くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

なつぞら 高山くん さようなら〜

 

いつものように見ていたなつぞら。

今日はどんな展開になるのかとちょっとドキドキしながら観てたんだけど。

 フタを開けてみたらなんとあっさり!

さすが泰樹さん カッケ〜

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さすが年の功 抜群の存在感

目次j

高山くんが白状した本当の気持ち

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亜矢美さんの提案で朝ご飯

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高山くん曰く、

“自分と夕見子とではうまくいかない。

 夕見子は計算高くて自分中心で、人に甘えることのない可愛げのない女だと。

そして、自分がデパート経営者の御曹司だから好きになったんだろう”と。

こともあろうに暴言の数々を吐き捨てて夕見子と激しい言い争い。

しかし、ここで亜矢美さんが 確信をズバリと。

“ 2人がうまくいかなくなったんじゃなくて、あなた自身のジャズへのアプローチがうまくいかなくなったんでしょ”

それに対する高山くん、“ジャズなんて所詮子供の遊び!”

とにもかくにも、

“飯も作れないような夕見子とはうまくいきっこない”

亜矢美さんの鋭い指摘

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頼りになる亜矢美さん

【BROOK'S かんたん ぬか美人】

亜矢美さんの 確かな人を見る目が、高山くんの幼児性を厳しく指摘。

自分中心でしか物事を考えられない彼の性格が暴露された形。

その時の思いつきでいろんなことに心を動かされることが、ある意味かっこいいことだと勘違いする男子も女子も若いうちは多いだろう。

個人的なことだが私にも思い当たることが。

ある程度の感覚が備わっていると、いろんなことに反応できるのはそれが1種の能力のように勘違いすることが起こってくる。

しかし、そのような感じ方は、のべつまくなし起こってくることで継続性はほぼない。

 いっときの思いつきで物事が成功できるなど、実際問題ありえないこと。

最初のひらめきはもちろん大切かもしれないが、本当に大切なのはその後に続く継続と継続を維持するための辛抱。

残念ながら高山くんはその点に於いてまったくの素人。

結果は見るも無残な姿に。

実は、今朝のドラマの中で完璧とも言える演出がなされていたのだが。

高山くんに引導を渡す泰樹さん

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今日の放送から

夕見子と高山くんの1連のやりとりが、実は上京してきた泰樹さんに筒抜けに。

泰樹さんが目の前にいることに驚愕する出演者たち。

そして高山君に向かって一言「抹殺!」 左パンチ一閃🤜

実はこのやりとりに至るまで、なつの夕見子に対する偽らざる告白があった。

涙ながらに語るなつ。

“夕見子は、 1番甘えたい年頃に私がきたことによって家族に甘えることができなくなった。でも、夕見子は私を受け入れてくれて、私に対してただの1度も嘘をついたことがなかった。

私が今まであった中で、夕見子ほど素直で正直な子はいない。

あんたのような男には絶対に夕見子を渡さない!”

飛び掛ろうとするなつを素早く引き止めたのは咲太郎。

“もう終わった”と。

実は紹介した写真はその直後の様子。

泰樹さんが全てを察して一蹴したのである。

さらに、“ヒゲも剃れ!”

ここまでのやりとりで高山くんの出番は終わり。

須藤蓮くんが演じていた北大生高山ショウジくん。

ちょっとお気の毒な役だったけど、人に憎まれる良い演技をしていたと思う。

それにしても思うのは夕見子を演じた福地桃子ちゃん。

なんて健気な素敵な女優さんなんだろう

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ここ 感動のシーン

忙しいあなたに、朝夜に飲むだけプラセンタサプリ

 15分の枠の中で描かれるドラマなのでたかが知れてると思ったら、あにはからんや。

俳優たちの演じる役柄の胸の内が手に取るようによくわかる。

 NHKのこの脚本、この演出。お見事と言うしかない。

多分このドラマを毎日見てる人は、何人かは涙を流したかも。

夕見子にとってほろ苦い青春の1ページ。

私なども年甲斐もなく自分が20歳の頃と重ねあわせてしまう。

このドラマにはそのようなパワーが秘められている。

パフェを食べて一緒に帰る夕見子と泰樹さん

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一件落着だけどパフェが食べたい

泰樹さんが北海道に来た理由をあれこれ詮索するなつと夕見子。

ここで、夕見子の頭の良さ、かんの鋭さがキラリと光る。

“お母さん(富士子さん)の差し金に決まっているでしょう ”

泰樹さん曰く、このまま放って置けばお前の父さん何をしでかすかわからんぞ。

そしてポツリと一言。

“実は東京でパフェを食べてみたかった。雪次郎のところで食っていこう”

ここで、夕見子と泰樹さんのシーンは終り。

森の木の怪物の作画のヒントが!

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ブナの木

実は後ろ向きに歩き去る泰樹さんの姿を見て木の怪物の歩くシーンのイメージをひらめくなつ。

後姿を描くことで、木が持っている歴史、思いなどを表現する。

とっさに思いついたことだが、一久さんから絶賛される。

思わぬところからヒントを得たが、なつはほとんどのイメージを北海道で過ごした時間から得ているようだ。

自分が過ごした自然の中から漫画映画のモチーフが生まれてきたようだ。

漫画映画の作業は進む

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一久さんのこだわりを皆で受け入れる

様々な要求をつきつける一久さんだが、どうやらメンバーも皆受け入れることができるようになって、ヘンゼルとグレーテルの物語もだんだん佳境に。

特に一久さんとカミッチのコンビは誰の目にも仲良しに映る。

もともとのモデルが高畑勲と宮崎駿なので、言わずもがななんだけど。

毎朝、感心して見ているが、まず脚本で、それぞれのキャラクターをうまい具合に際立たせていること。そして演出がさらにわかりやすい表現になるように配慮すること。

よくお笑いなどで言われるように、同じギャグを2度3度繰り返すパターンが効果的であることをうまく利用している。

特に今日泰樹さんが言った「抹殺!」のセリフは、実は昨日富士子さんが夫に向かって発したセリフ。

実はこの時に泰樹さんもその言葉を繰り返している。

都合3回この言葉が使われた。

見ているものはその都度そのセリフが登場したシーンを思い浮かべるのだ。

古典的な手法だとは思うが、とても効果的だと感じることしきり。

今日見ていて、作り手の側のこだわりをしっかりと感じる。

ドラマの中に登場する俳優たちが生き生きと演技しているのを見るにつけ、今日1日がんばる元気をもらっているのかもしれない。