子育て真っ最中のスズ子。
いつの時代でも同じだが、生まれたすぐの赤ちゃんを育てるのは理屈抜きに大変。
愛子の子育てで疲労が溜まりつつもスズ子は歌手活動を再開させるために、羽鳥善一に新曲の作曲依頼をする。
今までは善一から提供されるままに歌っていたスズ子だったが、今回は自ら依頼する形で新曲を。
依頼された善一はスズ子本人が自ら歌う気になってくれたことが嬉しくて感慨深い。
描かれた物語では、依頼するスズ子と羽鳥善一そして善一の妻麻里とのやりとりが詳しく描かれた。
スズ子の育児疲れを瞬時に見抜いた麻里は自ら手伝いをかって出る。
スズ子にとって願ってもない助っ人。
3人の子育て中の麻里はスズ子の自宅にまでやってきて、てきぱきと家事をこなしていく。
愛子は大勢の人たちの助けを得てすくすくと育っていく。
今も昔も変わらない子育て奮闘記。
子育ては1人で行うには骨の折れる作業。
麻里が手伝ってくれたおかげで久しぶりに休息を取ることができたスズ子。
今日のブギウギは血飲み子を抱いた若い女性の1人暮らしを描いたエピソードになっているが、彼女が頼りにしている作曲家の妻がどれだけ助けになってくれたかが、1番の見所になる。
麻里を演じている市川実和子についても私なりに調査。
目次
スズ子の日常
スズ子は愛子の子育て真っ盛り中。
夜中も含めてすべての作業は自分1人でやらなければならない。
昨日のエピソードでも描かれていたが、時々はお客さんもやってくる。
昨日のエピソードでも見ごたえ十分なものを提供してくれた。
小雪は押しも押されぬ大女優だと思う。
私の印象の中では、トム・クルーズがずいぶん前に主演したラストサムライが強く印象に残っている。
スズ子は子育てしながらも次の仕事を考えなければならなかった。
歌手活動の再開。
周りから依頼される事はもちろんだが、何よりもスズ子本人が歌なしでは生きられない人間だったから。
羽鳥善一への作曲依頼
スズ子が困った時、いつも助けてくれたのは羽鳥善一。
モデルは言わずと知れた服部良一。
彼は根っからのジャズマンで日本の歌謡界でも生粋の重鎮。
今までの歌謡曲の枠にとどまらず、ジャズテイストで様々な曲を提供。
特に戦前からコンビを組んだ笠置シズ子との師弟関係では、数々のヒット曲を連発。
戦前から戦後にかけて一時代を築いた人だと断言できる。
スズ子は自分の歌手活動を再開させた時、どうしても新曲が欲しいと考えたようだ。
今までもヒット曲は多数披露しているが、時代が変わったことを思えば新しい楽曲を提供できた方がそりゃあインパクトは強い。
このシーンでの見所は、善一の妻麻里の反応だろう。
麻里自身が現在進行形で子育て中。
スズ子の疲労振りを一瞬で見抜いていたよね。
同じように子育てするもの同士、通じるものがあるんだろうと推察。
善一はスズ子本人の直接の依頼が嬉しくて、二つ返事でオーケー。
物語の中で描かれるのは、この時善一が作る曲が名曲「東京ブギウギ」
スズ子の最大のヒット曲になるはず。
愛子の子育て
子育て中の母親がやるべき事は多い。
赤ちゃんは泣くことで自分の要求を訴える。
おっぱいだったりオムツ替えだったり、その他諸々。
特に授乳は3時間おきに求められるらしい。
ということはほとんど寝る暇もなくつきっきりでいる必要が。
おむつを替えることはできても、その後洗濯しなければならない。
洗濯物を干したり取り込んだり再現なく続くルーティーン。
もしここに夫でもいるなら食事の世話もあるだろう。
考えてみると体を休める時間もないように思う。
世の中の母親たちは全員とは言わないが、こういった苦労の上に子育てをしているものと。
強力な助っ人羽鳥麻里
物語の客色だと思うけど、麻里がスズ子の助っ人をかって出てくれた。
演じている女優が市川実和子。
ドラマや映画の中で時々拝見する背の高い女優さん。
いろんな作品で記憶に残るけど、彼女を調べてみると、どうやら3姉妹で妹も同じように女優をされているらしい。
ちなみに参考になるが、妹が実日子といって映画シン・ゴジラで見かけたね。
ブギウギに戻るが授乳中の母親は根菜を食べると良いって話が。
真偽の事はともかく、麻里がスズ子のために骨折ってくれている様子がよく伝わった。
特に子供が熱を出したりしたら、母親としては驚き以外のなにものでもないだろうから。
スズ子はたくさんの人たちの応援を受けながら、歌手活動のテージに戻りつつある。
ここからも様々な名曲が生まれることになるのだろう。