くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

SFスリラー アップグレードってどんな映画だったんだろう?

 

YouTubeを検索していてたまたま見かけたのがアップグレードって映画のあらすじ

AIが著しく発達した社会で、1部の最新鋭の機能はどうやら人格を持ちつつあるようなそんな設定で。

その中で、主人公は最新機器とは程遠いアナログ人間

その彼と彼の奥さんが事件に巻き込まれ、奥さんは命を失ってしまう。

主人公も体に重篤な後遺症を持つのだが最新鋭のAIシステムを利用して復活を遂げる。

しかしその中には驚くべき隠された秘密が。

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今やAIなしでは社会の活動は成り立たない

目次

主人公夫婦が巻き込まれた悲劇

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夫は半身不随の治療のためにAIチップを体に埋め込む

この映画のストーリーは思いのほか込み入っている。

近未来社会を描いているが、その中には社会とは1線を画してアナログなレトロな生き方をする人間だっているのだ。

そういったレトロな人間に降りかかった災難を描いている

実はこの災難を起こした犯人を探索する内容のストーリーでもある。

最終的に行き着くのが、AIチップそのものが犯人だったと言うもの。

機械がやがて意思を持つようになる設定は、ターミネーターを始め様々なシリーズで取り上げられてきただろう。 

どうやらこの映画もそうした伝統を踏襲しているように見える。

YouTubeの紹介画像を見てみよう。


四肢麻痺の状態で、AIを身体に埋め込まれた男。 ≪アップグレード≫【映画紹介】【#スペアシアター】

 どうやら注目の映画だったらしく紹介動画だけで数本あったんだけど、こちらのがサイトとして一番登録者数も多かったようで、一番わかりやすく感じたので、紹介をさせてもらうことに。

ストーリーは単純に作られているように見えて、裏のほうに深く掘り下げられた秘密が隠されている。

こういったタイプの映画は昔から傑作が多かったような気が。

スピルバーグの映画にAIがあった

子役だったハーレーオスメントの健気な演技がとても感動的だったと記憶。

古い映画の中では、ロビンウィリアムズが主演したアンドリューがあった

1本1本が記憶に残る位私の中では鮮明だが、最新の映画ではエクスマキナが秀逸だったと記憶。

実は、今回紹介する映画は全く見ていないでこの記事にアップしている。

しかしストーリーを見ていっぱつで気に入った。

どこかでチャンスを見てレンタルビデオか何かで見てみたいもの。

出演者が誰も知らないのも魅力的。

わずか10分程度の紹介動画で気にいってしまうのだからかなり良さそうに思った。

SF映画の範疇でいながら問題提起

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ステムと呼ばれるAIチップ 実は既に意志を持つように

半身不随となった主人公を助けるために埋め込まれたAIチップステム

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神経の最も重要な部分に埋設 神経伝達を補助する

こういった技術は映画の中だけではなく実際に実用化されないものかとつくづく思ってしまうのだ。

私はいろいろなYouTuberを登録しているが、その中には事故で半身不随になっている人たちもいるのだ。

私が知っているのは女性だが、本当に明るくて健気に頑張っている姿は無条件に好感を持ってしまう。

今回の映画で紹介されたステムのようなAIチップがあれば切断された神経細胞の補助をしてくれるのでは。

そんなことを考えてしまう。

 驚くほどのローコスト映画

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設定のユニークさで映画の面白さを追求したのか

 映画を監督したリー・ワネルはソウシリーズでも活躍している。

彼が得意とするのはローコスト映画。

ちなみにこのアップグレードで制作費が500万ドルほど。

日本円にしてみると6億円弱位だろうか。

映画好きな私から見るととんでもない安上がり映画と言うことに。

もしシュワルツネッガーやスタローンを主役に使えば彼らの出演費用だけで数十億円は吹っ飛んでしまうだろう。

知名度のある俳優が見当たらないのもその辺に理由があると言っていい。

制作費が100億円以下だと今ならば安上がりな映画と言われるのでは。

アップグレードの制作費はおそらくテレビドラマに匹敵するレベルだと。

少し気合の入ったテレビドラマならばもっとお金をかけるはず。

しかしそんな事は映画の面白さにはそれほど影響しないとポリシーを持って制作しているようだ。

そういった作品作りにも大いに共感できる。

特にストーリーや設定を綿密に考えてこしらえてくるあたりがローコスト映画の真骨頂と言えるだろう。

何を表現したいかで映画の値打ちが決まるようだ。

普通SF映画はお金がかかるものと思いがちだが、私が大好きなエクスマキナ

こちらの制作費が1,500万ドルほど。

数百億円もかける対策のハリウッド映画とは比較にならないほどのローコスト。

映画を楽しみたい人はこういった周辺にちりばめられた秀作にも大いに注目したいものだ。