くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

舞いあがれ 友情それとも…

 

1週間最初のエピソードは、今後の物語を占う上でも大切な設定が語られると思う。

今週から新たな登場人物も加わって、さらには先週から登場してきた秋月史子ちゃん。

彼女の存在も大いに気になる。

それはほかならぬ貴司をめぐる女性同士のかかわり合い。

単純な視聴者たちは、そのまま恋敵として捉えるかもしれないが、今日のエピソードでその考え方が浅はかなことを思い知らされる。

舞は自分以外の人たちの気持ちに寄り添うことがとても得意。

今回登場してきた史子ちゃんは今日の物語でよくわかったが、彼女も舞と同じで、他人を思いやることに大きなアドバンテージを持っているように感じた。

彼女が一方的に貴司に恋心を寄せるのだろうと勝手に思っていたが、実は全然違う。

史子ちゃんは舞と貴司の関係を瞬時に見抜いていたような。

“この2人は、本当は恋愛関係にあっても何ら不思議ではない”

史子ちゃんと舞の少ない会話の中にそれぞれ相手を思いやる優しさが溢れていたような。

恋敵って普通敵味方に分かれての戦争状態も想定するところだが、どうもこの物語では違う感じ。

今日、登場したもう1人のメンバーは新聞記者との事。

美園 純

演じている。山口紗弥加は、朝ドラではお馴染みのメンバー。

私の記憶の中では、おかえりモネに出ていたと思ったな。

貴司のことが好きなはずだよな😓

目次

IWAKURA

うめずで食事をする社員たち

物語はIWAKURAの何気ない日常を描くことから始まった。

どうやら、社員たちは皆、隣のうめずで食事をすることが多いらしい。

すぐ近くだし、便利だし、なんといっても気心が知れているってのがあると思う。

うめずの雪乃さんは関西風の肝っ玉母さん。

根暗なことを言っている人を見かけるとすぐにお尻をひっぱたいて励ましたくなってしまう。

今日も暗い感じの会社の跡継ぎがやってきていたが、IWAKURAのことを引き合いに出して、気合を入れられていたような。

IWAKURAはこの時期、求人募集をかけても、人が集まらなくて、慢性的な人手不足に陥っているような。

これを挽回するためにはどんな方法があるのか思案のしどころといったところ。

新聞記者美園純

最近近くに赴任してきた新聞記者との設定

うめずでのIWAKURAのやりとりをたまたま傍で見ていたのが新聞記者の美園純。

ここで元気よくアピール。

私、詳しい話を聞きたいです😅

そう言いながらめぐみ社長と舞に取材を申し込む

工場を案内しながら、一通りの説明を受けた後、彼女は新聞記者として主に女性中心にインタビューをしたいと申し入れを。

女性工員土屋に根掘り葉掘り💦🤣

どうやら、働く女性たちの姿にフォーカスするような雰囲気。

彼女には独特の雰囲気があって、みんな彼女に質問されると、どうしても話したくなっちゃうような。

山口紗弥加さんは、朝ドラではお馴染みの女優。

いろんなところで見かけるので、朝ドラを欠かさず見る人には、お馴染みのメンバーかも。

突然始まる取材

記念撮影 でも何故か女性たちばっかり😅

取材を受けたのは、女性たちばかり。

男性社員が寄ってきて、何でも聞いてくださいとは言ったものの、

あっさり結構です!と。

やはり女性にフォーカスなんだね。

そういえば、この時代は、女性も、男性の職場に混ざって肉体労働っぽい仕事をする人が多くなったかもしれない。

特に、記憶に残るところでは、建築現場。

後は工場勤務だろうか。

工場勤めを30年やった私もよくわかるが、女性は、力仕事は無理だけど、手先の器用さとか機械の操作とか個人差はあるけれど、男以上の腕前を発揮する人も多数。

女性といって侮る人はいないと思うけど、日本の生産体制では欠かせない人材だと思う。

女性は、ともすればファッションとか、グルメとかがお気に入りと思われがちだが、それは偏見。

個人差もあることなので、ひとくくりで語る事は違ってくる。

デラシネ

史子ちゃん 貴司に差し入れ😘

物語の中で、メインとなるべきは、やはりデラシネでのエピソード。

秋月史子ちゃんは貴司に好意以上のものを感じているような描かれ方。

しかし、それはミーハーな男女の関係を語っているのではない。

彼女にとって最も大切なのは短歌。

いかにも恋心がありそうな描かれ方だけど、彼女が欲しているのは多分戦友。

それがたまたま年頃の男子だったので、物語上こんなことに。

出版社の厳しい要望に四苦八苦している貴司

史子ちゃんは貴司と短歌について専門的な意見も交わすことができる。

要するに、この2人はオタクとして通じ合う部分も。

2人のやりとりを見ると舞は自分がこの場にはふさわしくないと感じて、その場を離れようと。

舞は貴司が新しい短歌を作ることに苦しんでいることをよく知っていた。

彼のために役立つことがあるとすれば史子ちゃんのような同じ歌人同士のやりとり。

自分のような素人が邪魔をしてはいけないと考えてしまう。

物語的には、この2人が反発し合う事はないと思ったね

舞は自分の居場所を常に考えてきた。

今回もその通りに振る舞って見せる。

貴司 史子 舞

私(史子)は梅津さんといると穏やかな気持ちになれて落ち着くんです😌

この3人を描くのに、恋愛感情だけにフォーカスするのは誤りだとつくづく思い知らされる。

だって史子ちゃんが舞にかけた言葉をもう一度反芻してみると、舞への思いやりにあふれていたと思う。

史子ちゃんは貴司と舞がお似合いの男女関係であることを瞬時に理解している。

そこへ割って入る形になった自分を誤解のないように丁寧に説明していた。

舞も史子ちゃんも、この先2人が友情で結ばれる事がありそうにも思う。