ショパンを考えたときに彼の作品よりも評判とかが先に耳に入ってきてきちんと聞いていなかった歴史があった。
細面でちょっとやつれた感じの肖像画で有名なんだけど、彼のことを調べると評判とは違った面も見えてくるのでは。
個人的にはリストと並んでお気に入りのピアニスト兼作曲家だと言える。
目次
ピアニストショパンのマインドを継承する
Chopin Nocturne No. 20 perf. by Wladyslaw Szpilman - "The Pianist" - Original Recording
この方戦場のピアニストでモデルになった方。
ショパン解釈の第1人者
ウワディスワフ・シュピルマン
この方が自分の経験したことを本にして出版した。
それが後に脚本として採用されて映画に。
戦場のピアニスト
ショパンの抱いていた国家感 ポーランドに対する熱い思い そういったものが被る。
もっとも、ショパンはパリにいてポーランドのことを憂いた。
シュピルマンはナチス迫害のホロコーストの真っ只中にいたので、立場は明らかに違いますが。
このピアノ協奏曲第一番。甘ったるく感じるかなぁ。
多少ロマンチックな匂いがしないでもないですが、真面目でひたむきさが感じられる、それでいてショパンの匂いがするそんな曲に感じるのだが。
もともとピアノの詩人と呼ばれる位、ロマンチストな人。
ショパンとリスト
ショパンが目指していたのは、ある意味、作品を聞く人たちへのわかりやすさだったかもしれない。
リストがどちらかと言えば、超絶テクニックで観客その他を圧倒していたのに対し、ショパンはどうすれば聞き手の心に自分の思いが伝わるのか、そのことに腐心していたように感じる。
しかし、ピアノの腕前はリストに違わず相当なもの。
歴代の著名なピアニスト
♪ショパン:幻想即興曲嬰ハ短調作品66 / ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ) 1989年
このホロビッツという旧ソ連のピアニスト。
この方も音楽の歴史に残る大変な方で、リストの再来とまで言われた。
それぐらいピアノの腕前が素晴らしかったと聞く。
ただし、超わがままなことでも有名で、自分自身が普段弾いているピアノでなければ演奏会をしないと言い張って、自分のピアノを船便で運ばせたりしていた。
晩年の演奏を少しだけテレビで聞いたことがあるが、もう90歳位だったので、それほどの輝きは感じなかった。
しかし、かなりの高齢であるにもかかわらず、普通に演奏活動がこなせるあたり、並みのピアニストではないなと。
この幻想即興曲はショパンの代名詞にもなっている曲。
ショパンのピアノに対する情熱が如実に現れた作品で、おそらくショパンを知らない人でもこの曲を聞いた事はあるはず。
またピアニストならば、誰しもが挑戦をし様々な演奏が紹介されている。
Premium New圧力名人 料理人が使うかつお節【カネイ】
まとめ
私のお気に入りのピアニストの1人。
彼女のきらびやかな音色が大好き。
Martha Argerich play Chopin "Polonaise N°6 l'heroique"
まだ20代と思われる彼女の演奏。
メリハリが効いていてそれで屈託のないのびのびとした演奏。
著名な演奏家の演奏はいくらでも調べられるが、せっかくこのサイトで紹介するのだから、歴史的に見ても有名な特徴のある方を紹介させてもらった。
私も若い頃はどちらかと言えばショパンに対する評価は低かったと思う。
しかしショパンのことを本で読んだり、様々な曲を聞いてみたり、またリストとの関係を知るにつれ、逆に好きになっていったと感じる。
単なるロマンチストではない。
祖国愛に燃えた熱血漢だった。
しかしながら自分自身の情熱とは裏腹に彼の体は病気に犯されてボロボロだった。
それでも自分自身が被ったジレンマの中であれだけの曲を後世に残すことができた。
また10才前から作曲や演奏活動をしていたらしい。
リストも然り。モーツアルトなどと並び称せられる天才なんだろうなと。
これからも様々な良い演奏が発表されるはず。
チャンスがあればぜひ聞いてみたいもの。