りは車を作る場合も同じように用いられていると思う。
人力飛行機なので、プロペラを回さねばならないが、その動力が人間の足踏みと言うことに。
ロマンは感じるけど、それなりにお金もかかるし、マニアの世界なんだろうなと。
試験飛行
準備をしていざ試験飛行が始まる。
機体は見事に浮かび上がったが、今日の物語の最後では確か墜落してたよね。
左のほうに旋回しつつ、地面に激突したときの音がしっかり聞こえたけど。
さらに左の翼の先端が折れてしまっていたようにも。
実は今日のエピソードは、ここまでで明日決着がつくことになるんだが。
果たしてパイロットは無事だったのかなとか考えちゃうよね。
今週のエピソードが明日決着つくことに。
念願の記録を求めての飛行まであとわずか。