舞と貴司の関係がやっと決着を見る今日のエピソード。
やはりお互い相手のことを思いやるが故に、どうしても自分の気持ちを表すことができずにいた。
脚本家は、揺れ動く心の機微を描くのがとても上手い。
物語では努力した結果全く短歌を詠めなかったことを報告する貴司の様子が描かれる。
報告を受けたリュー北條は昨日のエピソードで紹介された本歌取りの詩を引き合いに出して、なぜストレートに気持ちをぶつけないのだ?
さらに、貴司には思いびとがいることもしっかり見抜く。
どうしてストレートに気持ちをぶつけないのだと。
貴司は物語の中でも初めて語った。
今の幸せが壊れるのが怖い😓
この場面で、2人のやりとりが克明に描かれるが、リュー北條はやっぱりただの下世話な編集者ではなかったね。
どうすれば、作者が最大限のポテンシャルを発揮できるのかを常に模索し追求し続けている。
それが彼の持ち味。
IWAKURAでは笠巻さんのインタビューブログがついに完成する。
ブログとしては申し分のない出来栄えで笠巻さんも満足そう。
しかし、ここで笠巻さんは自分が引退することを初めて告白。
頑張ってきたそれぞれの人たちも、気がつけば時間の経過を考えずにはいられない。
目次
リュー北條
下世話でデリカシーのかけらもない人だと大抵の人は思っていたと思う。
しかし、彼の本質は、作家のポテンシャルを最大限に引き出すことだと、今日のエピソードでしっかり証明されたような気が。
貴司の報告を受けて、なぜ? と尋ねていた。
心の中に思いびとがしっかりいるんだから、ストレートに打ち明けるつもりで詩を詠んでほしいと。
彼は本当は作家のために何が1番良い方法なのかを常に模索し続ける努力家だったことも明らかに。
今日は物語の1段落を締めくくるにふさわしいエピソードが紹介されたと思う。
貴司の述懐
貴司は子供の頃から人とぶつかって争うことが苦手。
おそらく小学生くらいからずっとその繰り返しだったはず。
会社員になった時も、どうしても仲間と折り合えなくて結局は退職することに。
詳しいエピソードを思い出せば、貴司は会社勤めでかなり行き詰まっていた事は確か。
今日、語られたのは好きな人がいるにもかかわらず、本当の気持ちを正直に告白できずにいる彼の臆病さが本人の口から語られていたね。
笠巻の遺言
舞は昨日のエピソードで語られていた笠巻さんのインタビューが完成したとのことで、本人にブログを紹介。
一旦パソコンの中で、出来上がったものは、ある程度見返してから大丈夫となったときに、公開ボタンを押す手はず。
私なども、このブログはそのシステムで毎日アップ。
実は、この時笠巻さんが引退を考えていることを初めて知る舞。
笠巻さんの仲間の社員たちは、どうやらうすうす気がついていたような。
昨日明らかになったけど、彼はもう69歳。
今の私と同い年なので、体力気力がどんな状況なのかよくわかる。
正直、先々のことを考えるのが日課。
体は正直なもので、寄る年並みは容赦ない。
あと、どれぐらいと考えるのは、切なくもあり、こんなものかと思う日々。
IWAKURAにとっては彼はなくてはならない存在。
しかし、いずれリタイヤする時はやってくる。
史子
史子は思い詰めた様子で舞の自宅を直接訪ねてくる。
それは、彼女が知った貴司の本当の気持ちをきちんと説明するために。
彼女は和歌に関しては、大変な造詣の深さ。
貴司の詠んだ数々の詩について知り抜いていた。
これはすなわち、脚本家の造詣なんだと昨日私自身のブログで紹介させてもらった。
史子は舞に貴司の本当の気持ちを直接尋ねるべきだと。
そして、自分自身は、自分の詩を詠んでいくと宣言。
舞に恋人を譲った格好になったかも。
ふたり
慌ててデラシネを尋ねてみるが、留守なことに気がつく舞。
もしやと思って公園に行ったところがそこでばったり。
お互い相手に本当の気持ちを告白できずにいた。なんとももどかしい過去が。
舞の方から好きだ😍と告白。
どうしてもその気持ちを伝えたくて、今までずっと苦しんできた。
対する貴司も同じように返す。
僕も舞ちゃんのことがずっと好きやった😭
物語の中でしっかり紹介されていたけど、貴司の舞への渾身の気持ちを込めた恋の歌が。
目を凝らす
みえない星を
見るように
一生かけて
君を知りたい
どうやら2人はこれで落ち着くべきところに落ち着いた感じになる。
ハラハラドキドキもしたけどこれでめでたくカップル誕生で良かったのでは。
今週は見事にここで物語が終了。
来週の予告編も既に公開されているが、どうやら誰かが結婚するような雰囲気だった。
物語は佳境に入っている。
こっからのどんでん返しは無いんだろうなと勝手に想像。