くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

オムニバスエール あの世へ戻る父安隆の思い

 

あの世から戻ってきたお父さんの地上での滞在期限もきょう1日。

夕方には閻魔様の所へ戻らなければならない。

そんな中お父さんが戻りたかったのは豊橋の関内家

なんといったって、ここには連れ合いだったお母さんや娘の梅ちゃんが。

ただし登場の仕方はあくまでもユニーク。

さて残り少ない時間の中でどんな交流ができたんだろう?

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関内家の大黒柱岩城さん

目次

登場は思いがけなく焦る

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驚くほどカンの鋭い岩城さん

豊橋について真っ先に訪れたのが自分が経営していた馬具工房 。

ここが仕事場で家族を支えてきた要の場所だったので。

そこには懐かしい岩城さんが。

しかし不思議なことだが身內にしか見えないはずの自分の気配を岩城さんに感じとられてしまう。

岩城さんにしてみれば何か得体の知れないものがそばにいる感覚に身構えてしまう。

ちょっと驚いてたじろいでしまうお父さん。

そうこうしているうちにお母さんと再会。

さすがのお母さんも絶句。

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こちらはメイキング 岩城さんには見えていない設定

驚くほどカンの鋭い岩城さん。

しかし、無事 関内家での対面は何とか果たすことに。

お母さんとのやりとり

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相変わらずのお母さん

お母さんの近況報告を聞いてみる。

仕事を継続してこれたこと、特に3人姉妹の上2人が首尾よく結婚できたこと。

ただし、姉の吟ちゃんはお父さんに驚いてきちんとした再会は果たせなかったかも。

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メイキングなのでコメディーそのもの

あの世から舞い戻ってくるのにわざわざ頭に三角の布切れを額につけてくるかな?

物語を面白くするための演出に違いないけれど。

関内家の家族それぞれ反応が違っていた。

お母さんも音ちゃんもすぐに受け入れてくれたようだけど、やっぱりあの世から期間限定で戻ってくるのがそれほどわかりやすい話でもなさそう。

しかしお父さんもお母さんも嬉しいことには変わりない。

会話を重ねるうちにやっぱり相手が自分の連れ合いだったことを今更のように確認しあえる

そして、かつてやったようにダンスなどを踊ってみる。

三女梅ちゃんのエピソード

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まるで驚かない梅ちゃん でもやっぱりあいたかったよね

小説家志望の梅ちゃん

お父さんとの再会にまるで驚く気配は無い。

お父さんの問いかけに、幽霊が出るぐらい小説の世界では当たり前のことなので。 

なんとも肝っ玉が座っているというか、ちょっと屈折しているというか。

梅ちゃんには切ないエピソードが。

子供の頃自分よりもはるかに文字の読み書きが苦手な友達が、その後梅ちゃん同様小説家を目指して、最近とある文学賞の新人賞を受賞したとのこと。

そのことがショックでふさぎ込んでいる梅ちゃん

その梅ちゃんに父親としてのアドバイスをするお父さん。

お父さんに正直な気持ちを話してごらん?

そうすると心を開いて素直な気持ちを表現してみようとする梅ちゃん。

正直なところ悔しいと思った。

でも、いろいろ考えてみると今まで自分は世の中を観察するのに少し斜めから見すぎていたのかもと反省することが多々あることに気がつく。

これからは、もっと直球勝負でストレートに自分の気持ちを表現して作品作りに生かそうと。

そういったやりとりをした後梅ちゃんはお父さんに抱きつく。

関内家ではやっぱりお父さんの存在はなくてはならない支えだったね。

そういった家族との再会を果たすことができたお父さん。

しかし、閻魔様との約束で夕方にはもうあの世に帰らなければならない。

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メイキング画像 かなり笑える記念撮影

お父さんは満足して納得してあの世に帰ることに。

そういえばあの世でのこの宝くじは年2回開催されるとあった。

そのうちの1回に今回は首尾よくお父さんが当選 。

まさかこの後何回も当たることにはならないだろうけれど。

面白いなと思うのは、確かお父さんはキリスト教徒だったはずなんだけれど、実際にたどり着いたあの世はあまりに東洋的。

まぁ物語なので深くは追求しないことに。

お父さんの人となり

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掛け値なしに周りの幸せを喜ぶことができた

自分の幸せを追求するよりも、周りの人の喜びがそのまま自分の喜びになること。

この利他の心が安隆お父さんの 大きな特徴かも。

そういった心の広さが大好きだった光子お母さん。

お互いを認めあった1番のポイントだったね。

お父さんは熱心なクリスチャンだったので、自己犠牲の精神がきちんと身に付いていたと。

そのせいで自分の危険もかえりみず、列車にはねられそうな子供を助けて自ら命を落としてしまった。

それは不幸な事件だったけれど、お父さんの人となりを最も象徴していたことだったかも。

このお父さんとお母さんだからあの3姉妹が生まれた。

音ちゃんもその血をしっかりと受け継いでいる。

そしてあの世へ戻る

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楽しい時間はすぐに過ぎちゃう やっぱり約束を守らなきゃ

赤い小さなお塔婆をぽきっと居るとあの世へ帰ることに 。

お父さんはどうやら納得してお帰りいただいたようだ。

あの世の彼方の世界の事は正直なところをわからないことが普通。

人間死ぬと、今生きているときの次元とは全く別の世界に赴くらしいので、すべての記憶や経験などがリセットされると聞いている。

この辺のところは、エールの中でも閻魔様から箝口令が敷かれているとのことで、あの世の世界の事は詳しく話してはいけない設定になっていた。

それほど好奇心を駆り立てなくても、いずれどなたも訪れるであろう世界なので、今更そんなに恐れることもないのでは。

さて、音ちゃんのお父さんのエピソードは今日で終わり。

明日は誰のエピソードが描かれるのかな?