昨日小学校で本棚を作った後、学校の机がそろそろ寿命なことを発見。
これを広葉樹の楢材で作れば一石二鳥でみんなに喜ばれるのではと。
実はこの発見は大ヒットになる。
みんなに説明をすると、どうやらいけそうだとの判断。
早速、山で伐採を待っている楢の下へ。
実はこの業界出身の私は、ここではたと疑問が湧いた。
机を作るための材料を今から伐採して製材をして作り上げるんだよね。
どのくらいの時間をかけるつもりなんだろう?
確か物語の中ではとりあえずサンプルぐらい作ってみようかとの話だったけど。
サンプル用のわずかな材料ならば手元に保管してある分で何とかなるのかも。
昨日もこのブログで明かしたけれど、乾燥しない木材の利用価値はほとんどゼロに等しい。
とにかく、放っておけば生の木は口答えできないくらい狂う。
物語の中でどんな風に描かれるのか。
しかし、話の流れはどうやら天気予報にシフト。
どんなふうに気象のことに興味を持って勉強できるか。
どうやら菅波先生の果たす役割はとても大きそう。
目次
山作業を請け負う職人たち
いかつい感じのおじさん。
私この仕事のベテランらしく、天気予報その他も熟知しているような様子。
こちらの熊谷さんが使ってた重機は名前が入っていないので外国製なのかも。
日本のメーカーでもいくつか作っているらしく調べてみると、いろいろヒット。
ちなみにこのような重機を使うのは針葉樹に限られるだろう。
広葉樹はこの方式は使えない。
木が相当曲がりくねっていて、大掛かりな機械は太刀打ちできないと思われる。
この木は樹齢100年越えだと思う。
50年過ぎたくらいだともうちょっと細身だろう。
広葉樹を伐採するときはチェーンソー以外は使えないだろうね。
山の天気は下から変わる


事務方の事情を説明して楢を伐採することをお願いする。
そこで熊谷さんがポツリと一言。
ちょうど楢の生えているあたりは昼から雨だから、見に行くのは明日にしようと。
空を見上げるモネちゃん。
山の頂上と麓では天気が違ってくるらしい。
そして天気は山の麓から変わっていくのだと。
ローカル天気予報は海仕事山仕事の担当者はもちろん、農家の人たちも自分たち琉にたくさんのノウハウを持っているようだ。
かく言う私でさえ空の様子、風の強さ、遠くの東西の山々の見え具合で簡単な予報ならできてしまう。
これに科学的なデータが加われば言う事はないんだよね。
どうやら、たくさんの机を準備するためには伐採から始めなければならない。
素朴な疑問だけど、納期はいつ頃なんだろう?
乾燥させるだけでかなりの時間が必要な事は言うまでもない。
絵本で勉強する気象予報士
菅波先生のアドバイスで教科書を絵本に変更するモネちゃん。
小学生向けのものだから幼稚だと馬鹿にするなかれ。
不思議なもので人の理解力って言葉だけでは意外と大した事なかったりするよね。
百聞は一見にしかずじゃないけど、実際に目で見たものは文字によるものよりも100倍の説得力があるかもしれない。
また、実際に手がけてやってみることなどは経験こそがすべての勉強のもとになる。
つまり、文字列を必死で追いかけたところで手に入る知識は知れている。
納得できるかできないかは知性ではなく感性の側にあるんだろうな。
モネちゃん気象予報士になるための勉強はどうやらこの辺が具体的な始まりになるかも。
決して幼稚な方法を選んでいるとは思わないね。
何度も繰り返すが、理屈を心の底から納得できるか否かは、見た瞬間に感覚が決めてくれる。
どうして雨はできるの?
サロンで1人勉強しているとたまたまやってきた菅波先生。
物語の流れで絵本による気象予報士の勉強のアドバイスをしてくれることに。
モネちゃんの素朴な疑問。
雲はどうしてできる?
雨はどうして降る?
小学生が抱くような疑問だけど、これ聞かれたときに大人は明確に答えられるかどうか。
ここをきちんと説明できる大人はかなり真面目で博識な人だと思うね。
テキトーな説明なら私もいくらでもできるが、きちんと理解してもらうための説明は意外と難しかったりするのでは。
理解するのは自分ではない。
話して聞かせる相手。
おかえりモネのかなり重要なエピソードだと思うので、もうちょっと深掘りしてみると実は菅波先生はかなり自分勝手な人で、人とのコミニュケーションがとにかく苦手。
そのかわり、頭の良いことにかけては他の追随を許さない。
その彼が人間として成長するためには、自分よりもはるかに理解力の劣った誰かに対して丁寧に分かりやすく説明してあげられること。
そのまんまの様子が今日の最後の方で描かれていたね。
氷をたグラスに水滴がつくことを雨だと説明。
人に教えるってこんなことだろうなと妙に納得した。
さて、どうやら明日は雲がなぜできるかを教えてくれるらしい。
モネちゃん、楢の机と気象予報士の勉強。
二足のわらじもなかなかどうにいっている。