今週のエールは福島に里帰りした様子が描かれる。
今日から初めて弟の浩二君が登場。
驚くほどの険悪な対応で、そういえば祐一君が福島を飛び出してからまだ3年だったので、あの時の恨みがまだ残っているのかも。
しかし古山家が抱えている問題はどうやら商売に関わることではない。
昨日の最後の方でも描かれていたが父三郎には命にかかわる重大な病気が。
家族のエピソードを中心に描かれる。
目次
ご家族のテレビの大音量でお悩みの方へ Premium New圧力名人
本当は酒を飲んではいけないんじゃない?
何か嬉しいことがあると、どうしてもはしゃいでみんなに言いふらさなければ気がすまないお父さん。
とても心優しくて家族思いで、それでいて周りの人間関係にとても気をつかう。
このお父さんは自分の稼業を祐一君ではなく、弟の浩二君につがせていた。
しかも、ちょっとした不注意で多額の借金を被ったこともあって、資金援助を頼んだ権藤家に祐一君を養子として差し出すことをしなければならない過去があって。
子供たちには負い目を負わせてしまったそんな気持ちを抱き続けていたに違いない。
ある時、祐一君は養子先の待遇に我慢できずに家を飛び出してしまう。
息子が立ち直れないほどの苦境に陥った時に、手助けしてやれなかった思いもあったに違いない。
そんな中で息子の凱旋帰国。
この上もなく嬉しかった。
当時、喜多一の従業員だった人たちや近所の人たちも集めて盛大に宴会が始まる。
宴会はひたすら盛り上がるけれど
宴会が始まって大盛り上がりになった頃、弟の浩二くんが帰ってくる。
彼は宴会が始まっていることをまるで知らなかった。
兄祐一君の姿も発見。
みるみる表情が険しくなる。
古山家のかつての切ない事情で祐一君とは全く仲違いをしたままで、抱いていた不満はそのまま継続していた。
そして思いがけず彼の口から出た言葉は父親に対して。
明日は病院で検査があるんだぞ!
酒を飲んでいる場合ではないだろう!
必死で弁解するお父さんをよそに宴会にまるで変わることもなくその場を立ち去ってしまう。
場は一気にしらけてしまうよね。
弟浩二君の心の闇
弟の浩二君にはどうしても祐一君を許せない気持ちが。
自分の好き勝手なことばかりをやって、しかも与えられた仕事も投げ出している兄。
兄は養子先を飛び出して、家族も何も捨ててしまっているのだ。
お父さんのようにそんな兄を許せるはずがない。
ドラマの中ではあまり描かれてはいないが、毎日どんな気持ちで暮らしていたのだろうか。
四六時中祐一君への恨みを抱いたまま生活したわけではないだろうに。
祐一君がお母さんに渡そうとした滞在費についても、
そんなものはもらってはいかんと一喝。
祐一君が何を言っても耳を貸すような状態ではない。
特に祐一君の姿を見ると、どうしても昔のいきさつを思い出して気持ちがささくれだってしまう。
母まささんと音ちゃんの和解
まささんと音ちゃんにもかつて相容れない切ないいきさつがあった。
祐一君の夢のためにどうか音楽家になる道を許してほしいとの願いをお母さんは、
息子の苦しむ姿は見たくないと言って拒否。
2人は決して相入れる事はなかった 。
宴会が終わった後の流し場での2人のやりとり。
子供を産んでみて初めてお母さんの気持ちが理解できるような気がすると音ちゃん。
そしてさらに、あの時は大変失礼なことを言いましたと謝罪をする。
しかしお母さんはこう、返した。
あなたは祐一を思って掛け値なしに支えてくれた。
あなたの判断は正しかった。
これからも祐一を支えてくださいね。
ここは嫁姑が和解できた瞬間で意気投合できた瞬間でもある。
エールを見て感じたのは音ちゃんは何でもぐいぐいと男勝りでやっていくような性格ながら、自分の家族を始め夫の家族に対しても心遣い気遣いがきちんとできるとてもいいお嫁さん。
これは祐一君も大事にしなきゃいけないよなぁ。
今日のエールの中で思いのほか時間を割いて語られていたのは、藤堂先生夫婦のエピソード。
藤堂先生のお父さんはこのたび陸軍から招聘がかかって 大陸の方へ派遣されるとのこと。
軍医として今までも活躍してきたのだが退官した後も何かにつけてお声がかかるようだ。
そのことを誇りとして息子に嫌みを言うお父さん。
そのお父さんと息子藤堂先生を仲直りさせようとしていたのは晶子さん。
おなかの中の子供をダシに使って父と息子を仲直りさせようと。
さて、古山家に少しの間滞在したいとの希望を出した音ちゃん。
こちらの家庭を助けるために何かできないかと思ったようだ。
問題の根は奥深い。
弟浩二君の心をきちんと理解できていない祐一君。
そして、兄祐一君をどうしても許すことができない浩二君。
この2人にはこの後すぐ更なる試練が待ち受けている。
父三郎は末期の胃がん
浩二君は祐一君との会話の中でお父さんが末期の胃がんであることを告知する。
そして家族はそのことをひた隠しに隠して今も一緒にいるとの事。
もうじき死を迎える家族を抱えた周りの者の針のムシロに座らされるような 心の痛みは味わった者でなければわからない。
医者がどんなに手を尽くしても、死ぬべき運命の人を助けられる事はほぼないと言って良いだろう。
個人的に私も両親ともにガンで亡くしているので、この告知に至る気持ちや隠す気持ちなど今でも鮮明に蘇ってくるほどつらく苦しい体験。
さて物語はそう遠くない将来父三郎の死を迎えることに。
この写真の1番手前に写っている親子。
小さな女の子が古関裕而さんの長女でそのすぐ後に奥さんの金子さん。
その奥さんの横にいるのが三郎次さんの奥様と思われる。
こんな写真を出してしまえばネタバレしてるようなものだけれど、末期の胃がんで奇跡的に助かるストーリーは絶対にありえないと思うので。
しかし誰もが気になっているのは浩二君と祐一君が果たして仲直りできるかどうかだろう。
おそらくそう遠くない将来きちんと答えが描かれるはず。