物語はいよいよ今日と明日だけになった。
明日すべての決着がつくと思っていたが、実際は今日結論がほぼ語られつくしたような気がする。
個人的に貴司がパリから帰ってこれるかどうか心配したが、それは取り越し苦労だったと思う。
エピソードの冒頭で貴司が舞と歩のもとに帰還。
ほっと胸を撫で下ろした瞬間でもある。
今日最も大切で注目すべき点は、
この物語の最終的な時代設定は2027年1月。
今から4年後の未来の様子が描かれる。
ABIKILUが渾身の力で作ったドローン機体は「かささぎ」と名付けられ、有人飛行が可能となっていたね。
物語は、余計な詮索など一切許さずに一気に結論まで突き進む。
そして、昨日のエピソードからは、7年経過した設定になっていたので、配置された俳優たちも、制作スタッフの粋な計らいが。
かつて子役で登場していた懐かしい顔が随所に見え隠れ。
チビ舞やチビ一太など、今現在の娘や息子の役で登場していた。
つまり、歩と進が主人公たちの2世として登場。
物語は淡々と描かれつつも、コロナ禍はどうやら無事終了して、安定した未来が築かれているような。
貴司の師匠とも言うべき八木のおっちゃんはパリの例のアパートで、貴司のエッセイを読みながら穏やかにくつろぐ様子も。
この物語の着地点がやっと明らかになった瞬間。
目次
ただいま おかえり😭
帰ってきたのが、日本は緊急事態宣言中でパリはロックダウン中とのことで、その中をなんとか頑張って帰還できたのは見事としか言いようがない。
パリのアパートでの撮影がクランクアップと聞いていたので、撮影の順序は必ずしも物語通りではなさそう。
今日のエピソードを見て、ほっと胸を撫で下ろした人も多かったのでは。
わずか15分だけど、物語は軽く7年も経過する。
ABIKILU
ABIKILUは刈谷のカリスマ性もあって、次々と大口の投資家たちが参入してくることになった。
舞の父浩太の仕事仲間だった荒金さんは今やABIKILUの制服を着てすっかり仲間に。
彼自身も浩太とともに空を飛ぶことに限りない憧れを抱き続けていた。
2020年、11月にははじめての有人飛行を成功させる。
この時、パイロットとして舞が大活躍したのは言うまでもない。
物語の中で、様々なテストを繰り返したとあった。
その時も舞が中心的な役割を果たしたようだ。
東大阪のものづくりの結集がABIKILUで表現。
試験飛行のときの様子の動画配信では、みんなそれぞれが自分が担当した部品をじっくり見たくてしょうがない。
別な話になるが、日本の“惑星探査機はやぶさ”が街工場の金属加工の技術の結集であることを知っている人は多いのでは
特に地球に帰還したときにカプセルを放出するが、そのカプセル製作の金属加工は、小さな町工場。
日本のものづくりの精神は東大阪だけに限らない。
IWAKURA
めぐみ社長は事実上引退することになる。
社員全員の前で挨拶するめぐみは会長に就任しているようだ。
IWAKURAをどうかよろしくお願いしますの言葉には実感がこもっていた。
めぐみと浩太で作り上げてきたこの会社は今や押しも押されぬ中堅企業。
あとを託された社員たちも働くことに、生きがいとやりがいを抱き続ける。
八木のおっちゃん
パリでの様子が描かれていた。
ちょっと歳とった八木のおっちゃん。
貴司のエッセイを見て納得している様子がなんとも印象的。
深海の星を知らない魚(うお)のためカササギがこぼした流れ星
きちんと和歌を詠んでいるあたり、間違いのない復活を遂げている。
文筆のネタになるものは、生活の中にいくらでもあるんだろう。
なるほど、物語はこんなオチが用意されていたわけだ。
2027年
物語は一気に7年が経過。
3歳だった歩ちゃんは10歳に。
つまり、小学校4年生。
子供の頃、熱を出してどうしようもなくて五島に移り住んだ舞と同い年に。
ひょっとしたらと思ったけど、子役時代を演じた俳優たちが再び登場してくる状況は、今までの朝ドラとよく似ているかも。
物語は明日で完結する。
おそらくは、舞が操縦桿を握ってかささぎを飛ばすに違いない。
ついに最終回直前までやってきた舞いあがれ。
つい昨日始まったくらいだと思っていたが、ここまで驚くほど早かった。
きっと、かつて仲間だったメンバーも再び登場するものと思う。