ネットサーフィンをしていてたまたま見かけたのが
トヨタのクラウンが現行モデルで生産中止となるニュース。
私の中ではあの名車クラウンがなくなってしまうのか‼️という衝撃。
個人で所有した事はないが、何度か運転する機会に恵まれた。
現在北海道に移り住んで40年以上経った今、クラウンなどには縁のない生活だが、私はかつて東京暮らしをしていた。
実はその時にごくわずかだがクラウンを運転する機会があった。
私が受け持ったクランはスーパーサルーンエキストラ。
正直なところ、
全く経験したことのない別世界のような運転のしやすさと、高級ホテルに入るような乗り心地。
世の中にはこんな至れり尽くせりの車もあるんだとひとしきり感動した記憶が。
目次
昭和53年、つまり今から43年以上前
今もあの当時も会社員の人たちの通勤手段は公共交通機関じゃなかろうか。
車で通勤する人はどちらかと言えば少数派だったような気が。
私自身もご多分にもれず普通に会社勤めをしていたが、小田急線沿線に住んでいたこともあって、こちらの新百合ヶ丘駅の出来立ての頃利用していた。
周りには何もなくて、自分の住んでいるアパートから15分ほど歩いて通った記憶が。
この当時、道路関係の仕事をしていた私は必ずと言っていいほど車の運転をした。
道路のメンテナンスに使う車なので、黄色い色の車両に回転灯の回っている特殊車両。
ほとんどは4t車ベース。
仕事柄、ほぼ100%役所の仕事を請け負っていたので、作業が完了したときには必ず会計検査を受ける必要が。
実は、私たち業者はその時に検査の担当官に、この上もないくらい気を使うのだ。
検査のときは仕事をした現場を視察して回るのだが、その時は車に乗せて案内をすることに。
この車にクラウンが使われる。
何度かハンドルを握ったので記憶にあるが、検査官に不快な思いをさせないようにとにかく気を使う。
役所の仕事の美味しいところは、この検査に合格するとお金は大抵1週間か10日以内位に現金で口座に振り込まれるのだ。
普通会社同士の取引なら、半年やそれ以上の手形決済が多いので、仕事をしてもお金がすぐに入ってくるわけではない。
おそらく今もその辺の事情は変わっていないものと。
検査官の印象が悪ければ、現場を回った時にダメ出しをされることが。
つまりやり直しを命ぜられる。
とにかくこれを避けなければいけないので、必死で思いをめぐらせる。
会社で場違いな車を購入したのも、あくまでも検査の時に検査官を乗車させるためのものとして、用途は限られた。
あの当時運転していたクラウン
ググってみるとあの当時運転していた車の型式がヒット。
多分この形だと思う。
このタイプのスーパーサルーンを購入していた。
排気量が2600 CCで3ナンバーと言うのが特徴。
今ならば珍しくもなんともないだろうが、当時の感覚では普通の人は手が届かない位の高級車のイメージ。
普通の4ドアのセダンなんだけど、キビキビした走りとか、静粛性とか高級車の持ち味を全て兼ね備えていたような気が。
タウンユースでこんな車を運転する人は一体どんな人なんだろうと。
今でもクラウンを街で見かけるたびに、思わず誰が運転しているのかと覗き込む癖が。
大抵の場合はお金持ちやお年寄りなどが運転している場合が多いと思うのだが。
たまに女性のドライバーも見かける。
クラウンには独特のイメージがあるように思う。
今回、生産中止の情報が流れたが、あの商魂たくましいトヨタが勝算もなしに 軽はずみな行動をとるはずはないので、必ず何か対応策があってのことと思う。
今でもクラウンを購入する人たちには役所関係が多いとも聞いているが、どうやら最近の傾向としてはアルファードなどのワンボックスカーに需要が移りつつあるとも聞いた。
私の市町村でも市長が乗っている車はアルファードのハイブリットだと思った。
最近の流行としてはよその市町村もそういった傾向にあるようだ。
今後どんな形でクラウンの名前が市場に出てくるのかは興味の尽きないところだが、今流行のSVUなどの形式をとる可能性も聞こえてくる。
確かに普通の乗用車ではない車が流行ではあるような気がする。
今の私にとってはほとんど縁のない車なので、これ以上の事には興味がわくこともない。
まとめ
すでに40年以上が経とうとしているので、かなり昔であることには違いない。
小田急線沿線でアパート暮らしをしていた私はこちらの向ヶ丘遊園駅と隣の登戸駅が最寄りの駅。
登戸からは南武線に乗り換えて宿河原で降りたような気がする。
そこから駅の線路沿いに東名高速の高架下を歩いて行って高架下に仕事場の基地があった。
今もそこに基地があるかどうかは定かではない。
このアングルだと高架下のフェンスの奥に事務所があったはずなんだけれど、今はもう何もないようだ。
おそらくは全て撤去されたのだろうと思う。
私は間違いなくここで何年かお世話になって仕事をしたので、記憶の中にははっきり残る。
こうしてみると時代の移り変わりを強く感じるが、あの時のやってきたことが今どんな形で誰に受け継がれているのか多少なりとも興味が湧く。
当時を振り返ってみて懐かしさを感じたもので。