舞いあがれの今週の脚本を担当したのは、桑原亮子さん。
先週は、佃良太さんで、彼は来週も担当するらしい。
今週終わったので、残りの2週間は2人の脚本家が物語を紡いでいくことになる。
とにかく、ここへきて驚くほど物語は加速しているのでは。
週の冒頭では舞たちに歩ちゃんが産まれ、そのまま物語は2年経過したような様子。
そして五島ではばんばが軽い脳梗塞とのことで、体に障害を負ってしまう。
舞いあがれは舞を主人公にした空を飛ぶことに憧れを持っていた女の子の物語。
途中、様々な紆余曲折を経て、ここまでやってきたストーリーは、今週様々な世代交代について深く考える内容となった。
舞たちの娘歩ちゃんは両親や祖父母たちの愛情いっぱいで育てられすくすくと育つ。
そして、五島のばんばは体に負った障害のせいで五島を離れざるをえなくなった。
最初、どうしても五島を離れたくないと言い張るばんば。
しかし、医者からの勧めや周りの人たちからの話では、ばんばを1人で暮らさせるのは無理があるとの意見。
祥子ばんば自身も、自分で1人頑張ることがどれだけ周りに迷惑をかけるかを考えると、心は揺れ動いていた。
物語は、様々なエピソードを取り入れながら、最後の結論に向かって、ひたすら突き進む。
目次
新しい家族
先週の最後では、赤ちゃんができたの報告で終了したと思う。
そして明けると、もう子供が生まれる直前。
お産のときの様子など、周りの人たちの反応を描くことで、どれだけ喜びに満ちたことなのかがよく伝わってきたね。
このときのセリフ
この子に会わしてくれてありがとう😭
この一言で、どれだけ喜びに満ちていたかがよくわかった。
そして、考えに浸る間もなく、物語は2年経過する。
保育園に通うようになった歩ちゃんは夫婦2人3脚で力を合わせて、子育て。
健やかに育っているような。
両親の実家が、お隣さん同士だから行き来もしやすい。
岩倉家 梅津家 望月家
実は、舞の兄悠人と久留美の恋人になるまでのいきさつが、物語の別なエピソードとして詳しく描かれていた。
誰もが想像した通り、この2人はそれとなく距離感が近く感じていた。
それはほかならぬ久留美の父佳晴と道子さんとのエピソードが結びつけた関係かも。
物語のサブストーリーとしては、申し分ない設定。
五島から東大阪へ
ばんばは脳梗塞の後遺症があって、どうしても左半身にしびれが残ってしまう。
医者の話によれば、船に乗る事はもちろん不可。
さらには、日常生活も誰か側にいることが望ましいとさとされる。
祥子ばんばは長く生きてきた人生の中で、人の迷惑になるような生き方や、誰かの助けをもらわなければならないことがどうしても苦痛に感じて仕方がない。
五島は亡き夫から引き継いだ大切な土地柄。
昔からの仲間もいるので、できることならここで余生を過ごしたいと考えるが、そこは娘のめぐみが納得できないと申し入れを。
めぐみは社長を後進に譲って、IWAKURAをリタイヤすることを考えていた。
自分の母親と一緒に暮らしたい。
それは理屈でなく、今どうしてもやりたいことだと心を込めて訴える。
娘や孫の並々ならぬ決意での申し入れに大阪行きを決意するばんば。
実は、残り僅かなストーリーの中に新たな登場人物もちらほら。
NHKでは、お馴染みの顔がここぞとばかりに登場してくる。ストーリーは驚くほど豪華に見えるかも。
テーマは翔ぶこと
物語の来週を描くのは、脚本家佃良太さん。
彼は専門用語を用いた脚本作りがたくみ。
図らずも、先週と来週の担当が彼になることで、桑原亮子さんと交代で執筆するような形になる。
刈谷先輩が取り組んでいたのは、空飛ぶ車を作ること。
それはドローンを使った運搬のための新しいアイテム。
実は、この辺のところは既に試験飛行まで終わっている。
物語の中で翼となっていたが、実際には翼と呼べるものが付いていない。
来週の予告編も出ていたが、様々なクリアすべき課題がありそうな雰囲気。
おそらく法律だってまだ完全には整備されていないはず。
農薬散布などのアイテムは既に今実用化されているが。
もう一つ、来週のエピソードで欠かせないのは貴司の歌人としての身上。
どうやらスランプに陥っているような描かれ方だった。
泣いても笑っても、あと10話分のストーリー。
既にネタバレ情報としてはその終わり方に至るまで全て把握できてはいるが、果たして見ている我々も納得できる終わり方になっているのかどうか、検証してみる必要が。