今日の物語は、結婚式の日の出来事からいきなり4年間飛んでしまう話。
スカーレットが始まった頃は、ずいぶんのんびりと物語が進むなと思ったけれど、最近では相当端折ってる感がある。
今日放送を見た人は、すぐにわかっただろうけど喜美ちゃんと八郎君には4歳の男の子が。
コンクールで八郎君が入賞してからすでに4年経ったとの設定。
目次
必要なのは月額料金のみ!届いたその日からネットが使える【Smafi WiMAX】
So-net光プラス新規申込で最大60,000円キャッシュバック!
結婚式の当日に思いがけない注文が
この間、陶芸協会のお偉いさんがやってきていたが、その時の付き添いの女性。
その彼女が喜美ちゃんの茶碗の底に花の絵が書いてあったコーヒー茶碗。
“80脚作ってほしい”と頼まれるのだが。
10個程度を想像していた喜美ちゃん。
もしできるんであれば、1個400円で買わせてほしいと。
びっくりするほどおいしい話だが、まだ工房も持っておらず、自分たちの電気窯すらも用意できていない。
そして1番の危惧するところは、自分自身がまだ駆け出しでとてもそのような大量な注文は受けられないだろうと判断。
気に入ってもらえた事はとても嬉しいけれど、この仕事はとにかく信用と口コミが第一。
お客さんの信用を損ねるようなことが万一起きてしまえば、二度と活躍する場を失ってしまう。
実は、ここで八郎くんから思わぬ提案が。
今はまだとても注文を受けられるような状態ではないが、これから1年先かさらにその先か、2人で工房を設立して丸熊陶業から独立する予定であることを公表。
その時にまだ同じような需要があるのなら、その時にぜひもう一度声をかけていただけませんかと。
これは要するに丁重なお断り。
やむを得ないとは思うけれど、自分自身で窯を持っていないので、それは致し方ない。
でも、ここで2人は学んだに違いない、人の心に届くような作品作りを心がければ必ずどこかで欲しいと思う人が出てくると。
2人がめおとノートで計画した事はきっとうまくいくに違いないと、確信するのだ。
とりあえず今回は丁寧にお断りを
はじめての注文を断るには、やっぱり勇気が要るよね。
しかし、目先のお金に目がくらんで突っ走ってしまえば失敗した時のリスクを受け入れられなくなる。
八郎君が喜美ちゃんの作った茶碗を見たときに、焼入れする前に割れることを想定していた部分があった。
つまり、絵付け師としては1人前ではいるんだけど、陶芸家としてはまだまだな喜美ちゃん。
これからもっともっと経験を積んで土と友達になる必要が。
このシーンで傑作だったのは、結婚式の真っ最中でこれからまさに写真を撮ろうと言う時。
実は、最初お父さんは、そんなものは後にしろと言っておきながら、1脚400円の話を聞いた途端にすぐに行けと手のひらを返すこと。
実際は、話はご破算になったので。
やっぱり芸術家の領域に入っている2人の仕事なので、お金のことを先に起たせると良いものはできないね。
かわはら工房設立


今日のスカーレットでは、最後の5分間は4年後の話にワープしていた。
既に2人の自前の工房が出来上がっていて、熱心に作業をする様子が描かれていた。
作品作りは八郎くん。
八郎くんの作業を補助で行っているのが喜美ちゃん。
簡単なものや、大量生産は喜美ちゃんも手伝って一緒に作業をしているようだ。
しかし、人ごとながら思うんだけれど自営業ってことだよね。
この場合、夫婦2人がプライベートな夫婦の生活も仕事も、全く同じ場所でこなすって言うことだよね。
私には経験がないのでコメントのしようもないけれど、夫婦2人がこうやって四六時中顔を付き合わせるのってどうなんだろうかって思ってしまう。
若くて情熱のあるうちはそれなりに色々と楽しいだろうけれど、いつもいつも何年も続いてしまうとちょっと倦怠期とか余計な勘ぐりを。
さてそんな心配をよそに、2人の仲良し具合は物語の中でも面白おかしく描かれていた。
何よりも2人の間に生まれた男の子『武志くん』
どうやら一粒種の男の子ってことだよね。
ちや子さんの訪問
こちらの川原家には、ちや子さんが時々は訪問しているらしい。
今日の物語の最後の方でも工房の方にやってきていた 。
“琵琶湖大橋”の取材が終わったので、こちらに来る事はほとんどなくなるらしいとのこと。
武志君とのふれあいで家族の仲良しな様子が納得できたに違いない。
しかし、喜美ちゃんに女性陶芸家としてデビューするように声をかけるのだ。
信楽初の女性絵付け師として、活躍した過去があるんだから、これからは陶芸家としても頑張れるのではないかと。
しかし、喜美ちゃんはそのことをやんわりと否定する。
自分は今の暮らしぶりに満足しているので、それ以上の事は求めていないと。
それを言われると強く押すこともできずにちや子さんは帰っていくのだ。
しかし、その後描かれた喜美ちゃんの様子からは、“これでいいのかな?”とわずかに思うような不思議な陰が見て取れた。
さらに先のステップへ進むエピソードが来週以降語られるはず。
モデルとなった神山清子さんとは明らかに進み方が違っている。
神山さんは、ご主人は早々と会社勤めを辞めて独立したけれど、ほとんど無収入の夫を支えるために自身は長く会社勤めを継続したのだ。
スカーレットではそういうことではなさそうだ。
また喜美ちゃんと八郎君はモデルと同じ運命をたどるのであれば離婚をするはず。
そういったエピソードはまだまだ先になるとは思うけれど、後々は骨髄バンク設立などの活動もすることになる。
スカーレットではその辺のエピソードをどのように扱って描くのだろうか。