くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

エール1週間振り返り 切ない恋物語

 

先週は早稲田の応援歌紺碧の空でずいぶん盛り上がったんだけど、実は同時進行で音ちゃんの鷹ノ塚記念公演の選考会も話が進んでいた。

その物語を受けて今週は記念公演への音ちゃんの挑戦が重点的に描かれていた。

それはほかならぬ尊敬する双浦環さんから

あなたの歌からは何も伝わってこない

物語をどれだけ理解しているの?

何を伝えたいの?

そう言われてみるとまるで何も理解していないことが発覚。

周りの様々な人のアドバイスを受けてチャレンジをするのだが最終的に選んだのは実地に恋愛を経験すること。

とは言うものの、人妻なのでカフェで1週間ほどアルバイトをして接客をしながら学ぼうと。

そこでいくつかの出会いがあってそこに隠されたエピソードがこの1週間を通じて語られた。

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そういえばいろいろあったよね

目次

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カフェパピヨンで希穂子さんと出会う

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先輩として音ちゃんを助けてくれた

記念公演の演目は椿姫

そして主役はヴィオレッタ

実はこの彼女は娼婦で、恋人のアルフレードと一緒になりたかったけれど、それが叶わなかった物語で、恋人のために身を引こうとする女心を演じなければいけない。

男女の恋愛の機微を学ぶためには実地で学ぶのが1番近道と判断した音ちゃん。

カフェで1週間限定で女給さんをやることに。

1週間後には人気抜群の女給さんになるのだが、それまでには先輩たちやママから様々なアドバイスを受ける。

色々と面倒を見てくれてかばってくれたのが希穂子さん

実はこの希穂子さんが祐一君の幼なじみ幼なじみ鉄男君と知り合いであることが発覚。

どうやら隠された過去があるらしくて、

希穂子さんは鉄男君を避けている様子。

彼女は病気のお父さんがいて、そのお父さんの治療費を捻出するためにカフェで働いていることがわかる。

そして何よりも福島出身とのこと。

後になって分かるのだが鉄男君と付き合っていた過去が。

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鉄男君と希穂子さん

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以前は相思相愛で付き合って居られたのにね

福島の料亭で知り合った2人。

きっかけはお互いが貧しかった過去を抱えて今を生きていること。

鉄男君は希穂子さんの屈託のない明るい対応が大好きでそこからいつも元気をもらっていた

希穂子さんも実直で男気のある鉄男君が大好き。

2人の関係は順風満帆に思えたのだが。

実は新聞社で働く鉄男君はその働きっぷりが社長にも見初められて、社長は自分の娘と結婚して、ゆくゆくは会社を継いで欲しいと思ったらしいのだ。

実はこの辺から話がややこしくなる。

鉄男君は社長から押し付けられる形の縁談だったのだが、彼にしてみればそのような話を受けるつもりはなく、後で断るつもりでいたらしいのだ。

そりゃそうだよね。だって希穂子さんがいるもの。

隠された物語

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鉄男君の会社の社長に鉄男君と別れるようにお金を渡されていた

新聞社の社長も手を回して色々と調べて回ったようだ。

そしてこともあろうに希穂子さんに直談判をする。

社長としてみれば素直に希望を述べただけなのだが、鉄男君の身辺整理を考えた。

希穂子さんに鉄男君と別れるように申し入れをするのだ。

そしてその時に手切れ金としてまとまったお金を渡す

どうしてもお金の欲しい希穂子さんは申し出を断ることができず、お金を受け取ってしまっている。

そして、この申し出を断れば鉄男君は会社を解雇されるとも。

そこまで厳しく追い詰められたなら、自分の恋愛を押し通すことにはならなかったのだ。

何よりも鉄男君にとって、今が一番大切な時と判断。

ここで自らが身を引くことで鉄男君を幸せにできるのではと考えたようだ。

実はこのエピソードが、祐一君の最初のレコーディングとも密接に関わってくる

東京で予期しない再会を果たした鉄男君はものの見事に振られてしまう。

その失恋の気持ちを福島への応援歌として歌詞に。

福島行進曲

この歌詞の内容に激しく感動した祐一君は作曲することを許してもらう。

そして万感の思いを込めて作ったこの曲がレコーディングされることになったのだ。

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ラブソングだね。間違いなく

自分が心寄せる男性のために自分が身を引く切ない女心。

目の前で起こったこの悲しい恋物語を音ちゃんは自らの体験として学んでいくこと。

カフェの女給としてよりも、目の前で起こった恋愛物語の方がはるかにヴィオレッタの役柄には参考になったようだ。

男女の心の機微を学んだ音ちゃん

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圧倒的な実力差をはねのけて主役に抜擢

今週のエールの最後の方でのエピソードの描かれ方は本当に秀逸だなと感じた。

鉄男君と希穂子さんの切ないやりとりがあるバックに福島行進曲そのものを流してみたり、

音ちゃんが最終選考で万感の思いを込めて歌う歌声をバックに2人のやりとりを

それはまさに椿姫のヴィオレッタを地で行くような悲しい嘘。

希穂子さん曰く

私は結婚が決まった。

とても素敵な頼れる人でお父さんの治療費も面倒を見てくれるらしい。

だからもう、私の家族の心配をしてくれなくても大丈夫ですよ。

これは希穂子さん一世一代の嘘

鉄男君をあきらめさせるために最後の思いを込めて嘘をついたのだ。

この最後の描かれ方がとても素晴らしいと思ったのはその嘘を鉄男君はどうやら気づいていたらしい。

そのことを踏まえての音ちゃんの最終選考会だったのだ。

さて来週の予告編によると音ちゃんには赤ちゃんができる。

どうやらつわりがひどいらしくて、記念公演の練習もままならないようだ。

実はここで重大な決断を迫られる音ちゃん。

いよいよ6月に入ると4週間の放送の後エールはしばらくお休みとなる。