今日で4日目となるエール。
主人公祐一君の人となりもなんとなくわかってきて、音楽との出会いも詳しく描かれつつあるね。
そして今日から新学期が始まったとのことで、新しい担任の先生が例の森山直太郎扮する
藤堂先生
この先生が後々祐一君に大きな影響を与えそう。
授業の中でも特に音楽教育に力を入れているとのこと。
教室にはオルガンがあって、しかもその当時刊行された雑誌の中の童謡も授業に取り入れたりで、なかなかユニーク。
そんな中で最初の課題が生徒の皆に。
作曲をしてみようとのこと。
目次
クラスメート
さていよいよ小学校5年生になった設定に。
ここで新しく担任になったのが藤堂清晴先生
この先生は音楽教育にとっても熱心でこの時代の最先端を行っていたのかも。
当時発刊された少年少女用の文学雑誌赤い鳥。
この中から曲目を選んでいる。
ちなみにこの雑誌に寄稿している作家たちはなんと驚くなかれ
芥川龍之介 北原白秋 高浜虚子 西條八十 泉鏡花
このメンバーを見ただけで事情を知っている人ならばおそらく驚愕。
なんと先生はこの中から北原白秋の詩に曲をつけろとのこと。
身構えちゃうと絶対にできないことだけど、鼻歌を歌うつもりでやればいいじゃないかと。
確かに子供の頃に(小学校5年生ごろ)宿題で作曲の課題をもらった事はあった。
大抵の場合、ハ長調も何も始まり方も終わり方も知らない子供たちのやることだから、出来上がったシロモノは曲と呼べるようなものではなかったが。
皆それぞれ五線譜に♪とおぼしきものを並べ立てて曲にしていたと思う。
さて主人公の祐一君。
音楽への思い入れは並々ならぬものがある。
本人はまだ気づいてはいないが、これが自分が1番熱中できることなのだと納得している様子。
物語の中ではお父さんが作曲に関する本なんかも買い与えてくれていた。
授業で作曲を課題に
確かお金持ちの少年佐藤君だと思ったが、家にはピアノがあるらしい。
祐一君との会話の中で、西洋音楽を聴く機会があるのなら作曲ぐらいすぐにできちゃうのじゃないかと。
そういえば家に蓄音機もあるし、何よりもお父さんがレコードや本など音楽に関係するものは皆買い揃えてくれている。
しかしここで通いっぺんに行動しないのが祐一君。
詩をじっくりと読んだ後 、音楽となるべくイメージを膨らませるために色々と模索をする。
作曲家古関裕而がどういったインスピレーションを持っていたのかを彷仏とさせる。
お母さんの実家へ
お母さんの実家へ行く事は祐一君にとっても楽しみの1つ。
街を散歩したり、買い物をしたり、映画を見たり。
当時の言葉で言えばかなりハイカラな経験。
しかしここでは1つ憂鬱な提案を言い渡される。
お母さんの実家源藤家は奥さんが病弱で跡取りが生まれていないのだ。
そのために苦肉の策として、お母さんに生まれている子供2人のうち1人を養子に差し出せと。
かなり無謀な申し入れではあるが、跡取りが欲しい実家としては背に腹は変えられない。
おじいさんの話では、もしこの養子の話がうまくいかないのなら、奥さんと離婚して子供の産める女性と再婚しろと。
大正7年当時だと、子供のできない女性は肩身の狭い思いをしていたようだ。
大正デモクラシーとは言え、人々は古い習慣に従って生きていた時代だから。
関内音と出会っちゃう
お母さんと散歩中に出会った教会の音楽。
聖歌隊が歌っていた賛美歌。
その真ん中で歌っていた少女が、実は将来奥さんとなる関内音。
二階堂ふみの少女時代を演じている清水夏帆。
顔立ちを見ても二階堂ふみにそっくりのような気が。
さてこういった体験諸々が、皆作曲へのモチーフとなって蓄積される。
様々な経験を積むたびにそれらが全て音楽のセンテンスとなって自分の中に積み上がっていくのだ。
何よりも元になるのは感じる心。
喜怒哀楽はもとより、様々な感性が芸術家の作品作りの原動力となる。
作曲しちゃう⁉️
この時お父さんから作曲に関する本を1冊買ってもらっていた。
その中で何時間もかけて勉強。
次の日の朝早くに学校へ行った祐一君。
オルガンで音を出した後、様々な思い出の中からついに1曲思いつくのだ。
思わずできた!と叫ぶ祐一君。
黒板の五線譜にできたばかりの曲を書き留める。
その後自分の席でうたた寝をしているところに藤堂先生がやってくるのだ。
思わず祐一君に驚きつつも、黒板を見てすぐに気がつく。
自分が与えた曲の作曲がここできちんと出来上がっている。
しかもエールの描き方としてわざわざ曲を歌ってみせてバックミュージックに流していた。
かなり凝った作りだなと思った人は多いんでは。
このドラマはこの当時の最新鋭の芸術関係を紹介しつつ、またクラシック音楽なども工夫しながら紹介していくようだ。
特に蓄音機で様々な音を奏でていたが、今日はどうやらウィンナワルツの中から1曲選んでいたらしい。
昨日の曲とは違って私の苦手な分野なので曲名までには調査できないではいるが。
音楽の好きな人にとってはとても見ごたえのある作品。