昨日の放送あたりから、なんとなく恋物語の行く末が面白く描かれていたけど。
やっぱり、ほかならぬ喜美ちゃん自身が恋したみたい。
当たり前すぎるくらいベタな答えだが、喜美ちゃんが恋した相手は“圭介”さん。
物語はそのことをまるで理解していない喜美ちゃんと、こちらも恋愛経験のほとんどない圭介さん。
新しく登場したあき子さんとは一体どんなことに❣️
目次
舞い上がる圭介さん
物語の描き方としてドタバタコメディー風。
設定が、ほとんど恋愛経験のない医学生と、自由奔放に気ままに暮らす深窓の令嬢。
ほとんど噛み合わない設定で、お互い“勘違い”と“勝手な思い込み”で話が進む。
そして、そこに登場するのがさらに恋愛経験のない18歳の喜美ちゃん。
こちらは思い出してみても異性を好きになったことなどあるはずもなく。
“色気より食い気”
そのまんまで生きてきた貧乏暮らしが身に染み付いている喜美ちゃん。
傑作なのは、恋するあまり我を忘れる圭介さん。
突然訪ねてきたあき子さんにすっかり舞い上がって、一体、正体はどこに行ってしまったのやら?
せっかく喜美ちゃんが、
「おはぎ召し上がりますか?」
あき子さん曰く、
「あんこが嫌い」
「圭介さんおはぎが好きなの?」
圭介曰く、
「いえいえ、出してくれるので仕方なく食べてるんです!」0
「僕は甘いもの嫌い!」
全くデリカシーのない“相手の真心を踏みにじる”それでいてこの上もなく笑えるシーン。
このとき、喜美ちゃんはあき子さんに嫉妬する気持ちを抱く。
「草間流柔道でブン投げてやろうか😡」
些細なやりとりにも一喜一憂してしまう、いつもとは違う喜美ちゃん。
天真爛漫なお嬢様 あき子さん
ゴンが取り持った圭介さんとあき子さん。
この2人の俳優は、物語の中ではとても若い設定にはなっているが、実際の2人はすでにアラサー。
俳優としてそれなりの経験を積んで、こちらの朝ドラ以外でも出演している作品が。
あき子さんは、“食事をしに行こう”と圭介さんを誘う。
そして食べるのは“ハンバーグがいい”と。
昭和30年当時、ハンバーグやソテーなどはかなり新しい系の料理。
家庭で作ることなどほとんどなかったと記憶。
我が家でも子供の頃食べていたのは魚の焼いたやつとか、野菜の煮物みたいなもの。
後は味噌汁があったかな?
考えてみればこの当時は、肉料理なんてあまりなかったかも。
私は北海道に住んでいたので、そういえば最初に食べた肉料理は、ジンギスカンだった記憶が。
そういった肉料理は、普段肉を買う習慣がないので、部落で羊とか豚を処分したときに1頭分の肉が出るのだが、それを近所におすそ分けしてみんなで食べていた記憶が。
我が家でもそうして頂き物の肉を食べた記憶が。
いつもそうした食料が手に入るわけではないので、せいぜい年に数回もあっただろうか?
スカーレットでは、あき子さんに誘われた圭介さんが、食事の後、2人で酒を飲みに出かけるのだ。
どうやらダンス喫茶のようで、2人で楽しく踊ってきたようだ。
ほろ酔い機嫌で帰ってくる圭介さんを夜おそくにアパートで迎える喜美ちゃん。
迎えるときの気持ちもおそらくはフクザツだっただろう。
ちや子さんの鋭い?指摘
荒木荘のみんなは、圭介さんのことをそっちのけで喜美ちゃんの心配を。
皆それぞれが、それとなく喜美ちゃんの様子を見にくる。
「郵便は来ていないよなぁ 」
「電話がなったような気がしたわ」
それぞれが皆ありもしない適当な理由をつけて喜美ちゃんの様子を伺う。
しかし、ちや子さんだけは単刀直入に喜美ちゃんに質問することに。
「あんた 大丈夫?」
自分の気持ちをあまり理解できていない喜美ちゃん。
「ちょっと胸が苦しい。 うずく。」
「ちょっと切ない。」
「あき子さんに無性に腹が立った。」
圭介さんの笑顔を見ると自分もなんだかほっとして“嬉しく”なった。
これがどういうことなのか喜美ちゃんは理解できていなかった。
『それが恋ってもんや』
ちや子さんの一言。
『あんたは圭介さんに恋したんやな』
そこまではっきり言われても簡単には納得できない喜美ちゃん。
恋愛経験がないと、そんなことになってしまうようだね。
ちなみに、圭介さんの喜美ちゃんへの思いは自分自身の妹として見ている。
自分の亡くなった6歳下の妹と喜美ちゃんを重ねあわせている。
ここから恋愛感情になる事はなかなかありえないかも。
圭介さん自身も恋愛経験がほとんどないので、あることないことしっかりした判断などまるでできていない。
男女の恋なんて最初は大体こんなもの。
自分勝手な判断が勝手に相手のことを作り上げてしまうので、親しくなってから事実と今まで思ってきたことが違うことに気がつくのが世の常。
周りで見ている者はそうした舞い上がった気持ちがよくわかるので、と同時に良くないなと思われる方向に向かっていても、“周りの忠告を素直に聞き入れない”こともよくわかるので、苦笑いをしながら2人を見つめることに。
圭介さんとあき子さんはこの先どうなっていくんだろう?
明日以降の物語は?
ふとしたきっかけで始まった予期せぬ三角関係の恋物語。
ネタバレで恐縮だが明日以降は、あき子さんが喜美ちゃんに嫉妬するのだ。
恋する男女の嫉妬心はなかなか根深いものが。
相手の男が自分以外の女性と仲良くすることを決してよく思わない。
何とかして関係を引き剥がそうとするが、やがてそれはどんどんエスカレートする。
調べたところでは、“圭介さんに荒木荘を出るように懇願する”とあった。
正直、これは大ごとかも。
しかし深窓の令嬢なので、それくらいのわがままは普通に言っちゃうのかも。
大阪の物語、どのくらい面白おかしくこのエピソードを描くのだろうか。
それなりの納得のいく結末が用意されているのかな?