くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

らんまん 再会から始まる未来

物語の設定は明治末期、日露戦争の頃のエピソードが語られるように。

ちなみに日露戦争とは1904年から始まった日本とロシアとの間で起こった戦争

この時、日本は奇跡的に勝利している。

そのエピソードも、物語の中に巧妙に取り入れられていた。

万太郎は、東大の植物学教室に通いながら与えられた植物採集と標本作りに明け暮れていた。

そんな中、先週から今週にかけて物語のおもて舞台になった渋谷。

こちらは歴史が示す通り陸軍の練兵場もできて田舎とは思えないほどの発展ぶり。

寿恵子のヤマモモは毎日商売繁盛で忙しい。

物語の中で、絶妙な役割を果たしているのが南方熊楠

実はこの物語の中では誰も配役されていない不思議な存在。

しかし、調べるほどに彼の影響が絶大だったことが推察される。

描かれた今日の物語では、既に中年になりつつある万太郎は植物学教室の中でもなんとなく浮いているような印象を受けた。

初めて出入りするようになってからは、20年ぐらいは経過したものと思われる。

年月は容赦なく過ぎていくのだ。

さて、今日のエピソードの中で神社合祀の話題が。

明治政府はこの頃、日本に多数存在する神社をいくつかに統廃合することを勧めていた。

良い悪いの話は別として植物学者にとっては神社の中の豊富な植物フローラが失われることに反対する意見も多かったのだ。

夜遅く夫婦2人だけのひととき

目次

夫婦

120年に一度開花するハチクの話で盛り上がる

最近よく送られてくる南方熊楠の長文の手紙。

ほとんど全てが植物の検定の依頼だが、万太郎は熱意のある御仁として認識。

壁から送られてきたハチクの標本は花が咲いている。

これは今でも研究が継続する植物の中の知られていない分野。

NHKはこれらの標本は全てレプリカとして制作している

120年で1度だけ花が咲くが、その後この竹林は全て枯れてなくなってしまうそうだ。

そして、その後新しいものに置き換わるらしい。

ハチクのたけのこ 普通に美味しそうだ😋

この標本が話題に上ったことで、万太郎の日常が何となく見えてきたような気もする。

特に千鶴の子役は今日からまた新しい役者に変わっていた。

調べてみたらあちこちのドラマに出ている有名な子だと納得。

植物学教室と退職した野宮

かつて槙野家の肖像画を描いてくれた

かつて銀杏の精虫を発見しながら学会から認められずに大学を去った野宮。

彼の下には南方熊楠から共同研究が持ちかけられていると紹介されていた。

実は物語の設定としてこの流れの果てに、万太郎が今在籍している東大の植物学教室にての去就が関わってくる。

野宮は今では単なる画工ではない。

れっきとした植物学者。

どうやら、南方の依頼を受け取ると語られていた。

物語として、巧妙に組み上がった設定。

残りのわずかな時間で語られることになる。

熱血漢南方熊楠

晩年の南方 筋金入りのオタク、癇癪持ち

昨日の私のブログで、牧野富太郎よりも知名度があると語った。

かつて昭和天皇も贔屓にしていた相当な有名人だと思う。

著名な生物学者だった昭和天皇は南方の講義を受けていて、さらに研究の手ほどきも受けていたと言う。

昭和37年に昭和天皇が南方を読んだ歌がある。

雨にけぶる 神島を見て 紀伊の国の 生みし 南方熊楠を思ふ

この歌までは知らなかったけれど2人の縁は記憶の片隅にあったので調べてみた結果。

実は、南方はこの当時の神社合祀に反対していた。

明治末期に行われた神社合祀。

神社の数を減らすことによってお金を流入させ、残った神社の格式を上げていこうと言うもの。

要するに、神社の統廃合なので、破却された神社境内は大体更地にされたものと思われる。

南方はそのことに真っ向から反対していた。

神社合祀の是非

久しぶりの植物学教室

今で言うところの自然保護活動のようなものだったかもしれない。

実はこの当時日露戦争で勝利した日本は、自国の領土をずいぶん広げた。

日露戦争後の日本の領土

この図を見て分かる通り、かなり広く支配地域を広げている。

当時の世界は覇権主義、帝国主義が蔓延していた時代。

強者が弱者から奪い取る。

ありえないようなことが公然と行われていた。

様々なニュースやテレビの番組などで見聞きするが、確かに様々な取り決めがあって今ではそれぞれの国が勝手なことをしてしまうことを禁じている。

建前ではそういう決め事があって、実際は傍若無人に無視する輩もたくさんいることがよくわかる。

特に日本とロシアの関係では、この頃からの恨みつらみがあったような気がする。

私は北海道の田舎で屯田兵が入植した地域に住んでいるが、こちらのあちこちの神社に祀られている名簿などを拝見すると、大ロシアのために集められた兵隊たちが圧倒的に多い。

当時の政府がロシアをそれだけ警戒していたってことかもしれない。

そんな事情も網羅しつつ、物語はさらに先へ。