今日の物語では久しぶりに登場したね。ジョージ富士川
八さんは東京へ行った時に、その帰り大阪に寄ったらしい。
そして、信楽でばったりジョージ富士川に遭遇。
どうやら仕事の話でこちらに来ていたとのこと。
その結果、サニーで急遽、喜美ちゃんも含めて会うことに。
目次
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川原家の朝ご飯
武志君はにんじんが嫌いな設定。
周りのみんながポテトサラダに入っているにんじんを
気のせいや〜いうてまるで訴えを聞いてくれない。
本物かどうか食べて確かめてみ
にんじんや〜ん😰
多分、これからも相手にしてはもらえなさそう。
川原家では一家揃ってご飯を食べるようだ。
もちろん弟子の三津さんも一緒。
三津さんが料理を作るときにはにんじんと分からないように細かく刻んで隠してくれるようだが、たまたま今日の料理は喜美ちゃん制作。
特別な配慮はまるでなし。
喫茶サニーでジョージ富士川と再会
芸術家として大変な知名度のジョージ富士川。
八さんからの電話で呼び出されたのだが、わざわざスカートに着替えてやってきた。
普段はほとんどジーパンとかつなぎとか。
作業着でくるのは申し訳ないと思ったんだね。
ここでの会話の中で大阪の万博の1年前の設定になっていた。
知っての通りジョージ富士川のモデルはあの岡本太郎。
大阪の万博では例の巨大なモニュメントを制作している。
そしてあの太陽の塔の裏側には信楽焼のタイルが使用されている。
岡本太郎と信楽の里とは切っても切れない縁があったのは結構有名な事実なのかも。
ジョージ富士川曰く、
この作品を作り終えたらもう引退しよう。
全精力を傾けた作品作りは自分の中に何も残らない。
すっからかんになってしまうんや。
でも、作品を作り終えてみると、不思議なもので
次の作品作りへの意欲がふつふつと湧いてくるんや
そう思いながらここまで来てん
ジョージ富士川の作品作りへの情熱を聞いてみて、周りの皆が口を揃えて納得する。
窯業研究所の柴田さんだけがいまいちの反応だったが。
この古いかけらを見て、柴田さんが詳しく解説していたよね。
この室町時代のかけらは、実は釉薬を使ってなくてこの色を出している。
この時代は燃料は薪を使っていた。
そして燃えた薪の灰が器の上に降り積もって、そこで土と混ざって溶けるのだそう。
その結果この色が出たんやなぁ。
不思議な色合いの赤い感じは分析すると自然の造形の中で生まれたものとわかった。
実はこの番組の赤い色。(スカーレット)
スカーレットはこの造形の中で生まれた不思議な色合いを指し示すとも言われる。
番組内では、もっぱら窯の中で燃え上がる炎の色とされてはいるが。
夫婦が目指すもの
喜美ちゃんと八さんの今後のことを話し合っている様子が詳しく描かれていた。
八さんお手製の無骨なおにぎりが3個添えられて。
八さんは芸術的な良い作品について意見を述べていた。
芸術作品は喜美子に任す。
会話の中で分かった事は八さんは喜美ちゃんに備わっている作品作りへのモチベーションを大いに評価している。
そしてどうやら、その力は教えた自分をもう超えているようだと。
確かに喜美ちゃんの作品作りへの情熱は全身全霊を込めて、納得できるものを諦めずにとことん作り続ける、その心情に基づいて行われているようだ。
作品作りは、納得できなければ直ちにその場で壊して、再びまた模索する。
八さんのようにスランプに陥ることがどうやらなさそう。
そういえばモデルとなった神山さんのエピソードもかなりユニーク。
自分の窯で焼いて良い作品ができると、あまりの可愛らしさにその作品を抱きしめて、一緒に寝てしまうんだそうだ。
神山さんは作品作りに対して どれだけ情熱を傾けているかがよくわかる。
自分の思いの丈を込める。
そういったことができるのが真の芸術家と言うなら、喜美ちゃんは間違いなく
ホンモノの芸術家
八さんはそのことを早くから見抜いていたのかも。
喜美ちゃんが叶えたい夢
自分が大阪へ行く時にお父ちゃんから教えてもらった夕日が見える小路。
そこでの帰りに偶然見つけた古い信楽のかけらが今の喜美ちゃんの陶芸家への出発点と言える。
結婚して子供も1人設けて改めて思うこと。
この古いかけらで表現されている色を自分も作ってみたい。
そしてこの色を通して誰かを励ましたいんや
ここで初めてこの物語の本当の意味での目標が語られたのかも。
こんな色を表現したいとそう強く願っている。
さてそこで訪れた降ってわいたアクシデント。
電気窯が壊れてもうた!
実は、川原工房の生命線とも言える大切な機械。
これがなくては作品作りは進まない。
そしてあちこち頼んでみたが、すぐに修理はできないらしい。
物語はここで明日へ続くとなったが、実はこのことがきっかけでスカーレットの最も大切なアイテムが生まれる原因となる。
それは自前の焼き窯を持つこと。
寸越窯
このことをきっかけに、自前で薪を燃料にした窯を持つことに。
それは明日以降の話して語られるようになるが、物語的にはとりあえず今抱えている注文をなんとかこなさなければならない。
八さんには個展
きみちゃんには絵付け小皿
さてどうなっちゃう?