かつて流行ったイージーリスニング
目次
60年代から70年代にかけてイージーリスニングと呼ばれるジャンルの音楽が大流行りだった。
この当時、クラシックとポップスを足して2で割った感じのこの音楽の形態は耳に心地よく、BGMとしてもよく使われていたのである。
ここに挙げた2人はこの当時最も名声を博した2人だと言える。
実は、他にも 有名な人たちがいるのだが、例えばフランシス・レイとかミシェル・ルグランとか。
調べてみて気がついたのだが、彼らは皆フランス出身である。
自分たちの楽団を率いて演奏旅行をすると同時に、あの当時はレコードだったのでレコーディングその他でずいぶん活躍したようだ。
ほかならぬ私も、初めて聞いたのはレイモンルフェーブルのシバの女王だったと思う。
私たちが少年から青年にかけての時代、もちろんテレビもあったのだが、音楽のほとんどの情報はラジオの深夜番組で得ていた気がする。
様々な日本のポップミュージックや洋楽と呼ばれる欧米のミュージシャン。その中に少しずつ混ざってこれらフランスの楽団の音楽が紹介されていた。
これらの音楽の特徴は、とにかく耳に心地よいこと。
音楽的にどうのこうというのではなく、聞きやすいかどうかが第一の特徴。
音楽の様々なジャンルに少しずつ可能性が出始めた時代でもあったわけだ。
彼らフランスの大御所たちは時に映画音楽を担当した。
有名なミュージカル「シェルブールの雨傘」はミシェル・ルグランの出世作。
フランシス・レイは「ある愛の歌」で人気を不動のものにした。
彼らは作曲家としてももちろん、指揮棒を振って楽団を率いていたのである。
他の個人で活躍する作曲家たちとは、また1線を引いていただろう。
最近ではあまり見かける事はなくなった。
この音楽のジャンルはこれだけで、大きく発展する事はなかったようだ。
ところで、最近の音楽ソースの豊富さは私のような年寄りではなかなかついていけないものがある。
私の世代では、とにかくレコードである。
CDが初めて出た時も私はなかなか馴染めなかったのを記憶している。
今はインターネットでダウンロードする時代である。
レコードはレトロなアイテムとして骨董品扱い。
我が家にあるわずかばかりのレコードもほこりをかぶったままである。
様々な音楽の1つとして、また音楽の多様性を認める点においてこれらのジャンルの音楽が残っていく事は私的には嬉しいと思う。
思い出の曲
シバの女王
シバの女王La Reine De Saba/Raymond Lefèvre et son Grand Orchestre
個人的に、とても名曲だと感じた曲。
早速レコード店に行って買ってきたのを覚えている。現在も所有。
確か、450円ほどで買った記憶が。
このレコードの(シングル盤)裏面にも思い出がある。
当時高校生で吹奏楽部だった私は、この裏面の曲をそのまま吹奏楽の楽譜にコピーして自分たちのブラスバンドで演奏した記憶が。
まずレコードを当時で始めたばかりのカセットテープの中に録音をして、後はひたすら耳を傾けて聞いて楽譜に起こしていくのである。
学校の勉強なんかそっちのけで、イヤホンをかけつつ、ギターを抱えて一つ一つ音を拾ってフルスコアに落とし込んでいく。
そうして出来たフルスコアを各パート譜に書き分けて行く。
確か1週間ほどの作業だったと記憶。それをいそいそと携えて、指揮担当の友達のところに収めるわけだ。
この曲の他にも、いろいろな曲にチャレンジした記憶がある。
今はどうなんでしょうね。音楽を流せばそれがそのまま楽譜としてプリントアウトされるようなソフトがないのかな?
あの当時はすべての作業がアナログで、ここで根気よくできるかどうかが自分自身の音楽好きとしてのアイデンティティーでもあった。
エーゲ海の真珠
エーゲ海の真珠 ポール・モーリア Paul Mauriat Penelope
ポールモーリアはレイモンルフェーブルの後から知った作曲家である。
最初に聞いたのがこのエーゲ海の真珠。
なんてかっこいい曲なんだろうと感心したのを覚えている。
さすがにこの曲をブラスバンド用に落とそうとは思わなかった。
ポールモーリアは曲を聞けばわかるのだが、どちらかと言えば鍵盤楽器を多用する作曲をしている。
鍵盤楽器の音をそのまま吹奏楽パートに落とすのはなかなか骨のいる作業で、私が選ばなかったのはその辺に理由があった気がする。
ポールモーリアの他の曲を聞いてみても、だいたい同じようなパート編成でやっている気がする。
レイモンルフェーブルがどちらかと言えば、ストリングスと、ギターのソロパートを利用するのに対してお互いそれぞれ特徴と持ち味が異なっていた。
改めて聞き直してみると、それぞれの曲に思い出がある。
私が中学から高校にかけての頃に知った曲ばかりである。
彼らを始めとするイージーリスニング楽団は日本にも何度も来て演奏活動をしていた。
それだけ支持されて人気があったのだ。
まとめ
この夕日は私の故郷の夕日である。さすがに冬はとても海に行く気など起きないが、雪のない季節にはこのような夕日が毎日見られたわけだ。
今都会で暮らす人たちは、このような自然の景色に出会うことがほとんどないと言えるだろう。
このような景色を鑑賞できる心が、私の様々な音楽への愛着と似通っている。
音楽そのものの発展は、思ったほど進んでいるとは思えない。
もちろん優秀な作曲家 演奏家 声楽家は各時代ごとに輩出されてはいるが 。
音楽そのもののソフトがどちらかと言えば品薄かもしれない。
これだけネットが発達して、様々な音楽ソースが生まれてはいるが、やっている事は昔からそれほど変わっていない気がするのだ。
今は作曲もコンピューターを利用して行う時代。
アナログですっかり慣らされた私たちの世代にはなかなかとっつきにくいものが多くて、その意味では音楽に触れる機会は意外と増えていない気がする。
音楽を鑑賞する醍醐味は、やはりライブに限ると言えるだろう。
生の演奏を聴くことがその本懐と言えるはず。
さて、様々な音楽があるのだが、ここで紹介できたものは今はどちらかと言えば聞かれることが少なくなったものである。
いつかゆっくりと、好きな音楽を日がな一日聞いて暮らせるような、そのような時間が持てることもささやかな願いの1つである。
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