原作は1963年より週刊誌に連載された小説
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昨日全5話の最終回が終わったばかりのテレビドラマ 「白い巨塔」
肝いりで作られたこのドラマ。実はその歴史はかなり古い。
原作者 山崎豊子さんは綿密な取材に基づいてこの小説を週刊誌に連載の形で載せていた。
原作を読まれた方もたくさんいるとは思うのだが、なんといっても人気なのはドラマになってからだろうと推察。
物語は大阪大学の医学部がモデルとされている。
医科大学の人間同士の力関係は昔から様々なことが噂されてきた。
今でも各医科大学ごとに学閥があると聞く。
必ずと言っていいほど元になる大学があって、その大学の教え子ないしは卒業生のグループが存在するようなのだ。
このつながりは私たち素人が考える以上に強固で、ここをもとに様々なドクターたちの配属先が決まると言われているのだ。
この小説が発表された昭和38年当時、山崎豊子さんは綿密で地道な取材活動に基づいてこの小説を書き上げたとされている。
彼女の特徴は取材した内容は、ほとんど脚色することなくそのまま文字にして発表するぐらいリアリティーに富んだもの。
そのあまりのリアルさゆえに訴訟を起こされるぐらいだったようだ。
つまり、今で言うところの名誉棄損、守秘義務違反といったところか。
そのような内容の物語なので驚くほどのリアルさが込められており、多くの人から注目されることとなったようだ。
この物語は架空の人物“財前五郎”が、その立身出世を目指す過程で、その性格上の欠点によって医療ミスを起こし、そのことを訴えられて挫折をし、そして挙句の果てには自分自身も不治の病によって命を落とすストーリーになっている。
このようなストーリー仕立ての中で様々な人間模様が描かれていくのである。
特に財前五郎と親友の里見脩二とのギリギリのやりとり。
また財前五郎の妻や愛人や父親母親などの関係がこと細かに描き出されていた。
このドラマをご覧になった人には今更説明など必要ないかもしれないが。
映画やドラマなどリメイク多数
なんといっても主人公“財前五郎”は圧倒的な存在感で我々に迫ってくるのである。
当然のことながら、主役を演じる俳優にはそれ相応の演技力、力量が求められる。
演技が上手い程度の役者では到底務まらない。
さて、初回のドラマ化で主役を演じたのは田宮二郎である。私などもよくお馴染みの俳優だが、彼は残念ながら自ら命を絶ってもうすでに久しい。
2番目に演じたのは唐沢寿明。彼の演技を評価する意見も実はとても多い。
そしてつい昨日終わったばかりの主役は岡田准一である。
私の個人的な意見を言わせてもらえれば、どの俳優たちも甲乙つけがたいと言える。
もし、差をつけるとするならばこの3人の主役たちの脚本はオリジナルに基づいてはいるが、その都度新たに書き下ろしされており、ディティールは少しずつ変わっていること。
特に財前五郎の死因は癌なのだが、癌の部位が違っている。
原作は胃がんとなっていたはず。しかし昨日の話では膵臓癌とのこと。
そして昨日のバージョンでは、医学的な考察の部分で最新の研究がふんだんに盛り込まれていた。
かつてはレントゲン撮影しかなかったのだが、今はCTによるペット撮影まで脚本の中に盛り込まれていた。
この物語は、その時の時代背景に基づいて進化していると言える。
特に最近の映画なども、このように物語そのものを進化させるやり方は広く行われているようだ。
日本ではそれほど多くは無いのだが、ハリウッド映画で名作とされるシリーズの映画は、必ずしも原作者の意向がそのまま反映されているわけではない。
例えばジェームズキャメロンのターミネーターシリーズがあるが、今年の年末に第6作目が封切りになるが、この作品はシリーズの2番目の作品の後継と言われている。
間にある、3作目から 5作目まではその連続したストーリーを無視するとの話である。
映画の場合、その時の状況に応じて物語のストーリーそのものを変化させたり、またディティールの描き方も全く違ってくることが起こっているようだ。
いいか悪いかは別として、映画としてはそれなりに成功して収益も上がっているようなので、判断は見る人に委ねられる。
つい最近も令和版でテレビで放送
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今回の主人公も存在感しっかり
実は今回の5話シリーズであるが、私自身、しっかりと集中して見れたのは4間目と5話目のみ。
何気なくテレビをつけて目に留まったので見始めたぐらい。
実は、主役の岡田准一君を高く評価している。
特に最近の作品では、永遠の0の戦闘機乗りの物語。
また海賊と呼ばれた男の出光佐平の話。
他にも時代劇関ヶ原で主役を演じている。
これだけ多くの作品に顔を出すあたり、その実力のほどは並々ならぬものがあるのだろう。
特に永遠の0のときの最後に特攻するときの表情の作り方など、とても印象的だったと記憶。
もうこれからはアイドルとしてではなく俳優としてやっていくのだろうと実感する。
作品のストーリー上登場人物の相関図はとても大切
作品の中で描かれる人間関係の描かれ方は極めて重要だ。
この物語の中では、善人も悪人もそれぞれの差をつけることなく描かれている。
物語は、人間関係の良し悪しを推奨するものではないからだ。
医者とその人間関係の中で、挫折し不本意にも死ななければならなかった男の物語である。
物語はリアリティーを持って見るものに迫ってくる。
ひょっとしたら、それぞれの配役に自分の身の回りの人を当てはめてみることもあるかもしれない。
フィクションでありながら、リアリティーにあふれる物語。
それゆえに、50年以上を経た今でもドラマとして取り上げられ、再現されているのである。
もし、次回作が計画されるのであれば一体どんな話に組み上がっていくのだろうか?
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