カウントダウンの始まった舞いあがれ。
物語がこの先どこへ向かおうとしているのか、詳しく説明されることになる。
ABIKILUはこんねくとと業務提携したことで、製品開発のスピードは一気に加速。
物語を見ていて感じたのは、刈谷。
彼は、こんねくとをさん付けで呼んでいたよね。
こんねくとさん
彼がどれだけ舞たちを心強く頼りに思っているかがよくわかる設定になっていた。
さて、空飛ぶくるまの開発に当面必要なのは、資金面で応援してくれる確実な投資家を見つけること。
舞は兄悠人に声をかけてみることに。
悠人の考えも紹介されていたが、これはまさに今現在のものづくりに関わる全ての考え方のベースになっていることかもしれない。
まだ世の中に出てもいないことにお金を出してくれって言うんだから、必要なのは説得力。
そして、それは商品開発を進めている担当者のカリスマ性。
ABIKILUの刈谷がどれだけのパフォーマンスを見せられるかがポイントになると言い切っていた。
そして、快くスポンサー探しを引き受けてくれる。
投資家としての実力は一旦はリセットされたとはいえ、悠人の実力は一級品。
彼の豊富な経験と、彼独自の人脈の中からこれはと思う人ピックアップしてくれた。
なるほどと呼べるにふさわしい理想的な物語展開が描かれる。
そして、舞と悠人の話し合いの場所に選ばれたノーサイドでは久留美の父佳晴と道子さんの微笑ましい様子も描かれていたね。
いよいよ物語の全貌は、登場人物たちそれぞれの思いをのせて前進あるのみ。
目次
喫茶ノーサイド
物語の冒頭で描かれたノーサイドでの様子。
久留美の父佳晴と道子さんは驚くほど仲良し。
この2人は結婚して、見事に幸せになった中年の典型的な例だったかも。
悠人と仕事の話をするのは舞にとってはなじみかも。
ABIKILUの投資先を兄に紹介してもらえればと考えた舞。
半ば呆れながらも、妹の申し入れを快く承知する悠人。
世の中では初めて作るハードウェアはハードルが高いとのこと。
空飛ぶくるまはまだ雲をつかむような話のレベルで、よほど興味のある人しか関心を示さないはずだと。
事業を行っている者の、カリスマ性が最大のポイントになる。
正直言って物語を見ていて「そんなものか?」と思ってしまう的確な指摘だったなと。
物語の中でさらりと描かれていたのは悠人の携帯に送られたメールの送り主が久留美だったこと。
2人の関係が順調で良好なことを暗示していたと思う。
舞いあがれは残りわずかな物語だが、この2人のオチは必ずどこかで出てくると思う。
ABIKILUとこんねくと
ABIKILUは2人だけでやっていたことで、業務に行き詰まっていた。
舞たちこんねくとが加わることで、事業計画が一気に進むことになる。
計画内容を明確にする事はもちろんのこと、新たな力強い味方も登場。
彼が加わったことでABIKILUは作業が一気に進むことになる。
2人だけの仕事だと、どうしてもマンネリ化する場合が多いけど、3人だとそのリスクは大幅に軽減する。
物語の進み具合として、この3人が結びつくのは舞たちがこんねくと立ち上げの時に、東大阪の工場のメンバーたちが作り上げた縁がベースになっていた。
それが図らずも舞のなにわバードマンの記憶と結びつく。
さらには、航空学校の時のエピソードも、決して無駄にはなっていないはず。
役割分担がハッキリしたことで、刈谷たちも投資家に向けたプレゼンする明確な目標ができた。
どんな形の品物が出来上がるのが楽しみではあるね。
貴司の現実
物語のサブストーリーとして描かれている貴司の歌人としての厳しい現実。
Hey彼は、もともと自分自身の悩みや苦しみについて類稀な感性が創作の原動力になっていた。
今日物語で描かれていたばんばとの素朴なやりとり。
ばんばが褒めた詩について、そんな詩がもう詠めないと述懐する貴司。
物語の中では、決して詳しくは描かれてはいないけど、舞や歩との暮らしの中で貴司の心の中は今までとは全く別なシロモノに変化している可能性が。
そして、どうやらそれは後戻りできないようなレベルの可能性も。
歌人としての貴司はこの先、重大な局面を迎えなければならないような。
彼は何といっても舞の夫なので、エピソードとして必ず詳しく描かれるはず。
IWAKURA
ついにIWAKURAの後継者が決まった。
思った通りと言えばその通りだが、彼がこれからのIWAKURAを牽引することになる。
IWAKURAのこれからの体制についてもめぐみ前社長と詳しいやりとりも語られていた。
物語は、いよいよ締めくくりに入りつつある。