ブギウギは残すところ、今月いっぱいの物語。
スズ子の周りからは大勢の人がいなくなり新しい出会いもちらほら。
今週から登場した新人マネージャー柴本タケシはどうやらいまひとつ仕事に身が入らない。
までの山下マネージャーは、自分の代役としてタケシを推薦、自分自身は引退すると言って譲らない。
やむを得ず引き受けることになったスズ子は善一から提供された新曲の練習に苦しんでいた。
さらに、新曲発表を兼ねたワンマンショーも善一が不参加。
新人教育と自分自身の仕事の采配。
スズ子はここへ来て新たな試練と立ち向かうことになる。
新曲「買い物ブギ」はどうやら思い通りのパフォーマンスができそうな雰囲気。
ついにワンマンショーの当日を迎えることに。
1番大切な日に新人マネージャータケシは早速やらかしてしまう。
なんと遅刻!
物語を見ていて感じるのは、スズ子はタケシのあやふやな部分をあらかじめ想定できているような雰囲気。
タケシが何かやらかしてもそれほどうろたえる事は無い。
そういえば彼女は梅丸少女歌劇団の時に新人の教育係も受け持ったことが。
記憶をたどれば彼女は思いのほか、後輩たちの面倒見が良かったような気がする。
買い物ブギの舞台は大成功。
スズ子はタケシに自分自身をしっかり見せることができた。
論より証拠とはよく言ったもの。
スズ子の教育はあやふやなタケシにもしっかりと伝わったような。
今週の物語が見事に完結したところで来週の予告編も発表されている。
どうやら父親の梅吉に何かあったような気が。
目次
タケシマネージャーとスズ子
山下マネージャーに頼まれて一緒に仕事をすることになってはみたものの、タケシはなんとも心もとない。
頼りないのは仕方がないことだと思うがやる事はやっていただかないと少なくともお客さんでは無いわけで。
ドラマの設定だけど、いつも眠そうなのがタケシ。
仕事の最中に居眠りはするし、遅刻もしょっちゅうのようだ。
厳しい会社なら即刻クビになると思うけど。
スズ子は善一や山下からもう1人でやっていけると太鼓判を押されていた。
スズ子本人にはそんな意識はなさそうだが。
スズ子はどこまでいってもクリエイターなので自分自身の芸術はよく見なければならないが、それ以外の事は普段あまり気にしなくても良い立場にある。
タケシは音楽に詳しいこととかたくさん語ってはいたけれど、どうやらそれはウソ。
スズ子もその事はすっかりお見通し。
2人の関係ははっきり言って先生と生徒。
先生は教えることに熱心でも生徒は全く違う場合が多々ある。
タケシが本気にならない限り、2人の関係も本当のマネージャーとタレントにはなりにくいのかも。
お手伝い大野さんのアドバイス
いまひとつ信頼できないタケシについて大野さんに質問してみることに。
彼ををどう思いまっか?
山下さんがいい加減な人を連れてくるはずは無い。
山下さんを信じるように彼も信じてみてはどうでしょうか?
大野さんのアドバイスがなければ山下マネージャーが言った通り、タケシはクビになった可能性も。
仕事に真剣味のない人は世の中に大勢いるだろう。
大多数と言っても良い。
しかし、長く続けていくうちに少しずつ慣れる。
ほとんどの場合、継続することで今までわかなかった情熱が湧いてきたり、新しい発見があったりで何とか形を作っていけるように。
タケシマネージャーと愛子
愛子はタケシにすっかりなついている。
参考になるかどうかはわからないが、子供と無条件に仲良くなれる人は少なくとも何か特別なものを持っていると感じてしまう。
演じる三浦りょう太を見ていて誰かに似てると感じたが、ものまねタレントの原口まさあきに笑った顔がそっくりだと思ったね。
これからのブギウギでは彼は重要な役所を演じていくんだと思う。
スズ子はこの後アメリカ行きなど多くのイベントが待ち構えている。
個人的に思うのは歌手を辞めてしまうエピソード。
スズ子は笠置シズ子と同じように歌手を廃業するはず。
その理由も実際のエピソードに似せた形で描かれると思うので。
圧巻のステージ
昨日のブログで買い物ブギの歌詞を紹介させてもらった。
ほとんど早口言葉のような文章は覚えるだけでも大変だと感じる。
昨日のブログ。
服部良一自らが作詞作曲している、この曲は今でもたくさんの歌手がリメイクしているので、知らない人がいないほど有名だと思う。
今日描かれた舞台は15分のドラマなのに、およそ3分も続く長丁場。
歌が始まった途端の衣装の早替えも見事に決まっていた。
何よりもこの楽曲の発表が1950年なので、今から74年前の作品。
私自身が生まれる以前の歌だと思うと驚き以外にない。
今週のエピソードは、ここまで。
予定通りならあと20話でブギウギは終了する。
ここに来るまでなんと早かったことだろう。