昨日のクビ宣告を受けて、今日はどうなっちゃうのかなと。
さすがに大阪で作られたドラマなので、切り替えはとても素早く。
一晩寝て起きた喜美ちゃん。
見違えるほどの明るさと、強さを兼ね備えて復活。
大久保さんを含めたアパートの住人全員の前で自分自身のやる気をアピール。
なんと、意欲を買われて雇ってもらえることに。
目次
15歳の少女の熱弁
朝、いの1番で仕事支度を整えて大久保さんを待ち構える喜美ちゃん。
昨日、大久保さんに言われたことを取り上げながら、自分自身も大久保さんに負けないような自分流のやり方でこの仕事に取り組みたいと。
その時引き合いに出したのが、“草間さんに習った柔道”
草間流柔道では、礼を大切なものとして厳しく指導されたが、そのマインドとしてまず戦う相手を尊敬することだと。
これから仕事をするにあたって、まず大久保さんを心から尊敬して仕事に当たりたいと熱弁を振るうのだ。
大阪の番組らしく、1人の役者が演技をし始めると周りの役者は掛け合いなどするわけではなく、せいぜい相槌を打つ程度でその演技を見守る。
その上で、喜美ちゃんの心意気をそれぞれが判断をする。
実は喜美ちゃんが熱弁をふるっている間、大久保さんは喜美ちゃんと面と向かってはおらず、台所で仕事をしていたのだ。
しかし、仕事をしながらも話の内容はしっかりとチェック。
“15歳の少女と勝負なんてできるわけない”と言いつつも、褒められたのではまんざらでもない。
そしてその褒め言葉の裏に、喜美ちゃんの並々ならぬ決意をしっかりと感じ取ってくれている。
喜美ちゃんは昨日お母さんから送られた荷物の中の手紙を読んで、とにかく一生懸命頑張らなければとの思いを強くしたのだ。
家族の励ましは、何にも増してやる気やがんばりを強くさせた。
「自分が今までやってきたように一生懸命させていただく。」
「決してがっかりさせませんから」
との決意をしっかりと伝えることができたようだ。
アパートの住人が最初に承認
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喜美ちゃんの演説をしげしげと聞いていた3人の住人たち。
実はこの時に、それぞれからリクエストで熱くて濃いお茶を一杯いただきたいと。
それは大久保さんがお願いされていたことなのだが、“ここで大阪流の計らい”。
大久保さんはそのお茶をわざと何もせずにそのまま台所に行ってしまう。
つまりそのお茶の支度をするのは喜美ちゃんがやるようにとの暗黙の指示。
そしてそのことを大きな声で大久保さんに告げるさださん。
このやりとりが、喜美ちゃんを雇う合図となった。
喜美ちゃんが
「ありがとうございます。一生懸命がんばります。」
との答えに大久保さん
「ちゃっちゃとしなはれ」
これが最初のやり取りで、これからおそらく仕事の手ほどきをするときの合言葉になるに違いない。
とりあえずは、“めでたしめでたし”と言うことで。
大久保さんの厳しい指導
ちなみに喜美ちゃんの1日の仕事の流れもドラマの中で説明があった。
朝は4時半起床。
とにかく早い。最初、慣れないうちはそのぐらいから始めなければ間に合わないでしょうとの指摘。
朝起きてからは、まず掃除から始まる。
掃き掃除や拭き掃除。目的に合わせて道具も変えるとのこと。
そして食事の支度になるのだが、10人それぞれの好みがまず違うわけだし、食べる時間もバラバラ。
そして朝晩の支度のほかに、リクエストがあればお昼のお弁当も用意。
これらの住人のお世話をする合間に自分たちの食事を済ませる。
荒木荘は“賄い付きの下宿”なので他所よりは少し高めの設定で家賃を払っているらしい。
この他のお世話としては、住人たちの洗濯を仰せつかっている。
住んでいる人全員の洗濯を代行してやってあげるのだが、住人それぞれ別々にやるしかない。
素朴な疑問だったのだがどこまで洗濯をするのかな?と。
まさか下着まで?
いくらなんでもそんなところまではと思ってはみたが。
こうして朝から晩まで働くとさすがの喜美ちゃんもくたくたになる。
実はこういったお世話の仕事の他にも買い物など様々な雑用が含まれるので、覚えなければならない事はてんこ盛り。
寝る前のわずかな時間だけが自分の自由時間となっている。
4人目の謎の住人とも遭遇
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4人目の住人とも無事遭遇。
彼は「田中雄太郎」さんと言って元お役所勤めの役人。
今は訳あって、退職しているらしい。
この彼は、どうやら人を笑わせることが趣味のようで。
最初にこの部屋をノックして呼びかけた喜美ちゃんにやったことが。
“1人3役を演じる”こと。
まんまと策略に騙されてしまう喜美ちゃん。
しかしこれが田中さんのお近づきの印。
人に喜んでもらうこと、楽しんでもらうことを自分の喜びとしているようだ。
なんとも大阪らしい描き方だなと。
こうして、今日のところは無事に仕事に雇ってもらえたことで、何とか大阪にいられることになったのだ。
こういった描き方は、いかにも関西風だが、そういえば同じ朝ドラの“マッサン”も大阪のエピソードがあって、こんなノリの描き方をしていた記憶が。
“マッサン”は、後々北海道に渡ってくるので、あの時も欠かさず見ていた記憶が。
どうやら、少しはお笑い風のノリにも慣れてきそうな気が。