1週間の締めくくりとなるエピソード。
2週間脚本を担当した佃良太さんの筆力が遺憾なく発揮されたと思う。
調べてみたところ、来週からは本来の桑原亮子さんに戻るらしい。
さて、1週間の総まとめになると思われた今日の物語は、驚くほどの宿題を来週に出したような。
柏木が舞の自宅までやってきて、本場のお好み焼きが食べたいと言うのはわかるが、きちんと両親に挨拶。
描き方はストレートな方法ではなく、若干のひねりも加えられていて楽しく拝見。
最初、柏木をともだちと紹介した舞だったが、「うめず」で食事をしている最中、
正式にお付き合いの許可をいただきたいと挨拶。
柏木のとった行動は驚くほどベタだけど、私的には好感度マックス。
やっぱり、けじめって大事なんだよね。
柏木の成長ぶりがよく見えた瞬間だと思う。
自分勝手が信条だった彼が、周りの協力を得て進むことが1番大切なことにしっかり気づいているから。
彼をこんなふうに変えたのは舞。
さて、わずか15分の枠ながら、東大阪での浩太の会社の様子とか、
舞の幼なじみ貴司君とのやりとりも描かれて.驚くほど盛りだくさんな今日のエピソード。
目次
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岩倉家訪問
昨日までの物語の流れを受けて、週の最後にいきなり舞の実家訪問はかなりヘビー。
こんなにも物語の展開スピードが早いと、ひょっとしたら、途中エピソードが抜け落ちているのではと言う気にさえなる。
しかし、物語の後半でさらに描かなければならない重要な案件が目白押しになっているんだろうと思う。
特に来週からは脚本家が変わる事情があるので、そのことを見据えると、ストーリーがきちんと継続できるような配慮はどうしても必要になるかも。
あの柏木が舞の実家を直接訪問してくるのだ。
訪問する方だって、それなりの覚悟がいるし、迎え入れる舞の両親にはもっと衝撃かも。
今まで、まるで色気のなかった娘が、いきなり男性を連れて帰ってくるのだ。
心穏やかでいられるはずがないよな。
ここは年頃の娘を持つ親心が実に巧みに描かれていたと思う。
こういう時、母親よりも明らかに慌てふためくのが父親。
いろんなことを妄想たくましく、様々な?が頭の中に渦巻いただろう。
うめず
そういえば柏木は、以前宮﨑校でお好み焼きパーティーをやったときに、すんなり食べさせてもらえなかった過去がある。
リクエストした分が、うっかり焼きすぎちゃって、食べ物にならなかった。
それ以来お好み焼きにはまって、本場の美味しいものを食べたいと思うようになったようだ。
確かに、うめずなら申し分なくおいしいはず。
大阪と広島で焼き方に特徴があるよね。
このシーン、なかなか見所が。
舞が 2人の関係を微妙にはぐらかしていたところが、
柏木は、自らの口からはっきりと「好きだから、真剣に交際したい」と告白。
その潔さに、いたく感動した浩太は柏木のことが大のお気に入りになる。
男親を納得させるのは、潔さが一番だろうね。
ありのままの自分を正直に告白。
決して曖昧な“なになにかも”なんていいかげんなこと、言っちゃいけない。
その点で柏木のとった行動は、どんぴしゃりの素晴らしい行動。
それには、周りの者たち、すっかり納得したような。
IWAKURA
IWAKURAは多額の借金をして、新しい工場があと1歩までこぎつけている。
従業員も大幅に増員して、まさに臨戦態勢。
会社のトップとして浩太は気が気でない部分があるはず。
これは、思い切った決断で彼自身の挑戦でもあるから。
会社を大きくする事は、勝算がなければ、とても踏み出せるものではない。
バブルが終わった時代なので、設備投資はかなり度胸がなければとてもふみきれるものではない。
特に、2007年の設定になっているので、この時代、人件費が安いことを当て込んで、日本から外国に企業移転する会社もずいぶん多くなっていたはず。
しかし、浩太は自分の夢実現を目指した。
経費がかさむことを承知で踏み出した1歩。
幼なじみと柏木
たまたま、自分の部屋に帰ってみた舞は向かいの部屋に貴司がいることに気がつく。
柏木と貴司の初対面。
この場面のやりとりもかなりユニークだったよね。
どうやら、柏木は貴司にやきもちを焼いているような雰囲気。
自然な感情なんだけど、柏木にとって舞は自分の彼女と言う意識が前面に出ちゃうんだろうな。
ちょっと天然な舞は周りの人たちがニコニコしていれば、それだけで幸せみたいなことがあるので、貴司も幼なじみとして、とても大切な親しい間柄だと。
柏木は、舞との関係に、男女の仲を反映させようとしている。
それはそれで、ありだろうなと思うけど。
さて、ここから物語は2ヶ月進んで、来週はもう就職試験の話が。