さて、らんまんはいよいよ万太郎と寿恵子の本格的なエピソードが始まりそう。
今一歩踏み出せないのは万太郎も寿恵子も同じ。
それぞれがぐずぐずしている間に話は着々と進んでいく。
今日、描かれた物語では高藤がしかるべき家に寿恵子を養女として迎える話が持ち上がっていた。
どうやら、自分自身の結婚相手にするために、格式を整えなければならないような。
髙藤は奥さんがいる身の上だけど、どうやら跡継ぎとなる男子には恵まれていないような雰囲気。
そのために、一度今の奥さんと別れて寿恵子を妻として迎え入れる。
物語で描かれた内容を総合すると、どうやらそんな筋書きになっているような。
寿恵子の出自も調べあげられていた様子。
物語が面白いと思うのは、そんな寿恵子の身の上に起こることを竹雄が薫風亭で働いているときに気がついてしまうこと。
竹雄は血相を変えて万太郎の元へ急ぐ。
本当に寿恵子を迎えるのなら、時間は残り少ない。
直ちに、万太郎も行動を起こさなければならないと。
しかし、万太郎は、自分自身にいまひとつ確固たる確信を持ててはいなかった。
植物学者としての槙野万太郎を名乗るためには、後、わずかなピースが欲しい。
思った以上に緊張感に溢れたストーリー展開。
目次
寿恵子に持ち上がった話
物語の流れでは、大抵役者たちのセリフで状況を把握できたりする。
どうやら高藤は離婚を考えているような。
それというのも跡継ぎになる子供が生まれていないことが原因らしい。
そして彼はこうも言っていた。
妻と言うだけで女としては見ていないと。
明治の頃はこれでよかったのかなあと改めてつくづく考えてしまう。
そして、ダンスのレッスンをするうちに寿恵子にすっかりご執心。
彼女を自分の本妻に迎えたいということのようだ。
そのためには、しかるべき家柄の養女と言うことにして、きちんと格式を整える。
今ならありえないような乱暴なやりとりだったが、これが明治と言うものなんだろうと。
寿恵子はまさかこんなやりとりが画策されているとは、全く思い当たらず困惑するばかり。
万太郎の印刷修行
万太郎は石版印刷の技術をほぼ手中に収めることができていた。
本人が納得するレベルには、あともう一息という所。
自分自身で筆をとって石版に描く。
そうでなければ、正確な筆遣いは人任せでは伝わらないと考えた。
あと、もう少しのところで、自分が納得できるだけのものを完成させられる。
万太郎のひたむきな努力は、周りの仲間たちからも認められるところとなり、なんやかんやと世話を焼いてくれる。
植物学機関誌創刊に間に合わせるべく、万太郎は全力で仕事に取り組んでいた。
どうやら、あと、僅かなところまで来ているような雰囲気。
竹雄が知った事実
薫風亭で仕事をしている竹雄は寿恵子がドレスを着て、見違えるようないでたちで現れたのを見過ごさなかった。
思わず声をかけそうになるのをグッとこらえて彼らの会話に耳を凝らす。
どうやら寿恵子にはお妾さんの話が起こっているような雰囲気。
本人は全く回答はしておらず、先行きは不透明だが、回答の期限があと1ヵ月と迫ってくる。
このままいけば寿恵子は万太郎と一緒にならずに、他の誰かと結婚してしまう可能性も。
竹雄は仕事が終わった後、全力で万太郎に報告に向かうのだ。
とりあえず、どこぞの家に養女として迎え入れられ、その後高藤と一緒になるような流れである事は理解できた。
そのことを万太郎に伝える必要が。
万太郎は寿恵子への気持ちには、全く揺らぎがないことを確認。
竹雄は万太郎が早く告白をして結婚する旨を伝えるべきだと焦る。
植物学者槙野万太郎
万太郎は、自分が納得できるレベルにまで足していないことが気がかりだったのだ。
植物学者として自分がやっていけるという確信。
そこに至るまであと少しだが、それが終わってからでなければプロポーズはできないと考えている。
今週のエピソードは始まったばかり。
2人が一緒になるのに、ここまで紆余曲折する必要があるのかと思ってしまうが、それがこの物語のアピールすべき点なのかもしれない。
植物学者槙野万太郎が誕生するまで、あともう少し😌💦