今日の最初の頃のエピソードで、川原家の絶望的な借金漬けの状態が明らかに。
とりあえずは、現場がどうなっているのかを把握しようとする喜美ちゃん。
大阪へ帰るのを少し遅らせて、再び実家に戻ることに。
そこではお母さんが1人薪割りを。
お母さんを問い詰めて、いったいいくらの借金があるのかを詰め寄ってみると。
目次
“お父さんの借金のせいで妹たちはもう限界”
あきらめにも似たお母さんの気持ち
“お母さん役 富田靖子 最近はお母さんの役が多くなってきた”
お母さんに詰め寄って、一体いくらの借金があるのかを聞き出すことに。
借金の計算をしながら、思わず大笑いしてしまう喜美ちゃん。
どうやら、お父さんがあちこちで借金をこしらえて、その時その時のメモ書きを家に持ち帰っているようだ。
ちゃぶ台の上にうずたかく積まれた借金のメモ。
具体的な金額は述べられてはいなかったが、おそらくは何万円か溜まっていたのだろうか。
妹たちの話では、米も肉も魚も満足に買えないと泣きじゃくっていたのだ。
おそらくは 服装その他も着の身着のままの状態ではないのか。
年頃の娘にはあまりにもツラい話。
ドラマの中では、癇癪を起こした直子ちゃんが喜美ちゃんに向かって、
『大阪へ帰ってしまえ!』
そう怒鳴っていた。
妹たちのあまりに切ない気持ちがひしひしと胸に伝わって、2人の妹をしっかりと抱きとめる喜美ちゃん。
この流れを受けてのお母さんとの会話。
オート三輪も多額の借金の上に無理をして買ったもの。
張り切ってはみたものの、空回りした結果、足をくじいてしまうお父さん。
“典型的なダメおやじ”
(まるで自分を見ているみたいで、身につまされてしまう)
男はね、とにかく良いカッコしたがるんだよね。
誰かに見せびらかしたい、そして注目を浴びて賞賛されたい。
ある意味、男としての本能みたいなもの。
結論から言えば、クソの役にも立たないのだが。
しかし、その純粋素朴なところを気にいって結婚したのがお母さん。
こうして自分自身の人生に納得しているのだ。
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照ちゃんとの再開
“相変わらずだね 照ちゃん”
自己顕示欲の塊みたいな照ちゃん。
世界は全て自分中心に回っている。
偶然出会った喜美ちゃんも 、わざわざ自分に会うために来てくれたんだと勝手に解釈。
しかし、喜美ちゃんは照ちゃんの会社 “丸熊陶業”が本当に自分を雇ってくれるかどうか、社長の所へ掛け合いに来ただけなんだけれど。
結論から言えば、雇ってもらえることに。
それは、照ちゃんも知っていた話で、
“必ず帰ってきてな”と。
一旦は大阪に戻ることに
“撮影中のひとこま お父さんを布団がわりに”
大阪での3年間で、喜美ちゃんはすっかり大人の対応ができるように。
信楽へ戻らなければいけないなと痛烈に感じつつも、しっかりとけじめをつけなければ いけないと大阪に戻るのだ。
“途中で決して投げ出さない”
これはちや子さんから学んだ自分自身に対する戒めだった。
荒木荘に戻って、きちんと挨拶を済ませること。
それはさださんや大久保さんを始め、出会った人たち全部に挨拶しなければいけない。
喜美ちゃんにとっては決して譲ることのできないけじめ。
それにしても荒木荘宛てに送ったお父さんの電報はあまりにそっけなく笑える。
喜美ちゃんの荷物もまとめておいてくれとの話だったが、なんと風呂敷包2つ。
驚くほど少ない。
荒木荘での3年間どれだけ苦労して切り詰めて生活をしてきたのか。
少ない荷物からそういったことが見てとれるのだ。
喜美ちゃんが下す決断
“荒木荘を辞めて信楽へ帰ります”
喜美ちゃんがしっかり考えて下した決断は、“荒木荘を辞めるしかないな”と。
信楽が相当ひどい状態なことがよくわかったので、そのまま放っておくことにもならなかったのだ。
喜美ちゃんの人生はこれから大きく陶芸家の道へと舵を切っていく。
最初は照ちゃんのお父さんの会社“丸熊陶業”の雑用係として出発。
調べたところによると、その後は絵付け師としての勉強を始めることに。
ただ、一筋縄ではいかなくて、なんといっても男だけの仕事場。
女性が、しかも若い20歳前後の娘が仕事場に混ざるなんて、有り得なかった時代。
そういった中で第一歩を踏み出す。
モデルとなった“神山清子”さん。
苦労して女流陶芸家の草分けとして活動してこられた。
“神山清子さん 喜美ちゃんが年取ったらこんな風に?”
スカーレットの本格的な話は、多分この辺からになる。
陶芸家としての活動もまだ始まっていないので、とりあえずは勉強するところから始まっていくのだ。
それにしても苦労している人だよね。
この方は息子さんが1人いて、その息子さんを白血病で亡くしているんだよね。
そのことがもとで骨髄バンクの設立にも随分と尽力されたとのこと。
さらに付け加えると、喜美ちゃんの妹の直子ちゃん。
彼女が息子さんの骨髄移植のときのドナーにもなっている。
ただし、移植は成功したけれど息子さんは2年後ぐらいになくなってしまうのだ。
そういったことを乗り越えつつ活動を続けてきた神山さん。
スカーレットの撮影のために、NHKはわざわざ彼女に取材を申し入れたとのこと。
そこら辺は、しっかりとした事実も見つめながら、この朝ドラを作るようになったみたい。