くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

カムカムエヴリバディ I hate you(るい)

 

どうやら今日で第1部が終わったような気がする。

カムカムエヴリバディってこんなドラマだったんだ‼️

正直なところ、驚き以外のなにものでもないのと、ストーリーの展開の巧みさにただ驚くばかり。

大阪で、兄算太を必死に探し続ける安子。

しかし、ついに体力の限界。

雨の道路で気を失って倒れ込んでしまう。

彼女を無事救って介抱してあげたのはロバート。

実は目が覚めた時は、娘るいの入学式の当日。

あわてて岡山に戻ろうとするが、時 既に遅し。

この時から、るいの心は母親から決定的に離れてしまった。

そしてるいは深津絵里ちゃんにバトンタッチ。

いくつかのエピソードを紡いで物語は作られているが、絶妙に絡み合っていること。

なぜ、るいちゃんが母親を憎むことになるのか、そのいきさつが詳しく語られることに。

そして、初代のヒロインだった上白石萌音ちゃんの苦労をねぎらいたい。

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I hate you (大っ嫌い😡)

目次

ロバートと安子

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目が覚めた時にそばにいたのはロバート

路上で倒れてからおよそ1晩眠り続けた安子ちゃん。

目が覚めて、真っ先に思ったのが今日はるいちゃんの入学式。

大阪から岡山まで戻らなければならない。

熱もあって、頭が混乱した状態では正常な判断などできるはずもなく。

ボロボロの体でふらふらと立ち上がろうとするが、それを制するロバート。

そして彼は言うのだ。

もうこれ以上苦しまなくていい。

あなたは精一杯頑張った。

僕と一緒にアメリカに行って暮らそう!

僕はあなたを愛している。

突然のプロポーズに嬉しいと思いつつも、

自分は日本を離れるわけにはいかないと。

それは娘るいのために母親としての責任が。

そして立ち上がろうとするところをロバートに抱きかかえられるのだ。

実はこの時、窓の外でるいちゃんが一部始終を目撃していた。

自分の母親は、自分の入学式にも来ないで、かつての大阪の住所でアメリカ人兵と会っている。

幼いるいちゃんには母親が自分を捨てたと思っても仕方がない。

物語は、驚くほど綿密に計算されていて、それぞれの登場人物の胸の内がどのエピソードをもとに構成されているのかがよくわかる仕組み。

物語の最初の方でるいちゃんは自分の母親を憎んでいるとあった。

そのためのエピソード回収が今日なされたと言える。

失踪 るいちゃん

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るいちゃんが目にしたのは😨😰😭

入学式の時間になっても母親は戻ってこない。

あんなに約束したのに😔

そう思うと幼いながらも汽車に乗って大阪まで出向くことになるのだ。

向かった先は、かつて母親と共同生活をしていた小屋。

そこへ行けば会えないまでも何か手がかりがあるのではと考えたようだ。

そして雨の中たどり着いた家の外から覗いた家の中の様子は、

母親が外人さんと抱き合っている姿。

物語をテレビ画面で見ている我々ならば事情を察することができるが、るいちゃんはどうやらたまたま目に入った場面が抱き合っているところだったようだ。

おそらく、裏切られた😰 そう感じたに違いない。

考えてみれば、幼い頃から、母親にはいまひとつ理解できない部分があったようにも思う。

自分のためと言いながら、自分と一緒にいることを避けるような。

おそらくは自分を捨てて、雉真に返すつもりなんだろうと、改めて実感するのだ。

子供の演技もさることながら、物語の設定が驚くほどシビア。

こんな形でそれぞれの人の気持ちがすれ違っていくなんて。

実らない思い

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願いは普通の暮らしをすること

なんとか立ち上がることのできた安子は必死の思いで岡山への帰途につく。

うわごとのように るい  るい  るい つぶやきながら。

失踪した算太の捜索も結局は実ことなく、何の収穫もないまま岡山に帰らなければいけない。

と言うのも、雉真家に電話をして るいが行方不明であることを知らされたから。

不安と失望とそしてどうしようもない焦り。

乱れきった心で必死の思いで岡山に帰るのだが、雉真家で無事娘を発見。

その時、喜びのあまりるいちゃんに抱きついてみたが、なんとなくよそよそしい。

娘は、母親を徹底的に排除するようになっていた。

無表情に冷たく言い放つ。

もう来なくていい😤

会いたくない

大っ嫌い💔

この言葉は安子ちゃんの心をズタズタに引き裂く。

別れ

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親娘の心はついに途切れた😭

必死の思いで岡山に戻ってはみたが、最悪の事態を招くことに。

あれだけ仲良しの親娘だったが、もう今はそんなことも虚しい。

驚くほど冷酷な物語設定になっている。

安子ちゃんにはるいちゃんこそが生きがいのはずだったが、残念ながらその生きがいを取り上げられた形になる。

彼女にはもう何も残っていない。

こんな形で親子が離れ離れになるとはね。

今までいろんなドラマの脚本を見てきたけど、この脚本は1〜2を争うくらい残酷な作りになっているのかも。

物語は次のステージへ

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ドラマで使われたテキスト 英文は上白石萌音ちゃんの直筆らしい

岡山に戻った安子ちゃんは追いかけてきたロバートに告げる。

私をアメリカに連れてって

私を一緒に。

そう言いながら泣き崩れてしまうのだ。

物語の中ではここで安子ちゃんは退場になったものと思われる。

15分の最後の方でタイトルコールがなされて、その後登場したのは18歳のるい。

既に俳優も深津絵里ちゃんに交代。

10年以上経った設定だよね。

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失礼と思いつつ、48歳の彼女が18歳の少女を演じる

最後のシーンは多分勇おじさんがキャッチボールをしようと道具を持ってきて話しかけて終わったよね。

ほかに今日のエピソードの中でいくつかびっくりする事件があったんだけど、まずお腹の大きかったきぬちゃんに赤ちゃんが生まれる。

それから雪衣さん。

彼女つわりだよね。

家に戻ってきたるいちゃんの髪の毛を拭いている最中に、口元を抑えて台所に走った。

妊娠したばかりの女性を描くときによく使われるシーン。

ここからは私の推測だけど、雪衣さんは勇ちゃんと結婚したと思う。

そんなことを踏まえつつ、どうやら物語はるいちゃんの時代に。