くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

らんまん 遺言と遺産

今週のエピソードが始まったばかり。

しかし、物語は大きな勢いで未来に向かう。

田邊の新聞記事を読んだ万太郎たち。

彼が遊泳中に溺死したことを知ってしまう。

田邊はモデルとなった谷田部良吉と全く同じ運命をたどることに。

田邊が生前何を考え何をしようとしていたかが、今日のエピソードで妻聡子の口から語られた。

自分の植物学は終わった認識と、その後を引き継ぐのは槙野万太郎だと語っていたらしい。

亡くなった今、図らずも遺言となってしまった言葉と同時に田邊が所蔵していた蔵書を万太郎に譲るとの事。

情熱を傾けた植物学のこれからを担うのは万太郎だと思っていたらしい。

聡子は語る。

夫は付き合いが広くて大勢の人と交流があったけれど自分の後を継げるのは

万太郎しかいないと確信していたようだ。

その言葉を受けて聡子が万太郎達夫婦のもとを訪ねてくる。

長屋でのやりとり。

聡子は良い所のお嬢さん出なので、下々の暮らしの事ははじめての経験。

しかし、聡子と寿恵子が今でも心を許しあって親友である事はお互いすぐに確認できた。

今日から始まるストーリーは、寿恵子の叔母みえが再び登場する。

さらに新たな登場人物も加わりそうな予感。

じっくり読み返してみても事実は変わらない

目次

田邊の死

これから自由に旅ができる

田邊の生前の様子が聡子とのやりとりの形で描かれていた。

大学を追放になったので、別の意味では自由になれたような様子。

本人はすっきりとした表情で、これからは自由に旅ができると語っていた。

そして、自宅にあるたくさんの本。

学者らしく、多くの専門書が並ぶ書棚。

物語の中で描かれていた万太郎に譲る本はストーリーの中では聡子が持参した1冊だけで描かれていたが、実際は複数冊あったろうと推察する。

たった1冊の本だけ譲ると言うのは逆に不自然に感じてしまう。

余計な詮索だが、後からたくさん届けられたのではと思ってしまう。

田邊は自分の植物学は終わったと爽やかに語っていたね。

そして妻聡子に語っていた。

もし万太郎の所へ行く用事があるなら、私の蔵書を受け取ってほしいと伝えてくれと。

まるで遺言と遺産と同時に発表になったような不思議な場面。

まさかこの後自分が溺死するなどとは思っていなかっただろうにね。

槙野家の懐具合

5人家族 賑やか😅😍

3人の子育てをする槙野家。

家計を支えるのは、実質的に寿恵子。

ある意味、彼女の双肩に槙野家の将来がかかっている。

槙野家にはどうやらかなりの借金がありそう

寿恵子の持っている桑折(こおり)の中には、お金の出し入れを記帳した帳面が。

ほとんど借りたものばかりで、借金はズルズル増えているような。

3人の子育てをしながらでは内職したところで、家計が火の車。

寿恵子の言葉によれば、ギリッギリ

実感がこもっていた宣言だった。

何か新しい手をうたなければ、事態は余計悪くなってしまうような。

毎日のわずかなお金のやりくりとは、訳が違うような雰囲気。

万太郎があちこち植物採集に行ったりする活動のための費用が家計を大きく圧迫しているものと。

さらに、発行している雑誌のための費用も莫大。

良い方法を見つけなければ、この先どんな事態が起こるのかは、およそ想像できる。

聡子が伝える田邊の遺言

夫は自分の後を継ぐのは槙野様と申しておりました😌

身重の聡子が万太郎たちを訪ねて田邊の遺言を伝えていた。

そして聡子は長屋の暮らしが初めて目にするようで、周りを見回してキョロキョロ。

夫が死んでしまった今、遺言を伝えなければならない。

夫が所有している本を万太郎に譲らなければならない。

丁寧に依頼をする形で万太郎にお伺いを立てる。

万太郎に断る理由などないのだ。

謹んでお受けいたします

この言葉は、万太郎と田邊との本来の植物学を目指す者同士の結びつきを象徴していたかもしれない。

先にも述べたが、おそらく数冊の本はあっただろうと思う。

田邊自身が一生懸命研究していた植物学の専門書。

ほとんど英語の記述だったろうと推察するが田邊の書き込みも中にはうかがえる。

万太郎は自分自身も植物学者として大勢の人の思いを受け止めている決意を改めて実感しただろう。

そして自分の果たさなければならない役割も、さらに厳しく受け止めたに違いないのだ。

私の蔵書はmr. Makinoに譲る

専門家にしか分かり得ない信条だったかも。

寿恵子の選んだ道

えっ お寿恵😨

久しぶりに登場したみえおばさん。

寿恵子がまだ10代の少女だった頃、玉の輿を盛んに進めていたことが。

彼女の美しさなら、高藤にも必ずアピールできて幸せな結婚ができると信じていたようだ。

昔からやっている彼女の料亭 巳佐登

この時代のかなり有名な店らしく、著名人も数多く集まっているようだ。

どうやらオーナーであるみえは経営にも大いに力を発揮しているような描かれ方。

物語が始まった頃、東京でこんな場面もあった

朝ドラに限らず続き物のドラマがよく使う手だけど、明日どんな事が描かれるのか期待を持たせて終わるやり方。

これは好みが分かれるところだけど、私的にはあまり気にいっていない。

もう少しすっきりと15分の枠内で完結するような描かれ方が望ましいとは思うが、実はネタバレ情報を確認すると、この後かなりの著名人も登場して、物語は飛躍的に裾野を広げる。

今週のエピソードはまだ2日目。この後どんな展開になるかは何時までになければ何も語れないかも。