1週間盛りだくさんな内容で描かれた「舞いあがれ」。
大きく2つのイベントがあったと思う。
スワン号のパイロットとして舞はすべての準備が整い、試験飛行のあと、本番の記録飛行に臨む。
その結果は、2ヶ月前、まったくの素人から出発したパイロットにしてみれば、充分満足のできるものだったに違いない。
さらには、今週はスワン号の後のエピソードも描かれることに。
それは、記録飛行が終わった後、なにわバードマンは先輩たちが退部して、次の世代にバトタッチ。
当然のことながら、翌年のイカロスコンテストを目指すことに。
その時の最も重要なテーマ新しいパイロット選び。
舞は立候補こそすれ、再び選ばれる事は叶わなかった。
翌年の人力飛行機アイビス号のパイロットは、尊敬する先輩由良が選ばれることになる。
時間が経つにつれ、琵琶湖を飛んだ舞の経験は、自分の本当にやりたいことが何なのかを気づかせるきっかけとなる。
舞は子供の頃から空に憧れていた。
最初は飛行機を作りたいと思っていたが、スワン号の飛行を経験した後は、再び空を飛びたいと考えるように。
そのために彼女が次なる目標に設定したのは、旅客機のパイロットになること。
しかし、その目的を達成させるためには相応の努力と準備、さらには覚悟も求められた。
目次
試験飛行から本番の記録飛行に至るまで
準備期間が2ヶ月で、女性人力飛行機の世界記録15、44kmを越えたい。
しかも、担当するパイロットは素人。
普通に考えれば無謀な取り組みだが、なにわバードマンのメンバーたちは持てる力のすべてを結集して計画に打ち込むことになった。
大怪我をしたパイロット由良の代わりに、選ばれたのは舞。
短期間で達成しなければならない目標は驚くほど険しい道のり。
しかし、仲間の協力、結束力、そして熱意が困難なプロジェクトを成功に導く。
達成した記録は、10分間の飛行。
そして、距離15、4km。
2ヶ月前、まったくの素人だったパイロットにしては、上出来の結果だろう。
こうしてスワン号のプロジェクトは終了する。
なにわバードマン
なにわバードマンは先輩たちがいなくなっても、次の世代に確実に受け継がれる。
1番のポイントはパイロット選びになるだろう。
誰が機体を操縦するかで結果は大きく変わる。
パイロットは3人が立候補したようだ。
舞の思い 由良先輩
舞以上の能力を持っていた由良。
怪我さえしなければ、間違いなく彼女がスワン号を操縦していたはず。
舞はあくまでもピンチヒッターのはずだったが、記録飛行が終わった後、次のパイロットの選考会が行われたようだ。
選ばれたのは由良。
実力その他、申し分のない人選だったと言える。
舞にとって由良は先輩以上の関係かもしれない。
トレーニングの面倒を見てもらったことももちろんだが、様々なアドバイスを受けたことで、2人の関係にはかつてない信頼関係が。
由良がいたことで舞は空を飛ぶための次の目標設定ができたようだ。
それぞれの夏
舞いあがれの中で子供時代から描かれてきた。3人組。
主人公舞以外のメンバーたちにもそれぞれ苦しい事情が。
元ラグビー選手の父親がなかなか仕事が続けられない久留美ちゃん。
そして、仕事が全くうまくいっていない貴司君。
今週は、後半で舞以外の登場人物にも注目が集まった。
実は、来週の予告編にも絡むけど、貴司君は仕事のこと、自分の進路のことでいよいよ行き詰まってしまう。
貴司君のオアシスとも言うべき存在のデラシネ。
そこがなくなる事は、自分の居場所がなくなること。
予告編の中でも描かれていたが、貴司君は行方不明になるような。
次なる目標
旅客機のパイロットになるためには相応の準備が必要で、さらには女性の場合、驚くほど狭き門になる。
航空学校に入学すること、そして様々な試験に合格すること。
簡単な努力では、到底立ち向かえるものではない。
舞の場合、まず両親に話をして納得してもらう必要が。
並々ならぬ決意で両親に打ち明けた舞。
物語の説明では、主人公がパイロットを目指す物語になっているので、そういった流れがこれから登場する事はわかる。
問題になるのは途中経過だよね。
果たして舞の希望通りになるのかどうかはこの先のストーリーを見る以外に方法はなさそう。
そして、物語のこれから登場してくる様々なメンバーも既に発表はなされている。
過去のエピソードに登場していた人たちも皆、再び物語の中で描かれることになる。
来週以降、いよいよ本題となるエピソードが始まる。