昨日のエピソードで新たな商売を始めることになったるいとジョー。
物語の中では大月るいとしてしっかり登場。
京都で商売を始めたことで、どうしても乗り越えなければならない事実が判明。
京都の人々は、見ず知らずの新しいものには簡単には手を出さないとの事。
たまにお祭りの屋台で見かけるような回転焼きにすぐに手を出す事はなかった。
この手の商売は売れてなんぼ。
売れなければ、生活もままならなくなってしまう。
ジョーがチラシ撒きをしつつ、何とか店を支えようとするが、どうしても2人の仕事には限界が。
そんな時、不思議な縁で助け舟が現れる。
ベリーこと野田一子さんの助け舟。
そして岡山時代登場していた荒物屋赤螺の人たちが、なぜか京都の同じ街で同じような商売をしていることが。
物語は同じ俳優を使いつつ、親と子供と2役を演じるように設定されていたね。
また、ジョーが時代劇大好きなキャラクターとして特にクローズアップされるように。
目次
開店してはみたけれど…
京都に住む人たちには他の地域の人とはちょっと違った特徴が。
目新しいものには簡単に手を出さない。
私が聞きを読んだところでは、
“京都出身です”を語るためには少なくとも親子3代連続して住み続けなければ名乗る資格が認められないらしい。
ざっくり言えば、50年以上住まなければ、京都出身は語れないってこと。
昔から封建的なことで有名なのは聞き及んでいるが。
ちょうどオリンピック頃の様子なので、かつての伝統はそのまま残っていたものと思われる。
初日頑張って売り出してはみても、ほとんど売れなかったと語られていたね。
大幅に売れ残るわけで、若い夫婦の晩御飯は売れ残りの回転焼き。
若いうちならそれでいいけど、2日も続けば飽きちゃうよな。
京都で新しい商売を始めるとなれば、それなりにマーケティングとかいろいろ必要になるのかも。
一子さんの助け舟
様子を見に来た一子さん。
全く売れない様子を見ていてさすがに苦言を。
そんなけったいなもの京都人は食べへんよ。
あんこの味には絶対の自信がありますと譲らないるい。
思わぬ反撃に、それならばどれほどのものかちょっと見せてみと。
そうして新しい回転焼きを焼き始めるるいの手元をじっと見つめる。
この味は、あんこが決め手になるけど、
これは岡山時代の橘から受け継いだ伝統の味。
多くの人が納得できる気持ちのこもった品物になっているようだ。
るいが作ったばかりの回転焼きを食べた一子さん。
高級なお菓子屋さんのお茶菓子にも負けない味なことを改めて納得したみたい。
そしてうまくできたストーリーで、野田の一子さんがおいしい言うなら間違いないんじゃなかろうかと、すぐに評判が広まって近所の人たちが買いに来てくれた。
地元の、信頼できる人の推薦があれば何にも増して説得力を持つ。
荒物屋赤螺
実は今日の物語のエピソードから、不思議なご縁で岡山時代の荒物屋赤螺の人たちが再び登場することに。
岡山の空襲で、店主の赤螺吉兵衛は安子編のエピソードの時に息子を守って命を落としていたはず。
その息子吉右衛門が同じ俳優で物語に登場していたね。
今回、同じ俳優が息子を演じ、当時の奥さん役が松原千恵子さんに代わって再び登場。
かつてのエピソードの時にちょうど今登場している吉右衛門君が生まれる直前だったと記憶。
そういえば、こんなシーンあったかも。
るいも赤螺家の人たちも、岡山で関係があることをまだわかっていない。
しかし、間違いなくあの時の荒物屋さん。
棗黍之丞
今日の物語を見ていて、ジョーは時代劇大好きな人間なことがよくわかった。
桃剣の大ファンであることも。
そして、赤螺吉右衛門君とも話が合う。
この2人は時代劇が大好き💕。
特に今日のエピソードの中で、回転焼きを焼いて売るシーンとチャンバラシーンが重ねあわせるあたりは、制作スタッフの遊び心。
ここで、この物語が平和な時代の普通の人たちの暮らしぶりを描いていることが納得。
これがもとで、ちょっとしたアクシデントも起こったりするけれど、赤螺のお母さんのとりなしで無事収まるように。
この時、赤螺親子が食べた回転焼きが、2人とも懐かしい味と語っていた。
思い出の味だからね。
亡くなったお父さんの遺影の前にもお供えしていたね。
ネットで調べてみると桃剣のモデルになった俳優はどうやらいなさそう。
彼は撮影所で49歳で亡くなったと物語の中で語られていた。
当時若くして亡くなった俳優と言えば大川橋蔵と市川雷蔵が思い当たるが、この2人とも少し違うだろう。
時代劇俳優の点では違和感なく共通だけどね。
これからの物語設定
カムカムエヴリバディは物語の中の様々な写メが紹介されるが、興味を引くのはオフショット。
安子編のとき、るいを演じた配役はおよそ10人いたと聞いている。
この10人の子役たちは、同時に撮影する場合もかなり多いらしくて、その時には主役を演じた上白石萌音がすすんで子供たちの世話をしていたようだ。
お母さん役を演じるにあたって、休憩時間などを利用して子供たちとあらかじめコミュニケーションをとっておきたい。
その発想は、とても好ましく思うけど本当なら本人は自分のセリフの練習とかしたかっただろうにね。
実はこのことが周りのスタッフとか共演者たちをとても感動させたと聞いている。
彼女の人柄がよく表れているんだろうな。
なぜ彼女を主役に抜擢したのか、こういったところにも表れているような。
さて、るい編のあとひなたちゃんの登場は近い。