くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

らんまん 進むべき道

らんまんは物語の方向性が明らかになりつつ、今日は早速昨日の永森徹氏の申し入れに対する万太郎たちの答えが、冒頭で描かれた。

万太郎と寿恵子の前で、世の中の意義のあることに貢献したいと申し出た永森。

内容は、驚くべきもの。

万太郎の所蔵する植物標本10万点の保全と植物図鑑発行のための費用出版全てを支援すると。

さらに、今ある標本をきちんと所蔵するための博物館も作らせてほしいと。

万太郎が寿恵子と共に考えていた最終的な2人の到達地点はその辺だったかもしれないが、突然支援すると言われても、ありがとうと受け入れていいものかどうか。

永森と万太郎の本音で語り合う姿を優しく見守る早川。

物語は、竹雄と綾の進むべき道も語られた。

2人は藤丸とともに、沼津に酒蔵を購入して、新しい理論に基づいた酒造りを始めるらしい。

藤丸は羽多野との別れを惜しんでいた。

そして、物語の最後で語られた万太郎と竹雄のやりとり。

万太郎はどうやら東大を去るつもりでいるらしい。

竹雄曰く、

天下の東京帝都大学を敵に回すなんて😱

言い出したら絶対に引き下がらない万太郎の頑固さは、子供の頃から筋金入り。

それぞれの登場人物は、自分たちの進むべき道を見つけ、力強く前進する。

かつて3人で交わした約束は寿恵子が加わって4人に😍

目次

永森徹のホンネ

おじから引き継いだ莫大な遺産を意義あることに使いたい

久しぶりにイケメン枠で登場しているなと思っていたら、なんというかっこいい役どころ。

永森家に養子として入ったらしいが、おじさんが亡き後は莫大な遺産を引き継いだとのこと。

おじさんは生前から草花が大好きで、庭で丹精込めて様々な植物を育てていたと語っていた。

そのことを知っていた早川が徹に万太郎のことを紹介して、この話が持ち上がったようだ。

植物標本の保全と図鑑発行などを考えれば、少なくても今のレートでも億の単位のお金が必要になるのではと思う。

そればかりか、博物館の建設なども提案していた。

それは西洋ではお金持ちは皆そうしていると説明。

性急にことを運んでいるのは理解できたが、そこまでするのには理由があった。

永森はこの後、陸軍に配属されることが決まっていたらしい。

配属される時は、お金持ちの特権として、お金をたくさん収めれば1年だけの兵役で免れることができたそうだが、そんなことにお金を使うくらいなら、おじさんの意思を継いで意義のあることにお金を使いたいと。

万太郎の答えに真剣な表情で受け止める永森。

物語の中で永森は自分の生きた証としてこの支援をしておきたいとも語っていた。

万太郎と寿恵子のホンネ

兵隊にいかれるのであれば戻るまで待ちます😓

万太郎は永森の申し出は嬉しいに違いなかったが、そのまま“ありがとう”と受け取るには、あまりにも唐突すぎると感じたんだろう。

支援を受けたい気持ちはありありだが、それが永森の形見のようになってしまったのではとても承服できない。

永森が生きて帰ってくることを前提にそれまで待つと決意を述べていた。

その間、標本が散乱することを全力を挙げて阻止すると。

そういえば、明治の頃って日本の文化遺産が莫大な量 海外に流出したんだよね。

絵画や彫刻は、もちろんのこと、様々な工芸品などが今や世界中の博物館美術館でお目にかかることができる。

それらは皆、明治の頃に大抵の場合勝手に持ち出されたもの。

あまり、恨みつらみは言いたくはないが、この頃先進国だった欧米各国は未だ発展途上だったアジアやアフリカの様々な遺産をやりたい放題持ち出していた。

はっきり言えば泥棒。

同じことが、日本で起こっていたことを永森も万太郎もよく理解していたと言える。

それを見据えての万太郎の答えだった。

竹雄と綾の屋台

ここの蕎麦が食べられなくなるのは残念😭

沼津行きが決定した竹雄と綾。

こちらで新しい酒造りを目指す。

そこには、専門の学者として藤丸も同行する。

今日の物語の中で詳しく語られたのは、藤丸と羽多野の別れのシーン。

羽多野制作うさぎの巾着

自ら手作りした記念品を出していたね。

2人とも物語の中では、親友同士の設定だけど、彼らは2人ともれっきとしたモデルがいて、Googleで調べれば当時の植物学者としてきちんと名前が載っている。

物語では羽多野は農科大学の教授と言うことになる。

あまりたくさんは語られていないが、教授の地位と権限は大変なものだったと推察する。

万太郎と竹雄

自分が進むべき道がわかった😤

万太郎と竹雄のやりとりが語られていた。

万太郎は今で言うところの植物オタク。

万太郎のポリシーとして植物学に命を捧げると決めていた。

そして、当面の問題として、万太郎が危惧していたのは、神社合祀の関係で伐採されてしまう廃棄された神社の森。

そのことがどうしても承服できない。

和歌山県の廃却されたとある神社の植物フローラを全て書き上げて、東京大学に提出すると言う。

思わず、びっくりして引き止めようとする竹雄。

それはある意味東大や日本に逆らうことになる行為。

しかし、万太郎の真剣な目つきは、そんなことなどまるで意に返さない。

万太郎が進むべきは、どこまでいっても植物学の発展のため。

そのためには守るべきものがあると、揺るぎのない決意。

物語は、いよいよ来週と再来週の2週間で終了する。

ラスト10話。