ゆっくりとしたスピードで進むらんまん。
丁寧に丁寧に細部に至るまで詳しく説明される。
万太郎はいよいよ石版印刷の自分自身の技術に納得できたようだ。
そこで改めて次の行動に。
それは頼まれていた学会誌創刊号の印刷依頼。
もちろん自分自身が絵筆をとって描いたものが掲載されることになる。
そのための詳しいやりとりが描かれることになった。
その中で植物学教室に収められていた様々な植物標本の検定作業もおよそ4ヶ月かけて全て終了したとのこと。
報告と同時に、いくつかのお願い事もあって田邊教授の部屋に。
ここからが今日の見所になるが、田邊教授の本当の姿が少しずつ明らかになる。
こんな人だったのか⁉️
誰もがそう思ったに違いないが万太郎のモデル牧野富太郎博士の歴史を見ると、何となく納得できる部分も。
史実通りなら田邊教授はいずれ万太郎を大学から追放するはず。
それは物語が進んだ段階で確認ということで。
さらに寿恵子は高藤からのプロポーズの返事の期限が迫っていた。
万太郎と寿恵子。
それぞれ葛藤と悩みは尽きない。
目次
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万太郎が得られた確信
竹雄の呼びかけに応える形で、万太郎は改めて学会誌の発注をすることになった。
この部分の描き方はかなりユーモアを交えている。
大畑社長が勘違いする形でドタバタ劇を。
予告編で確認したけど、社長の一人娘佳代はどうやら万太郎がお気に入りの様子。
ユーモアたっぷりに描かれるシーンだが、実は今回の朝ドラの前に再放送されている
「あまちゃん」のユーモアの到達度には及ばない。
「あまちゃん」が醸し出すユーモアは、今改めて見ても他の追随を許さないほどのリズム感と説得力が。
それでも、らんまんは朝ドラらしい雰囲気を充分発揮できていると思う。
植物学教室
万太郎は植物学教室では、植物採集と検定の2つの仕事をこなしてきていた。
どうやらその作業が4ヶ月経って終了したとのこと。
物語の中では、どうしても判読できなかったものが102種類あると語られていたね。
そして、この作業と同時に夜中まで大畑印刷所で仕事をこなしていたわけで。
子供の頃の万太郎からは、想像できないほどのタフネスぶりと継続力。
万太郎の仲間たちも驚きと同時に喜びを隠し切れない。
田邊教授
万太郎と田邊教授のやりとりの横で徳永助教授が同席していた。
万太郎は検定作業がすべて終わったこと、ロシアに送って確認するための手配をしてほしい旨を報告する。
そして、その時に、自分自身が土佐でわからなかったものも一緒に送って調べてほしいとお願いする。
理由は、簡単なことで、これから先田邊教授が西日本で植物採集をするときに必ず役に立つからと。
二つ返事で了承する田邊教授。
実はこの時のやり取りで、教授の本心がちらりと覗いた。
それは徳永助教授とのやり取りで発覚。
たまたま聞いた学会誌のことで確認したところが、出来が悪ければすべて燃やしてしまうと語っていたね。
さらには、お金も出さない。
すべては、万太郎が自分の趣味で独断でやったことだと無慈悲に切り捨てるつもりでいたのだ。
田邊教授は、物語に登場した頃からやや違和感を禁じ得なかった。
要するに、彼はただの西洋かぶれで日本の文化や学問について正しい評価を下せていない。
今日、新たに分かった事は驚くほど冷酷な人間だったってこと。
そのことにうろたえる徳永助教授が可愛く見えてしまったね😅
徳永助教授
何かにつけて教授から馬鹿にされている徳永助教授。
彼は確か英語が苦手な人だった。
事あるごとにさっさと留学しろとお尻を叩かれる。
今日も教授から随分とけなされていたような描かれ方だが、物語の流れとして万太郎と会話する様子が詳しく語られていた。
そのきっかけが日本文学、とりわけ万葉集についての2人のやりとり。
朝顔は朝露負ひて咲くといへど 夕影にこそ咲きまさりけれ
徳永は夕顔が好きなわけを源氏物語に出てくるからと語っていた。
源氏物語を愛でる男性は、私が思うにかなりのロマンチストだと思う。
日本では相当古い恋愛小説だろう。
万太郎はそのことを引用して自分も万葉集が好きだと語っていたのだ。
そして、上の句に下の句を合わせる形で2人の会話が成り立っていた。
描き方が地味なので、あまりアピールしてこないけれど今日のエピソードの1番の見所がここだと私は思う。
そして誰もが知っていることだけど、この徳永助教授を演じている田中哲司は女優仲間由紀恵の夫でもある。
寿恵子
ドラマの終わった後の朝イチでこの場面についての面白いやり取りが。
らんまんでは、必死で万太郎をあきらめようとする寿恵子が描かれていた。
彼からもらったいろんな絵を破り捨てようとする。
そのことで、きっと破らないと思うと出演者皆の感想。
公式発表で、万太郎と寿恵子は一緒になるわけだから、このまま何かのきっかけで、結婚するんだろうと想像する。
最初に結果がわかっているので、物語からハラハラドキドキする感じが伝わってこないのがたまにきず。