今日からの再放送エールは鉄男君の副音声。
実は彼の福島弁を大いに期待していた。
副音声で聞いてみた感想は驚くほど画面にマッチ。
こういったナレーションは、ドラマの面白さをより的確に伝えられるものと思う。
ちなみに最初の放送は5月1日だったんだよね。
3ヶ月近く前の話になる。
この後のエピソードもいちどドラマを見た者としては全て知っているけれど、改めて見直すのもやっぱりアリだなと。
目次
乃木大将村野鉄男君(中村蒼)
彼の役どころは、福島県出身の幼なじみ。
彼は乃木大将と呼ばれたガキ大将だったんだけれど、家が貧しくてね。
ずいぶん苦労して育ったんだけれど藤堂先生にもらった新聞社の名刺を頼りに今は福島の新聞社で働いている。
もともと詩を書いたり読んだりするのが大好きで将来は作詞家になりたいのだと。
エールの中でも彼のキャラクターはしっかりと決まっている。
音楽を一途に愛する祐一君の良き理解者で、同じく幼なじみの佐藤久志君とも友達関係。
この3人は福島三羽ガラスと呼ばれる。
この三羽ガラスを導いたのが藤堂先生で、そのつながりと言うことに。
本人のコメントでは副音声を入れるのに最初は少し硬くなったとのこと。
でも今日の放送を聞いて見た限りでは何の違和感も感じなかったし、彼自身の存在感が遺憾なく発揮されていたよね。
特に、今週から始まるエピソードは、かなりシリアスな内容があったと思うので、彼がどんなふうにコメントするのか今から楽しみ。
待ちに待った音楽会
音楽会はどうやら大いに盛り上がって、満員盛況な様子。
タキシードをぴしっと決めた祐一君。
福島でのハーモニカクラブでの活動も経験になっているのだろうか、驚くほどの落ち着きぶりで風格も漂っていたね。
彼の持ち味として自分自身の事ばかりではなく、周りへの気配りが挙げられるだろう。
ここが、古山祐一らしさ。
音楽での才能は並々ならぬものを示しながらも、驚くほど穏やかで優しい。
これからの音楽活動を想像させるような演技ぶりだったなと。
風格漂う祐一君とガチガチの音ちゃん
指揮棒を振る姿も驚くほど様になっている祐一君。
それに対して音ちゃんはガチガチに固まってしまっている。
なんでも、昨日練習しすぎで声が枯れてしまっているらしい。
プロの声楽家なら絶対にやってはいけないミスなんだけど、そこは物語なので、今回は声が出ませんとの設定。
ステージ上では声が出なくて歌が途中で止まってしまった音ちゃん。
しかし、祐一君の機転で無事回避する。
観客に向かってにこやかに事情を話して、そして彼女の歌声をみんなで聞きましょうと案内をする。
安心して無事歌いあげることができた音ちゃん。
コンサートは大成功に終わるのだ。
そしてこういった物語の間に至るところで鉄男君の福島弁の説明が。
今までの副音声とは全く違った存在感。
いろんな人の副音声が今までやってきたけれど、鉄男君の親しみやすさとか、聞きやすさなどは、ピカイチだったのでは。
明日以降も続くので、どんなふうにナレーションしてるのかなと。
詐欺師の役柄ってどうなんだろう古館一郎
朝ドラっていつも思うけれど必ず著名な役者さんを使って詐欺師の役どころをあてがっている。
今回の詐欺師もかなりユニークで、大成功のコンサートの売り上げをしっかり持ち逃げする役どころ。
臨時収入に大いに期待していた音ちゃんとは裏腹に他のみんなは随分と大人な対応。
祐一君など、音楽仲間と知り合えたからまた音ちゃんとステージに立てたからそれだけで充分満足なんだと。
これは でも、正直言って警察に被害届を出すべきだなと思うが。
大体、詐欺でとられたお金は今も昔もほぼ戻らないと相場は決まっている。
高い授業料だったけれど、みんなが成長できたのでよかったことにするのかな。
次から始まるエピソードはかなりシリアスだったかなと
見直してみても今回のエールは作品が綿密に練られていて作られていることがよくわかる。
脚本がいいのかそれとも現場の演出がいいのか。
また役者たちの思い入れによるものなのか。
様々な朝ドラを見るようになっているが、今回のエールも素晴らしい作品だなと改めて感じる。
人間模様から、専門的な芸術の話に至るまで盛りだくさんに構成されているのだ。
今回は、亡くなられた志村けんの存在が大きくクローズアップ。
5月の1日の私のブログでは志村けんの演技をさして、少し硬く感じたとあった。
今日も同じように感じてはみたが、この後の様々な出演を見ているので、役者として彼の存在感はエルでは抜群のものがあると改めて感じる。
放送が再開された時も、志村けんの出番は少しはありそう。
予告編の中で確認できているので。
再開される放送を楽しみにしつつ。