1週間締めくくりとなったエピソードは、この物語の中で最も感動的な内容だったかも。
夢に向かって努力を重ねれば、
仲間の力が結集してやがて夢は叶う。
あまりにベタな形而上学だけど、ここまで見せつけられれば、思わず納得するし、感動するし。
由良がトレーナーとして、つきっきりで訓練してくれたおかげで舞はパイロットとして少しずつ完成する。
物語の中で、直接的に描かれはしなかったけれど、ダイエットも無事目的を達成して、目標とされた180w60分間もクリアできたんだろう。
それにしても、物語を見ていて、驚いたのは主役を演じている福原遥の運動パフォーマンス。
おそらく、スタントマンなど一切使わず、本人が全て演じているんだろうと思う。
すばらしい内容で、特にロードバイクをこぐ時の颯爽と風を切る様子など真に迫っていた。
また、所々に人力飛行機の具体的なアイテムの説明などがあって、物語は信憑性をより高めていた。
様々なテストを経て、いよいよ試験飛行に望む舞。
来週はいよいよ琵琶湖上空を飛ぶときの様子も描かれるに違いない。
誰もが思わず、応援せずにはいられない感動の物語。
目次
由良先輩と舞
この物語は本当によくできていると感心する場面がこの辺。
物語で語られるスワン号の本来のパイロットは由良。
しかし、彼女は、テスト飛行の時にトラブルに巻き込まれ大怪我を追って、パイロットを離脱せざるを得なかった。
舞がパイロットに抜擢されたのにはそれなりの理由が。
もちろん、舞自身のひたむきで前向きな性格など舞らしいパイロットの資質も。
何よりもはっきりした目的意識は、ここへきてパイロットに最適だと周りのみんなを納得させている。
しかし、人力飛行機のパイロットとしては、あまりに未経験な部分が多すぎた。
目標とされる数字を設定はされたものの、そこに到達するための様々な過程は全て暗中模索で行っていたのだ。
松葉杖をついた由良がそんな舞のサポートに回ってくれたことで、パイロットとしてのポテンシャルは大きく飛躍を遂げることに。
特に、普段行っているトレーニングが、実際に空を飛んだときに、どんなふうに役立つかなんて経験したものから聞くのが論より証拠。
舞のモチベーションはいやがおうでも高まっていく。
撮影中の連帯感がよく見てとれる。
スワン号の仕上がり
スワン号は試験飛行に向けての様々なテストをクリアする。
ペダルをこいで、プロペラを回したときの様子。
尾翼のフラップの可動具合。
すべてのチェックポイントそつなくこなして、後は空に浮かんだときの様子を確認するばかり。
ここまで来た感じでは申し分なく仕上がっているような感じ。
さて、いざコクピットでペダルをこいだ舞は言いようのない不安に駆られる。
実際に空を飛ぶ飛行機と地面に固定されたマシーンでは、感覚が違うのは当然だけど、舞はあまりの差に思わず、顔が引きつってしまう。
しかし、こんなときのために由良がいるんだろう。
飛行機は、固定されてペダルをこいだ時はびっくりするほど重く感じてしまう。
しかし、動き出せば軽くなるし、空に浮かんだ後はペダルをこいでいることすら忘れてしまうよと。
このアドバイスは、空を飛んだ者にしか語ることができない。
そして、経験したことを聞かされた舞が一番安心できるのはこの辺。
空を飛ぶことへの大きな期待が膨らむ。
岩倉家
父浩太の会社はいよいよ株式会社として再出発。
順調に大きくなって、若い社員たちも多数。
さらには、ホームページも出来上がって、申し分ない順調な運営が続く。
母めぐみはそんな夫が頼もしくて仕方がない。
舞の記録飛行や会社の運営など、当初は夢物語だったことが着々と形になりつつあるのだ。
舞いあがれのポリシーがここへきて遺憾なく発揮されているかもしれない。
子供の頃の舞を演じた浅田芭路も成長する様子を遺憾なく表現できていた。
今回の福原遥も成長する様子が存分に描かれている。
さて、物語の中で、一風変わった存在なのが兄悠人。
演じている横山裕がかなり若く見えて、とても41歳には思えない。
岩倉家のこれからも大いに興味が湧くところ。
家族それぞれがどんなふうに空を飛ぶことに関わっていくんだろうか。
試験飛行
いよいよ試験飛行。
舞が操縦するスワン号は仲間たちの応援を受けて、ふわりと宙に舞う。
目を輝かせる舞。
その後は来週の予告編に流れ込むような感じだったね。
どうやらこの試験飛行は無事に終了するようだ。
今週冒頭から何度も言われていたけど、このような試験飛行が複数回行われて、パイロットや機体の信頼度、安定度が把握されるようだ。
パイロットとしての舞も存分に経験を積むことができる。
そして、予告編によれば、いよいよ来週は琵琶湖上空を飛ぶ😭