人力飛行機のパイロットへの挑戦がいよいよ開始。
舞は自分自身がスワン号のパイロットを務めたいと宣言。
先週後半からの流れで、舞の葛藤が描かれていた。
尊敬する由良先輩が試験飛行でアクシデントに見舞われて大怪我を追ってしまう事態に。
壊れたスワン号をめぐってメンバーたちの苦悩が描かれていた。
意見は分かれる。
スワン号を修理して、もう一度新記録を目指すための計画を実行すること。
すでに、残された時間から考えて計画実行は不可能なので断念するべきとの2つの意見。
大多数のメンバーは夢を捨てきれなかった。
設計者の刈谷だけが計画の無謀さを実感していたのかもしれない。
彼は最後まで危険な計画には加担できないと。
そんな中、周りのメンバーたちの思いを感じ取っていた舞。
特に、由良先輩との会話の中で自分がパイロットになるのはどうかと質問してみる。
プレッシャーさえ受け止められるのなら『やったらえぇ』
舞はなにわバードマンの代表を務める鶴田にパイロットやらせてほしいと進言。
物語はそこから舞がトレーニングを始めるまでの様子が描かれる。
目次
舞の決意
舞が最初に打ち明けたのはやっぱりお母さんのめぐみ
周りにいて、子供の頃からいつも自分のことを見守ってくれていた。
母親に打ち明けてみたところ、快く了承してくれた。
舞はパイロットをこなすことが大変なことを知り抜いていた。
尊敬する先輩があれだけ苦労しながら取り組んでいたことを自分が受け継ぐとなれば、どれだけの苦労が必要になるのか。
しかし、舞の願いはゆるぎないもの。
スワン号を飛ばせてみたい🙏
ほとんど祈るような気持ちだったんだろう。
一度心に決めたときの舞はまっしぐらに突き進む。
しかし、乗り越えなければならない課題はとても大きい。
ギリギリの設計で作られたスワン号。
機体の設計もさることながら、
パイロットには相応の体力と技術が求められることになる。
夢実現のために必要なこと
残された時間は2ヶ月。
その中で目標とされる体力を身に付ける必要が。
普通に考えて厳しいのはもありありだよね。
トレーニング用のロードバイクを久留美ちゃんに付き添ってもらって見にいく。
700,000円を超える超高級品から一万円を超える程度の廉価版まで。
舞が選んだのは128,000円ののお値ごろ品。
さらには、ベースになる体力は是が非でもクリアしなければならない。
その上で、初めて機体をコントロールする技術が生きてくる。
仲間の応援
舞がパイロットを志願したときに、責任者の鶴田は即答を避けた。
周りの仲間に相談してみること、何よりも由良の意見が聞きたいと思ったようだ。
大変な事は、周りのメンバー皆が承知していた。
クリアしなければならないことが山ほどある中で、パイロットをきちんと決めて機体を復活させること。
物語の中では、多数決で決める様子が描かれていたね。
真っ先に賛成してくれたのが空先輩。
舞がパイロットを志願したことによって、1度はバラバラになりかけたなにわバードマンは再び仲間が集まってきた。
誰もが考える事はスワン号が空を飛ぶ姿を見てみたいってこと。
トレーニング
トレーニングの目標値が具体的な数字で説明されると、物語はがぜん信憑性を増してくる。
トレーニングマシーンに座った舞に説明する鶴田。
由良は210ワットを1時間半こぎ続けるつもりでいた。
これがどんな数字なのかを身をもって体験する舞。
舞の現在の実力では、3分が限界。
これが一体どのくらいの目標か調べてみたところ。
男性で1日あたりの平均は116ワットとあった。
当然、寝ているときはもっと少なくなるだろうし、フルパワーで体を酷使した時は400とか500ワット位になるのかもしれない。
しかし、示された210ワットの壁は驚くほど高いと思われた。
210ワットの脚力は坂道をスイスイ昇るだけの力が必要らしい。
それを継続的に求められるってのはやはり尋常じゃない。
心意気
舞の提案に即答を避けた鶴田。
相談したのは怪我をした由良冬子。
体力的なことを考えれば自転車部あたり相談してみようと。
しかし、由良はすぐに否定。
スワン号を飛ばすことができるのは岩倉しかいない。
由良はスワン号を作る苦労を知らないものには機体を飛ばせることができないと。
できるとすれば岩倉以外にはいないと。
ここで舞のパイロットが決定。
しかし、設計者の刈谷は未だに反対する様子。
この一言は強烈だったね。
彼は、科学的な根拠最も大切にするタイプ。
記録飛行までに残された時間と、現在の状況を照らし合わせれば、どれだけの可能性があるのかおのずとわかるようだ。
さて、舞の人力飛行は、どんな結果が待ち受けているんだろう。