くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

5月場所開催が危ぶまれる大相撲 過去の熱戦を振り返ってみる

 

1連の新型コロナ騒動を受けて様々なイベントは中止が相次いでいる。

3月場所奇跡的に無観客でやり終えた大相撲

厳しい条件の中、テレビ放送のみでなんとかやりきった大相撲中継は個人的にはいつになく楽しめたと感じた。

しかし、今度の5月場所はどうだろうか。

3月の時以上に5月はまだ厳しい状況が想定されるのだが。

特に5月の6日までは非常事態宣言が継続しているので、その直後の開催で果たして大丈夫かなと。

さて大相撲の歴史はとても古い

記憶に残っている過去をもう一度振り返ってみたい。

目次

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横綱北の富士と初代貴乃花の曰く付きの1戦

 

ちなみにこの初代貴乃花の相撲はよく行司泣かせと言われた

とにかくきわどい相撲が多いこと、他の力士にはありえないほどの強靭な粘り腰

しかし観客たちは私も含めてこの貴乃花を大いに愛でていた。

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横綱大鵬引退後の大相撲を牽引していた力士たち

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輪島と初代貴乃花 2人の力士の人気は群を抜いていた

相撲ファン歴半世紀を超える私にとっては様々な過去の力士たちもリアルタイムで拝見した懐かしい記憶がたくさん。

横綱大鵬が引退したのは子供心にもカルチャーショックだった気がする。

あの大鵬がと言う思い。

ちなみに横綱大鵬を引退に追い込んだ相手の力士は初代の貴乃花

執拗なまでに食らいつくしぶとい相撲で、体重わずか100キロほどの軽量力士でいながら自分よりも数10キロも重い相手力士と互角に渡り合う。

貴乃花のライバルと目されたのは学生横綱出身の輪島

この2人の勝負も名勝負が多い。

ちなみに貴乃花は家系的に相撲一家である

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4人中3人が横綱 驚愕

この4人の力士の中では人気ナンバーワンだったのは初代の貴乃花だろう。

すらりとしたおよそ力士には似つかわしくない体型で巨漢力士と戦う。

しかし強さの点では初代の若乃花の強さも群を抜いていただろう。

体重わずか100キロの小兵力士。

しかし大技呼び戻しは彼にしか使えない技で、現在でも使えるものはいない。

これらの2人の後を継いだのが第二世代の花田勝氏花田光司氏

2代目貴乃花は相撲界から引退を表明しているが、相撲との関わりは未だに切れているとは思えない。

横綱北の富士 横綱千代の富士

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現在は解説でお馴染み北の富士 土俵入りの師匠は初代九重親方(横綱千代の山)

北の富士に土俵入りを教えているのは元の横綱千代の山だが、彼が見つけてきた力士が後の横綱千代の富士

ここにも大相撲の系譜が歴史として刻まれている。

現在は解説を主な仕事にしているが、横綱北の富士は故郷でもとても人気の力士。

現役時代彼のライバルであった横綱玉の海は悲劇的な死を遂げた事でもよく知られる。

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横綱玉の海享年27歳 肺塞栓症で死亡

この横綱は個人的に大好きだった。

相手力士にそれなりに攻撃をさせるのだが必ず相手を上回る技術と力量で勝ち星につなげていた。

横綱北の富士とは親友でもありライバルでもあったのだ。

もしこの玉の海が横綱として活躍できていたならばこの後に続く輪島や北の海など、今も記憶に残るような活躍は決してできていなかったはず。

そのような非業の死は相撲界にも衝撃を与えたし、私の記憶の中でもくっきりと残っている。

この時の北の富士を直接の師匠として指導を受けたのがあの大横綱千代の富士

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還暦の時の土俵入り このすぐ後に膵臓癌で亡くなっている

横綱千代の富士が活躍したことは記憶の中にも新しいが、千代の富士が活躍するわずか前に活躍していたのが横綱北の海

憎らしいほど強いで有名だった

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北の海 彼は私と同い年昭和28年生まれ

こうして見てみるとかつての北海道は相撲大国だった。

今ではもう見る影もないが、あらかたの関取衆が北海道出身だった事は紛れもない事実。

あの横綱大鵬も横綱北の海も地元には記念館が建立されている。

北海道出身の私にとっても実は縁もゆかりもないくせにそのことを自慢したい気持ちになってしまう。

もう還暦を過ぎて70近いのにこんなことを言っているから、我ながら子供じみている。

大乃国と双羽黒

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横綱大乃国の土俵入りは初代若乃花が伝授

ちなみに横綱双羽黒はもう存命ではない

数奇な運命をたどった彼は、報われることなく相撲界を去っていった。

彼のことをまとめた私のブログ。

 

www.kuwa-chu.com

 おしなべて相撲取りは短命だと言えるだろう。

その中でも彼は特に短命だった。

病気をしたことがその最たる理由だが、私の中では相撲取りは太く短く生きる印象が強い。

それは体系的なことが理由にはなっていると思うが、勝負師として不思議な存在であることも間違いない。

日本の歴史の中でも特筆すべき文化だと感じる。

さて、現在も広報部長として相撲協会で活躍する大乃国

彼も相撲取りとしてはどちらかと言えば恵まれなかった印象が強い。

彼の1番の印象に残る相撲は大横綱千代の富士の53連勝ストップさせた相撲。

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土俵際の左ノドワ一閃 千代の富士を粉砕

この相撲に臨む前日の夜親方に言われたそうだ。

今のお前なら何をやったって絶対に勝てっこないからせめてハラハラドキドキすることぐらいしてこい。

このかけられた言葉勝てるわけないに激しく反応したと本人が振り返る。

やっぱり相当プライドを傷つけられたんだろうね。

確かにそれまでは同じ横綱でいながら千代の富士には1つも勝てていなかったから。

体重200キロを超える巨漢でいながらその体重を生かしきれずに成績は振るわなかった。

当時の千代の富士も大乃国をカモだと思っていたようだ。

彼はやりやすい相手で、まず負ける気がしない。

横綱同士にしてはずいぶんと失礼な受け止め方だろうが、しかし、あくまでも対戦する同士の感覚だからやむを得ないと言えばそれまでだ。

大相撲の未来とは

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過去を振り返ってみても第一人者の風格白鵬

これからの相撲界を考えたときにいくつかの不安と課題がある。

それは有力な新弟子たちがなかなか入門してこないこと。

そして現在の上位力士たちはほとんど全てがモンゴル出身。

つまり日本人ではない。

相撲は言わずと知れた日本の国技で、神事を兼ねていると私は思っている。

横綱白鵬が偉大な事は素直に認めるが、彼が相撲の神事の部分をどれだけ理解しているのかと疑問に思うことが多々あるのだ。

これからのことを考えると、どうしても大丈夫かと思ってしまうことが多い。

次の5月場所はどうやら5月の24日に開催と案内があった。

新コロナウィルスの騒動がおさまっていることが大前提だろう。

また大勢の観客が声援を送る中の相撲中継を見たいと思うのだ。