今日のエールは冒頭から音楽会のシーン。
それは古館伊知郎氏扮する興業屋さんが企画していた古山祐一音楽会。
まさにその当日の様子から描かれていた。
祐一君が驚くほどの風格を見せてタクトを振る姿もバッチリ決まっている。
根っからの音楽家なんだなとみんなを信じさせるのに充分。
対する音ちゃん。
自分の歌の完成度を高めるために必死でトレーニングしたらしい。
で、その結果なんと声が出なくなってしまうことに。
すっかり舞い上がって慌てふためく音ちゃん。
そんな様子から今日の物語は始まった。
目次
コンサート当日 音ちゃんお声が不調⁉️
ドラマはいきなりコンサートのシーンから始まって、わずかながら驚きを隠せない。
ある程度の時間が過ぎなければ準備だってできないだろうにね。
それにコンサートの内容を見てみてさらにびっくり。
ピアノを始めとして伴奏用、演奏用の楽器が全く問題なく準備されていたこと。
そしてそれらを取りまとめて指揮をする祐一君。
見事にサマになっていて、昔から音楽をやって場慣れした雰囲気すら漂う。
さて、そんな中で必死に自分の役目を果たそうとしたんだろうね 音ちゃん。
本番当日になってから声が出にくいと、パニくる寸前。
そんな状況でも祐一くんは優しく接してくれる。
大丈夫だからね❣️
しかし、生のネギはちょっとねぇ😅😓
何とか喉に良いとされる蜂蜜とかでコンディションを整えようとする音ちゃん。
始まっちゃった!満員のコンサート
演奏会の最初のほうの演目で例の三郎お父さんのいびきからヒントを得た曲が披露されていた。
この曲の構成と曲風がなんとも斬新。
印象派に近いような手法で、いびきの息を引きずる様子が巧みに表現されていた。
これはまさに試みとしては現代音楽の領域なので古山祐一の並々ならぬ音楽の才能を表していたと。
そういえば御手洗先生が絶賛していたもの。
声は出ないけど頼りになる祐一君


緊張感の極致の中で始まった音ちゃんの歌。
晩秋のころ
この曲は今は亡きお父さんとの思い出を綴った曲。
そしてこの詩を書き上げたのが梅ちゃん。
叙情的なしっとりとしたとても素敵な仕上がりに。
そして詩の内容を遺憾なく表現する作曲家祐一君。
音楽家としての才能が開花しつつあることを強く感じさせる。
もし、詩を与えられたならば感じるままにそこに音楽が湧いて出てくる。
さらに詩がなくても様々な感じたことをモチーフにして作曲できる。
あのいびきがそうであるように。
モデルとなった古関裕而氏もすべてのジャンルにおいて作曲してきた第一人者。
あらゆる音楽に名前を連ねている。
高校野球の応援歌、阪神タイガースの応援歌、オリンピック行進曲などスポーツ関連。
映画モスラに代表される映画音楽。
そしてイヨマンテの夜に代表される歌謡曲。
全てのジャンルにおいて盛んに音楽活動を推進。
なるほどと、うならざるを得ない。
見事な歌声二階堂ふみ
実はコンサートでの音ちゃんの歌声は割愛されていて、実際は海辺でアカペラで歌ったことにして曲が披露されていた。
吹き替えなしの本人の歌声。
二階堂ふみ 歌うまいね。
本気モードを出したときの女優の実力がいかんなく発揮されていた。
演技をしながら歌うので、これはある意味ミュージカルのような意味合いを持つのでは。
エールでは柴咲コウがオペラ歌手として歌声を披露していたが、聞き比べてみても全く遜色ないのでは。
おそらく相当特訓したのではと推察する。
この海辺のシーンでは古い放送の時から関内家の家族の集う場所として描かれてきた。
お父さんとの思い出の場所。
海に向かって何かを語るとき、それはすなわちお父さんに語りかけること。
そういえばこの海に向かって散骨していたもの。
さらにまた祐一君もお父さんに呼びかけることに。
音さんを産んでくれてありがとう❓🤔
すかさずお母さんたちからダメ出しが。
音を産んだのは私。
お父さんは横でおろおろしていただけ
なるほど事実としてはそういうことだ。
鶴亀虎吉 お金持ち逃げやっぱりペテン師だった😱
さて興業屋の鶴亀氏。
見事に詐欺師だったね。
胡散臭さがプンプンしつつ、巧妙に若い2人を誘導していた。
ある程度の収益が出れば音ちゃんは東京行きの費用にするつもりだったらしい。
しかしその目論見は見事に立消えに。
それにしても関内家の人たちや祐一君の驚くほど能天気なこと。
楽しかったからそれでいいや😅
とてもじゃないが仕事でやっているんだから、ちゃんとしたギャランティーがなければ絶対にまずいと思うけれど。
興業に関わる費用はどうなったんだろうね?
その後大きく進展する話でもなさそうなので、諦めたことで何とかなったのかな?
そして最後の2分間でついに大御所志村けんが登場する。
結構年取った印象で出演。
実際の年齢も70歳なんだから、年相応と言えばそれまでだけれどね。
わずかな時間で感じた印象は、役者としては演技が微妙に固いような気がしたが。
ほとんど役者らしい活動はしていなかったから、基本はコントだもんね。
それでも大作曲家が新進気鋭の新人に多少なりとも活躍を嫉妬するような微妙なニュアンスが巧みに感じられたので。
さて、今日初めてお目見えで、この後何回放送に登場するのか。
おそらく最初の頃の撮影だけと言うから1週間分の枠内に収まっているものと思う。
後は回想シーンとして音だけ使ったりとか工夫をして脚本をつなげると聞いた。
ここへきてエールは本当に音楽を描いた作品なんだと実感。