物語は、昨日のエピソードで描かれた時代から5年経過した後の設定。
記憶が間違いなければ、昨日は明治30年の設定だったと思うので、
今日からは明治35年、つまり1902年ということに。
物語の最初で描かれたのは、万太郎のかつての仲間たちの現在の活躍の様子。
真っ先に登場したのが羽多野。
彼は農科大学の教授になっていて、忙しい日々を過ごしているようだ。
そして、かつての仲間藤丸は秦野の教室に居候の形で在籍して研究を続けているらしい。
このときの様子が竹雄と綾の屋台で描かれていたね。
この屋台のおいしさは格別だそうで羽多野は大学の近所の飲食店を利用せずに、わざわざこちらまでやってきて食事をすることが多いと語っていた。
藤丸はどうやら酵母菌の研究がかなり進んで日本酒を作る酵母も特定できると語っていた。
そして竹雄と綾の夢である腐造や日落ちのない清酒を作ることが可能だとも。
ここへきて竹雄たちの目標とすべき酒造りが可能になったような雰囲気。
万太郎は、みんなの成長した様子を見るにつけ、自分自身の研究生活をより充実させるべく、決意を新たにする。
今日描かれたのは十徳長屋の槙野家の様子。
千歳や千鶴は今日から成長した姿で配役が変わっていたね。
千歳は乃木坂の遠藤さくら。
千鶴は子役の鈴木咲。
咲ちゃんはこのあと本田望結ちゃんとチェンジすると思うけど。
物語では、新たな登場人物南方熊楠も。
私の個人的な感想では牧野富太郎よりも有名かもしれない。
目次
藤丸と羽多野
羽多野は農科大学の教授として忙しい日々を送っていたようだ。
自分の時間がどんどん削られると語っていたね。
そして、昔話をしたときにかつての田邊教授を思い出すとも。
教授ともなれば教授会にかかわらず、様々な集まるにお声がかかるようだ。
仕事にやりがいがあっても自分の時間がどんどん削られるのではちょっと厳しいかも。
この時羽多野は自分の主催する教室に藤丸を在籍させていた。
行き場のない藤丸の見受け先になっていたようだ。
かつての大学2年生の頃を懐かしんでいたようにも見えたね。
竹雄と綾の願い
酒造りをする上で、酵母菌の研究は欠かせないものと悟っていた綾と竹雄。
その思いをしっかり受け継いでくれたのが藤丸。
彼はアルコール発酵をするのが酵母菌であることをしっかりつき止めていた。
さらには、それぞれの酒において、酵母の種類も違うことを発見。
実はは清酒酵母が日本酒を作っている。
酵母を特定することで日本酒作りに禁忌の腐造と日落ちの腐敗菌をあらかじめ取り除くことができる。
そして間違いのない酵母だけを使って酒を作る。
これは酒造りが伝統から科学の時代へ突入したことを如実に表していた。
かつての思い出が蘇る綾。
女性は、酒蔵の中に入ってはいけないという厳しいしきたり。
それは科学的見地から見事に証明されたものと言える。
虎鉄と千鶴 千歳
千歳は乃木坂46のアイドルが勤めることになる。
実は番組後の朝イチで虎鉄と千歳の関係についていい仲だとコメントされる部分があった。
既に番組の公式発表で明らかにされているので、しっかりネタバレするがこの2人はこの後結婚することになる。
千歳は幼い妹を守ってしっかりお姉さんをしていた。
妹を演じていたのが子役の鈴木咲
実はこの子朝ドラでは、結構有名でチムドンドンで暢子 3姉妹の長女の娘をやっていた。
確か、名前を晴海と言ったと思う。
この子はもうじき、本田望結ちゃんに引き継ぎするような設定。
槙野家はこの頃、両親ともに働いているので家の中の主な事は千歳が請け負っていたものと思われる。
登場南方熊楠
はっきり言って牧野富太郎博士よりも私にとってはこちらの南方熊楠の方が知名度がある。
明治から昭和にかけて活躍した日本の天才的な科学者。
特に記憶力にずば抜けた才能があって、複数の外国語も自由に操ることができたらしい。
様々な研究で業績のあった人だが政治や宗教でも大きく活躍したと記憶に残る。
何よりも、中華革命で日本に逃れていた孫文をへ逃すのにもひと役かったとの逸話が。
そして、昭和天皇は著名な生物学者として知られるが、その手ほどきをしたのが南方だとされる。
彼がなくなった時に昭和天皇が寂しいと語ったと何かの本で読んだ記憶が。
南方はある意味ハッタリもきく学者だったのかもしれない。
自分が情熱を傾けたものに対しては押して押しまくるような性格。
今回も万太郎に送りつけた標本について独りよがりで新種と書き記すなどやりたい放題。
万太郎は苦笑しつつも受け入れることに前向き。
虎鉄はあからさまに苦手と語っていた。
さて、この後物語の流れがどんなふうになるのか、どうやら史実通りに動いている感じなので、ある程度の想像はつく。